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バイデン米大統領は10日、この日発表された5月の消費者物価指数(CPI)が40年あまりぶりの高い伸びを記録したことを受け、米国のインフレは「しばらく」続く可能性があるとの見方を示した。

5月のCPIは前年同月比で8.6%上昇。市場予想(8.3%上昇)を上回り1981年12月以来、40年5カ月ぶりの大幅な上昇率となった。

バイデン氏はカリフォルニア州で開催された民主党のイベントで「われわれはしばらく、このインフレと付き合っていくことになる。徐々に下がっていくだろうが、しばらくは付き合っていくことになる」と述べた。

米政権やエコノミストの多くは当初、インフレ圧力は「一過性」で新型コロナウイルス禍からの回復が進むにつれて緩和すると考えていたが、ロシアのウクライナ侵攻でエネルギーや食料の供給が混乱し物価上昇圧力に拍車がかかった。

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