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アメリカ商務省が15日発表した6月の小売業の売上高は6806億ドル、日本円でおよそ94兆円と、前の月を1.0%上回り、2か月ぶりに増加に転じました。

内訳では「ガソリンスタンド」が原油高を受けた販売価格の上昇を背景に3.6%増えたほか「ネット通販」が2.2%「レストラン・バー」も1.0%増加しました。

アメリカでは6月の消費者物価が前の年の同じ月と比べて9.1%の上昇と、40年半ぶりの記録的な水準となりましたが、雇用や賃金の改善傾向を背景に個人消費に一定の底堅さが示されました。

ただ、同じ日に発表された企業の生産動向を示す先月の「鉱工業生産指数」は前の月と比べて0.2%低下していて、経済活動の減速傾向も表れています。

アメリカ経済は物価上昇の長期化に加え、このインフレを抑え込むために中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会が消費や投資を冷やす金融引き締めを加速させていて、景気の先行きへの警戒が続きそうです。

#経済統計