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大相撲名古屋場所8日目、結びの一番となった横綱照ノ富士と平幕・若元春の取組は、力士の緩んだまわしを行司が結び直すため、勝負を中断する「まわし待った」が成立していたかどうかを巡って、審判が協議し、ビデオ室と連絡を取りながら勝負を再開させる珍しい展開となりました。

およそ2分の長い相撲となった照ノ富士と若元春の一番は、四つに組み合った展開で若元春が前に出て寄り切りましたが、直後に審判が土俵に上がり、若元春が前に出る直前に行司の式守伊之助が行った「まわし待った」が成立したかどうかを巡って協議しました。

2分半を超える協議の末、佐渡ヶ嶽審判長が館内に対し、「行司がまわし待ったをしたときに、動いてしまいましたので、まわし待ったの状態から再開します」と説明しました。

この後、佐渡ヶ嶽審判長は、ビデオ室の親方と連絡を取り合い、およそ4分半をかけて、照ノ富士と若元春の足の位置など体勢を確認して勝負を再開させました。

再開後は、若元春が前に出たところを照ノ富士が下手投げでくだし、10秒ほどで決着がつきました。

取組のあと、敗れた若元春は「まわし待った」について「全然分からなかった。体が離れたときに横綱が『何で』と不思議そうな顔をしていたので、そこで何かあったかなとわかった。再開となった時には気持ちを切り替えて頑張ろうと思った」と話していました。

照ノ富士は取材に応じず会場をあとにしました。

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