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イエレン米財務長官は24日、米経済は減速しているとし、リセッション(景気後退)のリスクがあると認めたが不可避ではないとの見解を示した。

NBCの番組で「景気は後退していない。しかし減速している移行期にあり、それは必要で適切なことだ」と語った。

またインフレは「高すぎる」と述べ、連邦準備理事会(FRB)の最近の利上げが、高騰する物価の抑制に寄与しているとの認識を示した。

バイデン政権も戦略石油備蓄を放出しており、これがすでにガソリン価格押し下げにつながっているとの認識も示した。

イエレン氏は「リセッションを絶対に避けられるとは言っていない」とした上で「労働市場の強さを維持しながらインフレを押し下げる道はあると考えている」と述べた。

第1・四半期国内総生産(GDP)は年率換算で前期比1.6%減少した。

イエレン氏は第2・四半期もGDPが減少したとしても、雇用市場と需要の強さを考えればリセッションを示唆するものにはならないと指摘。「リセッションは経済が広範囲にわたって弱くなることだ。今のところそれは見られていない」と語った。