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中国は1日付で台湾企業35社からのビスケットやペストリーの輸入を停止した。ペロシ米下院議長が台湾を訪問すると報じられており、中国による警告の可能性がある。

台湾の中央通信社は2日、食品部門として中国の税関に登録されている台湾企業3200社の2066件が「輸入停止」となっていると報じた。

国税関総署のウェブサイトに掲載された登録データをロイターが調べたところ、ビスケット、ペストリー、パンのカテゴリーで107件のうち35件が「輸入停止」となっていた。

台湾のある食品メーカーの経営者は、自社の輸出が禁止された理由は分からないと述べた。

中国は「一つの中国」の原則に反するとしてペロシ氏の訪台を取りやめるよう米側に繰り返し求めている。

中国政府は3日、台湾との貿易で天然の砂やかんきつ類など、一部の品目について輸出入を暫定的に停止すると相次いで発表しました。

中国政府はこうした措置についてアメリカのペロシ下院議長の台湾訪問との関係に言及していませんが、圧力の一環という見方が出ています。

このうち輸出については、建設などに使われる天然の砂の輸出を、法律に基づいて3日から暫定的に停止するとしています。

具体的な理由は明らかにしていません。

また、輸入については台湾産のかんきつ類と一部の冷凍の水産物について、去年以降、複数回、害虫が検出されたことやことし6月に包装から新型コロナウイルスが検出されたなどとして、3日から暫定的に停止するとしています。

このほか、複数の台湾メディアは1日夜、中国の税関当局が台湾企業100社あまりが扱う水産物や茶葉などの食品の輸入を書類の不備を理由に突然停止を決めたと伝えています。

中国政府はこうした措置についてアメリカのペロシ下院議長の台湾訪問との関係に言及していませんが、中国はこれまでも台湾産の果物や養殖魚の輸入を突然停止し、台湾側が「政治的な圧力だ」と反発した経緯もあり、今回も圧力の一環という見方が出ています。

米海軍は2日、台湾東方のフィリピン海に空母を含む艦艇4隻を配備していることを明らかにした。「通常の」配備と説明している。

関係者によると、ペロシ米下院議長は2日夜に台湾を訪問する予定。

配備されているのは、空母「ロナルド・レーガン」、ミサイル巡洋艦「アンティータム」、駆逐艦「ヒギンズ」、強襲揚陸艦トリポリ」。

海軍関係者はロイターに対し匿名を条件に「万一の事態に対応できるが、通常の配備だ」とし、正確な場所についてはコメントできないと述べた。

アメリカのペロシ下院議長は2日夜、専用機で台北の空港に降り立ち、呉※ショウ燮 外交部長らの出迎えを受けました。
※ショウは「かねへん」に「りっとう」

台北にあるアメリカの代表機関「アメリカ在台協会」によりますと、ペロシ議長は3日まで滞在し、台湾の指導者らと米台関係や平和・安全保障問題などについて意見を交わすということです。

台湾メディアはペロシ議長が蔡英文総統らと会うと伝えています。

ペロシ議長は大統領権限を継承する順位が副大統領に次ぐ2位の要職で、アメリカの現職の下院議長が台湾を訪問するのは1997年のギングリッチ氏以来25年ぶりです。

「台湾は中国の一部だ」と主張する中国政府は、ペロシ議長の台湾訪問計画がイギリスの新聞フィナンシャル・タイムズで7月中旬に報じられた直後から、「断固反対する。訪問すれば強力な措置をとる」などと繰り返し表明していました。

中国政府が今後、軍事的な対抗措置をとるようなことがあれば、地域の緊張がいっそう高まることが懸念されます。

ペロシ下院議長は台湾に到着した直後に同行している議員らと声明を発表しました。

その中では「アメリカ議会の代表団の台湾訪問は、台湾の活力ある民主主義を支援するというアメリカの揺るぎない関与を示すものだ」とその意義を説明しています。

そして「世界が専制主義か民主主義かの選択を迫られる中で、2300万人の台湾の人々とアメリカの連帯はこれまでになく重要だ」としています。

そのうえで今回の訪問について「長年にわたるアメリカの政策と矛盾するものではない。アメリカは一方的に現状を変更しようとする試みに反対し続ける」として、アメリカの台湾政策に変更はないと強調しています。

また、ペロシ議長は有力紙ワシントン・ポストにも寄稿し「近年、中国は台湾との緊張関係を劇的に高めている」として、軍事、サイバー、そして経済のあらゆる面で中国が台湾への圧力を強めていると非難しました。

そのうえで「中国共産党が抑圧的な行為を加速させる中で議会の代表団の訪問は、アメリカは台湾とともにあるという明確なメッセージだとみなされるべきだ。われわれは中国共産党が台湾を脅かすのを黙ってみているわけにはいかない」としています。

アメリ連邦議会の現職の下院議長が前回、台湾を訪れたのは、25年前の1997年です。

当時の共和党ニュート・ギングリッチ議長は、アメリカが1979年に台湾と断交して以来、アメリ連邦議会の下院議長として初めて台湾を訪れ、李登輝総統などと会談しました。

会談後の記者会見でギングリッチ氏は「中国が武力によって台湾を統一しようとすれば、アメリカはあらゆる手段で台湾を防衛する」などと述べ、中国側は「内政干渉だ」として強く反発しました。

ペロシ下院議長の台湾訪問をめぐっては、中国側が「訪問を強行すれば、中国は断固とした強力な措置をとる」などと強くけん制したことからアメリカでは、訪問前から大きな議論を呼んできました。

バイデン大統領は先月20日、「軍はいま行くのはよい考えだとは思っていない」と述べたほか、有力紙、ワシントン・ポストは、先月23日、バイデン政権は台湾海峡の緊張が一気に高まることを懸念し、ペロシ議長に対し、訪問のリスクを説明したと伝えました。

一方、トランプ前政権で国防長官を務めたマーク・エスパー氏は先月26日、シンクタンクのイベントで「自己抑止をすべきでない。脅しには立ち向かわなければならない」と述べたほか、共和党の議員や一部の民主党の議員からも訪問を後押しする声が上がっていました。

バイデン大統領と習近平国家主席は日本時間の先月28日、電話による首脳会談を行い、両首脳は対話を継続し、今後、対面での首脳会談の時期を模索していくことで一致しました。

バイデン政権の高官はペロシ議長の台湾訪問をめぐるやり取りが首脳会談の中で行われたか明らかにしませんでしたが、ペロシ議長が中国の反対を押し切る形で台湾を訪問したことで米中関係の悪化は避けられず、台湾海峡の緊張が高まることも懸念されます。

アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問したことについて、中国政治に詳しい専門家は中国は演習を行うなどして反発の意思は示すものの、軍事的な衝突までには発展しないとみられると指摘しています。

中国政治に詳しい早稲田大学天児慧名誉教授は民主党ペロシ下院議長が台湾を訪問した背景について「アメリカがことし秋に中間選挙を控え、民主党が不利な状況に置かれているとも言われる中で中国に対する強硬な姿勢を国内向けに見せる。その材料として、台湾を訪問することによってアメリカが世界のリーダーシップを握っているということをアピールした」と指摘しています。

中国の受け止めについては「習近平国家主席としてはペロシ下院議長の台湾訪問を何も抵抗しないで見過ごすと、口だけの腰抜け外交などと国内から強い反発が出るため、強気の態度を示さないとならない。一方でアメリカとの対立に拍車をかける状態にすれば、コロナ禍で経済的な問題を抱えているなかで新たな火種を作り出すことになるので、非常に頭が痛いと思う」と話しています。

そのうえで中国の対応について「目立つけれど実害が出ないのは軍事的な威嚇を何回か続けるということだろう。しかしそれは威嚇であって攻撃をするわけではない」と述べ、演習などで反発の意思は示すものの、軍事的な衝突までには発展しないとみられるという認識を示しています。

中国外務省は2日、ペロシ米下院議長の台湾訪問は台湾海峡の平和と安定を著しく損なうとして非難した。

外務省はペロシ氏の台湾到着直後に発表した声明で、ペロシ氏の台湾訪問で中米関係の政治的基盤が深刻な影響を受けるとし、米国に強い抗議を申し入れたと明らかにした。

中国国防省は2日夜、ペロシ米下院議長の台湾訪問を踏まえ、中国軍は厳戒態勢を敷き、「的を絞った軍事演習」を開始すると発表した。

人民解放軍東部戦区司令部も、2日夜から台湾周辺の空域および海域で合同軍事演習を実施し、台湾海峡での長距離実弾射撃などの演習を行う計画を示した。

これを受け、台湾国防部(国防省)は2日、中国が今後数日間にわたり台湾周辺で軍事演習を行うと発表することにより主要な港や都市を脅かそうとしていると指摘。声明で、軍事演習は台湾市民を心理的に威嚇することを目的としているとしたほか、台湾軍は警戒レベルを「強化」しており、市民は心配する必要はないとした。

北朝鮮外務省は3日、ペロシ米下院議長の台湾訪問について、中国の内政問題に対する「無分別な干渉」だとして米国を非難した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた。

2日夜に台湾に到着したペロシ氏は声明で、今回の訪問は台湾に対する米国の揺るぎないコミットメントを示すと述べた。一方、中国は台湾海峡の平和と安定を著しく損なうと非難した。

KCNAによると、北朝鮮外務省の報道官は、台湾問題に対するいかなる外部勢力の干渉も「強く非難」し、中国を「全面的に支持」すると表明。「内政に公然と干渉し、領土の一体性を損なう外部勢力の動きに対抗措置を取るのは、主権国家の当然の権利だ」と述べた。

#朝鮮半島

中国の鄭沢光駐英大使は2日、英議会の議員団が台湾を訪問すれば、中英関係において「重大な結果」を招くと警告した。英紙ガーディアンが伝えた。

大使はロンドンで行われた記者会見で、訪台は中国の内政に干渉することになると述べたという。

さらに「われわれは英国側に対し、中英共同コミュニケを順守し、台湾問題の非常に敏感な状況を過小評価せず、米国の二の舞にならないよう求める」と述べた。

同紙は前日、 英下院外交委員会の代表団が、おそらく今年11月か12月初旬に台湾を訪問する計画だと報じていた。

英国の次期首相候補であるトラス外相とスナク前財務相は、中国に対して強硬姿勢を示している。

ガーディアン紙によると、大使は両氏の中国に関する発言に対して、英国の政治家に二国間関係の根本について「現実的になる」よう促した。

2日夜、台湾に到着したアメリカのペロシ下院議長は日本時間の3日午前11時半すぎから台北の総統府で蔡英文総統と会談しました。

蔡総統は会談の冒頭、台湾とアメリカの友好関係を促進した功績をたたえて勲章を授与し、「ペロシ議長は台湾の最も揺るぎない友人だ。台湾の民主主義の発展に関心を持ち続け、長期にわたって国際社会への参加を支持してくれていることに心から感謝する」と述べ、25年ぶりとなるアメリカの現職の下院議長の訪問を歓迎しました。

一方で、蔡総統は中国を名指ししなかったものの「民主主義の台湾が侵略されればインド太平洋地域全体の安全にとって大きな衝撃となる」と指摘し、「エスカレートし続ける軍事的な威嚇に対して台湾は退くことなく、民主主義の防衛ラインを堅く守り抜く」と述べました。

これに対して、ペロシ議長は中国などを念頭に「世界は今、民主主義と専制主義のどちらを選ぶのか迫られている」と述べた上で、「台湾と世界の民主主義を守るためのアメリカの決意は揺らぐことはない」として、台湾との連帯を強調しました。

ペロシ議長の台湾訪問に強く反対する中国は台湾周辺で軍事演習を行うとしていて、地域の緊張が一層高まることが懸念されます。

ペロシ米下院議長は3日、台湾の立法院(議会)で演説し、台湾は「世界で最も自由な社会の一つだ」と称賛した。蔡英文総統のリーダーシップに感謝するとし、米台の議会間協力の強化を呼びかけた。

また、米議会が先に可決した、中国に対する競争力向上を目指す国内半導体産業支援法は「米台経済協力の機会拡大につながる」と強調した。

今月1日からニューヨークの国連本部で開かれているNPTの再検討会議では、これまで各国の代表からアメリカやロシアによる核軍縮が停滞していることへの懸念とともに、中国による核戦力の増強への非難が相次いでいます。

こうした中、中国外務省の傅聡 軍縮局長が2日演説し「われわれの核戦力は常に安全保障に必要な最低水準にとどめている」と述べ、各国の非難に反論しました。

その一方で、アメリカ、イギリス、オーストラリアが中国を念頭に新たな安全保障の枠組み「AUKUS」を設け、オーストラリアに原子力潜水艦の配備を計画していることについて、傅聡 軍縮局長は「国際社会は核不拡散のダブルスタンダードを許してはならない。3か国の原子力潜水艦の協力はNPTの目的と趣旨に反し、核拡散のリスクをもたらす」とアメリカなどをけん制しました。

AUKUSの原子力潜水艦の配備計画をめぐっては、前日1日の会議でアメリカのブリンケン国務長官が「潜水艦は核燃料を動力に用いるもので、核兵器を搭載するものではない。NPTのもとで最大限の安全性と核不拡散の基準を順守する」と釈明しましたが、中国の反発は根強く、会議を通じて米中の対立の火種となることも予想されます。

#オセアニア

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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