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北朝鮮金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正氏は19日、核兵器の放棄と引き換えに経済支援するという韓国の提案について、受け入れないと表明した。

韓国の尹錫悦大統領は今年5月、就任式典後の演説で、北朝鮮核兵器開発は脅威だが、北朝鮮が非核化にコミットすれば、経済計画を提供する用意があると述べていた。

尹氏は就任から100日を迎えた17日の記者会見でも、北朝鮮が核開発を断念し非核化に着手すれば、大規模な経済援助を提供すると改めて強調した。

金与正氏は朝鮮中央通信(KCNA)が伝えた声明文で、韓国の案は無知によるものであり「現実からかけ離れた愚行の極み」と断じた上で「北朝鮮が非核化措置を取れば」という前提自体が誤りだと表明。

「わが国の中心たる核を『経済協力』と交換するという考えが、尹錫悦(韓国大統領)の夢、希望、計画であることを考えると、彼が本当にうぶで、未熟だと判断せざるを得ない」と述べた。

さらに、今回の計画が機能しないため、尹氏が今後別案を提示してくるかもしれないが、「われわれは彼と面と向かって座ることはないと明確にする」と強調した。

専門家は尹氏が示した新たな経済支援計画について、かつてトランプ前米大統領と金総書記の首脳会談で示されたものなど、歴代の韓国大統領が示した案に近いとし、北朝鮮が同案を受け入れる可能性は低いとみられるという。

北朝鮮キム・ジョンウン金正恩)総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏は、非核化の見返りに経済支援を行うとする、韓国のユン・ソンニョル大統領の提案について「絶対に相手にしない」とする談話を発表し、提案を拒否しました。

19日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記の妹、キム・ヨジョン氏が韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)政権の北朝鮮政策について18日付けで談話を発表したと伝えました。

談話では、ユン大統領が今週15日の演説で、北朝鮮が実質的な非核化に転換した場合、北朝鮮に対して幅広い支援事業を段階的に行うと提案したことについて「実現とは、かけ離れた愚かさの極致だ」と批判しました。

その理由として、来週22日から予定されている米韓合同軍事演習などを挙げて「提案の明くる日には侵略戦争演習を強行する恥知らずだ。人間として嫌いだ」とユン大統領を名指しで非難しました。

そのうえで、「われわれは絶対に相手にしないことを、はっきりとさせておく」として、対決姿勢を鮮明にしました。

一方、17日に発射したとみられる巡航ミサイルについては、「兵器の試験」だったと明らかにし、発射地点については「ピョンアン(平安)南道アンジュ(安州)だ」と述べ、韓国軍が探知した地点とは異なると、けん制しました。

韓国政府で北朝鮮との関係を担うクォン・ヨンセ(権寧世)統一相は、19日、国会での答弁で「非常に無礼で品格のない表現で韓国の大統領を非難し、大胆な構想をわい曲して批判したことは大変遺憾だ。このようなことは、北にとっても、朝鮮半島の平和のためにも、非常に悪いことだ」と述べました。

そのうえで「北との間で非核化に関する対話ができるように、われわれは継続して忍耐心をもって努力していく」と述べました。

北朝鮮では、新型コロナウイルスの感染によるとみられる発熱者が首都ピョンヤンで急増したことし5月、医薬品の安定的な供給などにあたるため、朝鮮人民軍の医療部門が投入されていました。

キム・ジョンウン総書記は、新型コロナを抑え込んだとして、先週「勝利宣言」を行ったのに続いて、18日、軍医らを前に演説したもようを、国営の朝鮮中央テレビが19日に放送しました。

この中でキム総書記は「国家の安全と人民の生命・財産を脅かす非軍事的な挑戦にも勝利できる能力を示した」とたたえました。

そのうえで「軍医部門は、戦争遂行を支えるという本来の使命に即して、国の保健医療の防衛線を強固にするうえで先頭に立つべきだ」と強調しました。

北朝鮮は、韓国側から風船につけて飛んできたビラなどが、ウイルスの感染源だと主張するとともに、来週からアメリカと合同軍事演習を行う韓国への非難を強めていて、キム総書記としては、軍内部の結束の強化を図るねらいがあるとみられます。

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