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国営の中国中央テレビは、東北部・吉林省にある裁判所が22日、中国の公安省次官や司法相などを歴任した傅政華被告に対し、執行猶予2年のついた死刑判決を言い渡したと伝えました。

傅被告は2005年から去年まで、職務上の権限を利用して1億1700万人民元、日本円で合わせて23億円余りの賄賂を受け取ったほか、弟の犯罪を処理しなかったなどとされています。

習近平指導部は、元最高指導部メンバーの周永康氏など警察や司法を管轄する部門に影響力のある人物を、習主席に敵対してきたとして次々に排除してきました。

傅被告も警察や司法のキャリアが長く、習近平指導部は来月開かれる共産党大会を前に党内の引き締めを強めているとみられます。

国営の中国中央テレビは23日、河北省にある裁判所が唐山の飲食店でことし6月、女性客に集団で暴行し、けがをさせたとして傷害の罪などに問われた主犯格の被告に対し、懲役24年の判決を言い渡したと伝えました。

このほか、合わせて起訴された犯罪グループの男女27人にそれぞれ懲役6か月から11年の判決が言い渡されました。

事件をめぐっては、女性客に対する激しい暴力や犯罪グループと警察の癒着を批判する声がインターネット上で相次ぎ、地元の警察幹部が賄賂を受け取ったとして処分されるなど高い関心を集めていました。

判決は初公判から10日で言い渡され、習近平指導部としては、来月開かれる共産党大会を前に、犯罪に対する厳しい姿勢を示すとともに早期に幕引きを図り、国民の不満を和らげたいねらいがあるとみられます。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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