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サウジアラビアを訪問している中国の習近平国家主席は8日、首都リヤドの王宮でサルマン国王と会談しました。

中国外務省によりますと会談で習主席は「サウジアラビアとの戦略的な意思疎通を強化し、各分野での協力を深めたい」と述べ、両国の対話を強化する考えを示したということです。

その上で両首脳は包括的戦略パートナーシップ協定に署名し、2年ごとに首脳会談を開催することで合意しました。

続いて習主席は政治の実権を握るムハンマド皇太子とも会談し、巨大経済圏構想「一帯一路」の推進や、サウジアラビアが環境に配慮したエネルギーとして増産を目指す水素の活用などで協力することで合意したとしています。

中東・湾岸産油国を主導する立場にあるサウジアラビアは、中国にとって主要な原油の調達先で、中東における最大の貿易相手国ですが、アメリカとも安全保障や経済分野で関係を築いていて、ことし7月にはバイデン大統領が訪れてサルマン国王と会談しています。

中国としては、中東で影響力を高めるためサウジアラビアとの関係を強化することで、この地域に影響力を持つアメリカをけん制するねらいもあるとみられます。

サウジアラビアは1990年に中国と外交関係を樹立して以降、原油の輸出量を伸ばしていて、ノルウェーの調査会社、ライスタッド・エナジーによりますと、ことし1月から10月までの原油の輸出量は中国向けが全体の2割余りと最も多くを占めています。

また、国営石油会社サウジアラムコ中国企業と共同で中国東北部遼寧省に製油所などを建設し、2024年から稼働させる計画も明らかにしていて、サウジアラビアとしては、中国への原油の安定供給を通じて財政基盤を強化したいねらいがあるものとみられます。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、習近平国家主席の訪問にあわせて7日に発表した声明の中で「サウジアラビアは中国と強固で戦略的な関係を持ち、中国の信頼できるパートナーであり続ける」とコメントし、エネルギー分野での中国との強固な協力関係を強調しています。

サウジアラビアの首都リヤド市内のホテルには、中国の習近平国家主席の訪問にあわせてメディアセンターが設けられました。

メディアセンターには、中国国営の新華社通信や中国共産党の機関紙、人民日報の記者など中国メディアの関係者が50人ほどつめかけ、地元、サウジアラビアのメディアのインタビューに応じていました。

中国政府は、習主席による今回のサウジアラビアでの一連の会談を「建国以来最大かつ最高のアラブ諸国に対する外交活動」と位置づけていて、メディアを通じて成果を国内外に示すねらいがうかがえます。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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