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来日したのは、旧ソビエトの3大バレエ団に名を連ねる名門「ウクライナ国立バレエ」の日本人初の芸術監督、寺田宜弘さん(46)やダンサーなどおよそ100人です。

今回の日本公演はロシアによる軍事侵攻の影響で開催が危ぶまれましたが、団員たちから、「ウクライナを支援してくれている日本に恩返しがしたい」という声が多く聞かれ、実現したということです。

今回の公演は停電により練習が思うように進まなかったり、舞台装置の輸送ができず、幕などを日本国内で調達したりした異例の事態の中で開催されるということです。

NHKの取材に応じた寺田さんは「私の生まれた日本で大きな仕事ができて幸せだ。感謝の気持ちを込めて、ウクライナのすばらしい芸術を紹介したい」と話していました。

また、主演を務めるキーウ在住のヤン・ヴァーニャさん(36)は「来日できたことに感謝している。最高のパフォーマンスを届けたい」と話していました。

公演は17日から横浜市で始まり、その後、東京都内など合わせて全国9の都市で行われる予定です。

今回の来日公演で披露されるのは、スペインを舞台にした恋物語として知られる「ドン・キホーテ」です。

ウクライナ国立バレエは、これまでの公演では「白鳥の湖」などロシアを代表する作曲家、チャイコフスキーの作品を多く披露してきましたが、ウクライナ政府からの要請で、ことしはこうした作品の公演を見合わせたということです。

今月11日、ウクライナの首都キーウで来日前、最後の練習が行われ、ダンサーたちが振り付けなどを細かく確認していました。

最高位のプリンシパルを務め、「ドン・キホーテ」で主役を演じるニキータ・スハルコフさんは「ウクライナへの支援をありがとうございます。明るく楽しいすてきな演目なので、ぜひすべての人に楽しんでもらいたい」と話していました。

また今月6日にバレエ団の芸術監督に日本人として初めて就任した寺田宜弘さんは「チャイコフスキーの曲を使うことができない中で、新しいウクライナの芸術、新しい時代を作っていくのが私の役目です」と話していました。

#反ロシア#対中露戦

航空自衛隊、日本周辺での警戒監視を強化するために導入した無人偵察機グローバルホーク」を運用する部隊を15日、発足させました。自衛隊無人機の運用を専門とする部隊が発足したのは初めてです。

グローバルホーク」は、アメリカで開発された全長およそ15メートルの大型の無人偵察機で、防衛省はおよそ340億円をかけて2機調達し、ことし3月、青森県航空自衛隊三沢基地に配備しています。

その後、必要な整備や点検などを行った結果、警戒監視の任務を行える状況になったとして、機体の運用などを行う隊員およそ130人の「偵察航空隊」を15日、三沢基地に発足させました。

グローバルホーク」は地上からの無線操縦によって36時間連続で飛行できるほか、高性能の赤外線カメラを使って、高度2万メートルの上空から偵察や監視が可能だということで、航空自衛隊は天候などの条件が整いしだい、警戒監視の任務を始めるとしています。

自衛隊無人機の運用を専門とする部隊が発足したのは初めてで、今後、さらに1機が三沢基地に配備される計画です。

航空自衛隊トップの井筒俊司航空幕僚長は、15日の会見で「通常の航空機よりも長い滞空時間が確保でき、集中的な監視活動ができる。ノウハウを蓄積し、早期に戦力化する」と述べました。

防衛省は防衛力の強化に向けて無人機の導入をさらに進める方針で、海上自衛隊も地上から操縦を行う大型の無人航空機「シーガーディアン」の試験運用を、来年度から行うことにしています。

陸上自衛隊福島県郡山市の部隊では、ことし6月まで所属していた五ノ井里奈さん(23)が複数の隊員から性被害を受けたと訴え、防衛省が調査を進めてきました。

その結果、当時の上司にあたる20代から40代の陸曹5人が五ノ井さんに性暴力を行ったことが確認できたとして、15日付けで免職の懲戒処分にしたと発表しました。

このうち4人は去年6月と8月、訓練後の飲食の場で胸を触ったり、押し倒して体を触ったりしたほか、別の1人がこうした行為の一部を指示して行わせていたということです。

一部の陸曹は、五ノ井さんに口外しないよう口止めしたほか、自衛隊内の調査に対して、事実を否定したり虚偽の説明を行ったりしたということです。

また、五ノ井さんから被害の訴えを受けたのに事実関係を調査しないなど、職務怠慢があったとして、中隊長だった1等陸尉を停職6か月の懲戒処分にしました。

さらに、
五ノ井さんに対し、服を脱ぐよう促す性的な発言をしたとして、3等陸尉を訓戒の処分にしたほか、
指揮監督義務違反があったとして、大隊長だった2等陸佐を注意、連隊長だった1等陸佐を口頭注意の処分にそれぞれしました。

陸上自衛隊トップの吉田圭秀陸上幕僚長は15日の会見で「改めて今回の事案を重く受け止めている。加害者が相手に性被害を与えているという認識が欠如していた。それはハラスメントを許さないという組織風土が形成されていないところに大きな原因がある」と述べました。

また、五ノ井里奈さんに対しては「以前、会見で自分の名前と姿を表に出し、訴えざるをえない状況を作ったことに、本当に心から申し訳なく謝罪をさせていただいたが、その気持ちは今も全く変わっていない。五ノ井さんは仲間であったわけで、悲しくつらい思いをさせたことに、この組織を束ねる者として強い責任を感じている」と述べました。

そのうえで「陸上自衛隊に、ハラスメントを根絶する組織風土を本当に定着させていきたいと思っている。1回の教育で根絶できるものではないと強く認識しており、数年単位で施策を徹底することで、必ずやハラスメントを許さない風土を根づかせていきたい」と述べ、再発防止の取り組みを徹底する考えを強調しました。

五ノ井里奈さんは今回の処分を受けて、自身のSNSに「加害者は処分の重さに関係なく、誠意を持って責任をとっていただきたい」などと投稿しています。

防衛省は、組織内のハラスメントの実態を調べるためことし9月から行っている特別防衛監察について、11月末時点で1414件の被害の申し出があったことを明らかにしました。

種類別では延べ数で、
パワハラが1256件と8割以上を占め
▽セクハラが116件
▽妊娠や出産を理由に不利益な扱いをされるマタハラなどが34件
▽その他や不明が91件となっています。

また、組織別では
陸上自衛隊が822件
海上自衛隊が279件
航空自衛隊が203件
防衛省の内局や防衛大学校などが110件となっています。

申し出た人の内訳は、
▽現役の職員が1176件
▽退職者が100件
予備自衛官即応予備自衛官などが79件
▽家族などの関係者や不明が59件だったということです。

また被害に関する組織の対応などについては、延べ数で、
▽「対応が不十分なまま終了した」が476件
▽「組織内では相談や申し出をしていない」が428件
▽「不十分な対応が継続中」が181件
▽「対応を得たが証拠不十分で終了」が111件
▽「その他や不明」が327件だったということです。

防衛省はこれらの申し出について、事実関係を確認し、本人の意向を踏まえて、被害が起きたそれぞれの組織に通知し、具体的な調査を進めているとしています。

また、防衛省はハラスメント対策を抜本的に見直すため、先月設置した有識者による会議の初会合を15日に開き、特別防衛監察の状況などについて説明したということです。

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