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ペルーでは先週、罷免されたカスティジョ前大統領が憲法に違反した反逆容疑で捜査当局に拘束され、これに反発する支持者のデモが続いています。

ペルー政府は非常事態を宣言し沈静化を図っていますが、政府などによりますと、治安部隊との衝突でこれまでに市民8人が死亡し、現在も国内の5つの空港や各地の幹線道路がデモ隊によって封鎖されています。

現地の観光関係者によりますと、観光の拠点となっている南部のクスコやその周辺に、およそ20人の日本人観光客が足止めされています。

このうち今月12日に世界遺産マチュピチュを訪れた千葉県松戸市の饗庭亮介さんと宮川ゆり子さんは、ペルー政府の非常事態宣言を受けてマチュピチュを離れ、クスコ市内で航空便の再開を待っています。

2人は「路上にがれきや壊れた窓ガラスが散乱し、自由に移動ができない状況が続いています。救急車や警察車両のサイレンが頻繁に鳴り響いています」と現地の状況を語りました。

ペルーの日本大使館は現地の日本人旅行者に対し、不要不急の外出を避け、自身の安全の確保を最優先にするよう呼びかけています。

日本人観光客が足止めされているペルー南部のクスコでは、観光業が町の大きな収入源となっていることから、デモの影響を懸念する声が多く聞かれます。

現地で日本人向けの観光ガイドをつとめるペルー人のマリソル・デルガドさんは「このような状況は初めて見ました。クスコは観光収入で成り立っている町で、少しずつパンデミックから回復していたので本当に許せないし、信じられない」と話していました。

クスコ市内でペルー料理店を営む鈴木健夫さんと妻の清子さんは「13日ごろからデモが激しくなり、略奪行為が起きました。ふだんは静かな町で、このようになるのは初めてです。若い人たちの間で不満がたまっていて、それが暴動という形で出たのではないか」と話していました。

そのうえで「コロナ禍で観光客が途絶えた後、やっと日本からも人が戻ってきていたのにまたかという感じです。安全な旅行ができるようになってほしいです」と話していました。

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