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防衛省によりますと、16日午後、中国海軍の空母「遼寧」など合わせて6隻が沖縄本島宮古島の間の海域を通過し、東シナ海から太平洋に出たのを海上自衛隊が確認しました。

中国の空母が、この海域を通過したのはことし5月以来12回目で、領海への侵入はなかったということです。

6隻の中には、最新型のミサイル駆逐艦2隻や燃料などを補給できる戦闘支援艦が含まれていて、防衛省関係者によりますと、太平洋に一定期間展開して訓練を行う可能性があるということです。

中国の空母は去年の同じ時期にも太平洋に出たあと、戦闘機やヘリコプターの発着を繰り返したのが確認されていて、防衛省は航行の目的を詳しく分析するとともに警戒と監視を続けています。

アメリカ・ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は、日本政府の決定について「日本は自由で開かれたインド太平洋を守るため、歴史的な一歩を踏み出した」と歓迎する声明を発表しました。

また、オースティン国防長官は声明で、日本が敵のミサイル発射基地などをたたく「反撃能力」を保有することを支持するとした上で「両国の国防戦略の目標を支援するため、日本と協力することに全力を尽くす」と強調しました。

日米の安全保障問題に詳しいアメリカのランド研究所のジェフリー・ホーナン上級政治研究員は「アメリカは20年前に持っていたような支配力や優位性を失っており、日本が地域に積極的に関与し能力の高い防衛力を持つことは 大きな助けとなる。アメリカの資源を特定の役割や任務に使えるようになる」と述べ、日本の防衛力の強化はアメリカにとっても利益が大きいという認識を示しました。

バイデン政権は、急速に軍事力を増強する中国などを念頭に日米の連携を強化しながら抑止力を高めたい考えです。

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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