ブラジル 連邦議会に前大統領支持者侵入 周辺で抗議活動続く中 #nhk_news https://t.co/gmE7so1xvL
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月8日
ブラジルの首都ブラジリアでは8日、今月1日に就任したルーラ大統領への抗議活動を続けるボルソナロ前大統領の支持者がバリケードを通り抜け、連邦議会やその近くにある最高裁判所や大統領府の建物に侵入しました。
現地からの映像では、ブラジル国旗を身に着けた人が連邦議会の建物になだれ込む様子や、当局側が発射した催涙弾によるとみられる白い煙が上がる様子も確認できます。地元メディアはおよそ3000人が関わっているとみられると伝えていて、一部は窓を割るなど暴徒化しています。
ブラジル大統領選挙は去年10月に決選投票が行われ左派のルーラ氏が右派のボルソナロ氏に僅差で勝利し、大統領に就任しましたが、ボルソナロ氏の支持者の一部は結果を受け入れておらず、強く反発しています。
ルーラ大統領は、滞在先のサンパウロ州で記者団の取材に応じ「ブラジリアの暴動に関わったすべての人を見つけ、罰する」と述べ、事態の収拾に向けて全力をあげる考えを示しました。
ロイター通信が配信した大統領府内で撮影された映像からは、窓ガラスが割られたり、展示物が壁から剥がされたりしている状況が確認できます。
また、建物内には、黄色い服を着た大勢のボルソナロ元大統領の支持者がとどまっていて、中にはブラジル国旗を掲げる人や、テーブルの上に座るなどして写真や動画を撮っている人もいます。
ブラジルの連邦議会などにボルソナロ前大統領の支持者が侵入したことについて、アメリカ・ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は8日、ツイッターに「アメリカはブラジルの民主主義を弱体化させようとするいかなる試みも非難する」と投稿しました。
そのうえで「ブラジルの民主的制度へのわれわれの支持は確固たるものだ。ブラジルの民主主義が暴力によって揺るがされることはないだろう」としています。
【速報 JUST IN 】ブラジル 連邦議会侵入の前大統領支持者を排除 一部で衝突続く #nhk_news https://t.co/8egSul09xE
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年1月9日
ブラジルの首都ブラジリアでは8日、ボルソナロ前大統領の支持者がバリケードを通り抜け、連邦議会やその近くにある大統領府や最高裁判所の建物に侵入しました。
現地からの映像には、ブラジル国旗を身に着けた人が連邦議会の建物になだれ込む様子や、議会の窓ガラスが大きく破られたり、大統領府の事務所が荒らされたりするなど、施設の一部が破壊される様子が映し出されています。
地元メディアはおよそ4000人が今回のデモに参加しているとみられると伝えていますが、治安部隊が催涙弾を使うなどして鎮圧にあたり、侵入者はすべて排除され、現地の治安当局はこれまでに300人を逮捕したということです。
去年10月に行われたブラジル大統領選挙では、左派のルーラ氏が右派のボルソナロ氏に僅差で勝利し、今月1日に大統領に就任しましたが、ボルソナロ氏の支持者の一部は結果を受け入れず、強く反発していました。
現在、アメリカに滞在しているボルソナロ氏はみずからのツイッターに「平和的で合法的なデモは民主主義の一部だが、きょう起きたような公共施設への侵入や略奪は法の範囲外にある」と投稿し連邦議会などに侵入した支持者たちの行動を非難しました。
また、ルーラ大統領は、「蛮行だ」と強く批判した上で、「関わったすべての人物を見つけて罰する」と述べ、当面、首都ブラジリアの治安部隊を強化するなどして対応に全力を挙げる考えを示しました。
ブラジルの複数のメディアは、これらの建物に侵入した、ボルソナロ前大統領の支持者を治安当局がこれまでに排除したほか170人を逮捕したと伝えています。
ただ、ブラジリアの一部の地区では支持者と警察の衝突が続いているということです。
去年行われたブラジル大統領選挙では、左派のルーラ氏が右派のボルソナロ氏に僅差で勝利し、大統領に就任しましたが、ボルソナロ氏の支持者の一部は結果を受け入れておらず、強く反発していました。
ルーラ大統領は、滞在先のサンパウロ州で取材に応じ、「ブラジリアの暴動に関わったすべての人を見つけ、罰する」と述べ、事態の収拾に向けて全力をあげる考えを示しています。
現地からの映像には最高裁判所に押し寄せた人が窓ガラスを破壊して建物に侵入する様子や、最高裁判所の部屋のテーブルやいすが散乱し、床が水浸しになっている様子が映っています。
また、現場に駆けつけた警察に対して、大勢の人が手を振り上げながら一斉に「帰れ」と叫ぶ様子なども確認できます。
ルーラ大統領は、現地時間の8日午後6時ごろ、日本時間の9日午前6時ごろ、滞在先のサンパウロ州で取材に応じ、ボルソナロ前大統領の支持者による連邦議会などへの侵入について「蛮行だ」と強く批判しました。
その上で「民主主義は自由と言論の自由を保障するものだが、民主主義を強化する制度を人々が尊重することも求めているということを彼らは理解することになる」と強調しました。
そして「ブラジリアの暴動に関わったすべての人を見つけ、罰する」と述べ、事態の収拾に向けて全力をあげる考えを示しました。
さらにボルソナロ前大統領が今回の行為を助長する発言をしたとして非難しています。
ボルソナロ前大統領は日本時間の9日、ツイッターで「平和的で合法的なデモは民主主義の一部だが、きょう起きたような公共施設への侵入や略奪は法律の範囲外にある」と述べ、連邦議会などに侵入した支持者たちの行動を非難しました。
そして「在任中、私は常に憲法の4つの柱である法律や民主主義、透明性、神聖な自由を尊重してきた」と強調し、みずからに向けられている非難は不当だと主張しました。
ブラジルの連邦議会などにボルソナロ前大統領の支持者が侵入したことについて、バイデン大統領はツイッターへの投稿で「ブラジルでの民主主義と平和的な権力の移行に対する攻撃を非難する。ブラジルの民主的な制度をわたしたちは全面的に支持する。ブラジル国民の意思が損なわれることがあってはならない」としています。
ブラジルの連邦議会などにボルソナロ前大統領の支持者が侵入したことについて、国連のグテーレス事務総長は8日、自身のツイッターに「ブラジルの民主的な制度に対する今回の攻撃を非難する」と投稿しました。
そのうえで「ブラジル国民の意思は尊重されなければならない。そうなると信じている」としています。
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