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アメリカのIT大手、アップルは、ティム・クックCEOのことしの報酬について、前の年のおよそ半分の4900万ドル、日本円にしておよそ62億円になる見通しだと発表しました。CEOの報酬額に賛同する株主が減っていることなどを考慮したとしています。

これはアップルがアメリカ証券取引委員会に提出した資料で明らかにしたものです。

それによりますと、ティム・クックCEOのことしの報酬は前の年の9942万ドルに比べておよそ半分の4900万ドル、日本円にしておよそ62億円になる見通しだということです。

クックCEOの報酬をめぐっては金額が妥当かどうか意見を聞く去年の株主投票で、賛同する人が60%余りにとどまり、アップル側は、こうした意見などを考慮したとしています。

また報酬のおよそ8割を占める株式による報酬については、業績に連動する割合を去年は50%だったのに対し、ことしは75%に引き上げるとしています。

業績に連動する割合を引き上げることで、業績に対するCEOの責任をこれまで以上に明確に示すねらいがあるものとみられます。

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