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全国で相次いでいる一連の広域強盗事件に関連して、フィリピンの司法省の報道官は、先ほど報道陣に対し、日本がフィリピン政府に身柄の引き渡しを求めている日本人4人のうち、渡邉優樹容疑者と小島智信容疑者の別の事件をめぐる裁判の審理を一日前倒しして、今月6日に行うことになったと明らかにしました。

また、同じ日の6日に関係省庁の会議を開き、引き渡しの日程を決める方針だとしています。

フィリピン政府は、8日からのマルコス大統領の日本訪問の前に、容疑者の身柄を引き渡したいという方針を示しています。

一連の広域強盗事件の犯行グループが関与したとみられている、広島市の高級時計店が襲われた強盗殺人未遂事件で、警察は3日、18歳から27歳の容疑者4人を逮捕しました。

事件で奪われた腕時計などの一部は、県外の買い取り業者で見つかったということで、警察は容疑者らが換金するために売却したとみて捜査しています。

去年12月、広島市西区で、住宅を兼ねた高級時計の販売店に複数の男が押し入り、現金250万円と腕時計やネックレスなど90点を奪って逃げた事件では、経営者の49歳の男性が頭を殴られて意識不明になっているほか、男性の両親も殴られるなどしてけがをしました。

警察は、この事件に関わったとして8人の容疑者を特定し、3日、このうち、いずれも職業不詳で埼玉県などに住む栗原翔容疑者(27)、加藤臣吾容疑者(24)、宇佐美巴悠容疑者(21)、それに18歳の男の容疑者の4人を強盗殺人未遂などの疑いで逮捕しました。

警察によりますと、店から奪われた腕時計などは、およそ2100万円相当で、事件後に腕時計とネックレスの一部は、県外の複数の買い取り業者で見つかったということです。

警察は、容疑者らが換金するために売却したとみて調べるとともに、広域強盗事件との関連を捜査しています。

警察は、逮捕した4人の認否を明らかにしていません。

一連の広域強盗事件に関連して、日本の警察は、別の特殊詐欺事件などに関わったとして、渡邉優樹容疑者、小島智信容疑者、藤田聖也容疑者、それに今村磨人容疑者の4人の逮捕状を取り、身柄を引き渡すようフィリピン側に要請しています。

4人のうち藤田容疑者と今村容疑者の2人は、別の事件の裁判が棄却され、日本に引き渡すための法的な条件が整っています。

一方、渡邉容疑者と小島容疑者の裁判については7日に次の審理が行われる予定でしたが、検察側が要請した結果、6日に前倒しされ、フィリピン政府は、この2人に関しても、裁判が棄却されしだい日本に引き渡す方針です。

これについてフィリピンのレムリア司法相は4日、NHKの取材に対し、4人の身柄について「7日にも引き渡しができるよう努力している」と述べ、裁判の翌日の7日にも、4人全員を引き渡す可能性があることを明らかにしました。

フィリピンのマルコス大統領は就任後初めて、8日から日本を訪問する予定で、フィリピン政府は大統領の来日前に4人全員を引き渡したい意向を示しています。

一連の広域強盗事件で指示を出していた疑いがあり、特殊詐欺事件に関わったとして警視庁が逮捕状を取っている渡邉優樹容疑者。

関係者によりますと、渡邉容疑者は北海道中標津町の高校を卒業後、札幌の繁華街・ススキノで客引きのほか、複数の飲食店の経営や不動産業など、さまざまな事業を行っていたみられています。

渡邉容疑者が当時使っていたマンションの関係者がNHKの取材に応じ、2008年から2013年までの賃貸に関わる記録が残っていることを明かしました。

複数の関係者によりますと、マンションの部屋では、渡邉容疑者がオンラインを通して、女性と会話ができるサービスを行っていたとみられるということです。

マンションの関係者は当時、部屋に住んでいない複数の女性が繰り返し出入りするのを見たことがあるとして「部屋の中でお客さんを案内するのか女性と会わせてたのか分からなかったが、女性の待機場所のように使っていたので退去してもらった。それが今回の事件の渡邉容疑者だと知り、驚いている」と話していました。

20年ほど前に札幌の繁華街・ススキノで、渡邉容疑者と一緒に客引きをしていたという40代の男性がNHKの取材に応じ、夜の街で働くようになった当時の様子を語りました。

男性によりますと、北海道中標津町の高校を卒業したあと札幌市内に住み始めた渡邉容疑者は、当時18歳から20歳前後で、学生だと言いながら繁華街のススキノで客引きとして週に5日以上出勤していたということです。

通りすがりの人に声をかけてガールズバーに誘い、1日で20~30人ほどの客を店舗に引き入れていたということです。

当時の渡邉容疑者について「人当たりがよく、お客さんをどんどん連れて来ていて、席が満席の時には30~40分は当たり前のようにお客さんと会話して引き止めていた。出身地やおいしい飲食店の話題などで会話を盛り上げてお客さんを帰らせない。口がうまく、優秀な客引きだった」と振り返りました。

当時、値切りをされずに高い価格で客を引き入れれば高い賃金が得られる仕組みだったということで「渡邉容疑者は値段交渉がうまく、あまり値下げされずに客を連れてきていて、多くのバックを得ていた」と話していました。

その後、渡邉容疑者は20歳前後で、ススキノで女性の接待を伴う飲食店を開いたということで「ススキノで20歳くらいで自分の店をポンと出すというのは、かなりの野心家だと思った。客引きをしながらノウハウを学び、自分で経営してやろうという気持ちがあったのではないか」と話しました。

男性は渡邉容疑者からの誘いを受けてこの飲食店を何回か訪ねたことがあったということですが、小さな店舗で繁盛している様子はなく、長続きせず閉店したということです。

一方で、その後、街で渡邉容疑者を見かけると高級外車に乗って高級なスーツや腕時計を身に着けるようになっていたため違和感があったと語ります。

男性は「店を畳んだのに明らかに羽振りがよかった。どんな仕事してもうけているのか聞いても、いつも『いやいや』とはぐらかしていたので、悪いことをしているのではないかと疑っていた」と述べました。

その後、街で会えばあいさつを交わしていたものの、数年後、渡邉容疑者が25歳前後になった2009年ごろから会うことは無くなったということで、フィリピンにいることは知らなかったということです。

事件を知った男性は「驚いたが、渡邉容疑者は暴力をするようなタイプではなく、まさに指示役としてしゃべりがうまく、人を使い、巻き込むのがうまかったのだと思う。知り合いがこんなことになり、ショックを受けている」と話していました。

マニラの夜の繁華街で、渡邉優樹容疑者は女性たちが接客する飲食店をたびたび訪れていたということです。

店の従業員は渡邉容疑者について「数年前にたびたび店を訪れていたので顔を覚えている。いいお客さんという印象だった」と話していました。

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#法律(広域強盗事件)