We have posted the minutes from the #FOMC meeting held January 31-February 1, 2023: https://t.co/NwdRB7bmZL
— Federal Reserve (@federalreserve) 2023年2月22日
前回FOMC、「ほぼ全員」が0.25%利上げ支持=議事要旨 https://t.co/iPx8dIHIPk
— ロイター (@ReutersJapan) 2023年2月23日
米連邦準備理事会(FRB)が22日公表した1月31─2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、「ほぼ全ての参加者」が、政策金利の引き上げ幅を0.25%ポイントに縮小することが適切との点で同意したことが分かった。将来の利上げの程度を「より適切に決定できる」と判断したという。
一方で「インフレの上振れリスクが依然として政策見通しを形成する上で重要な要因であると指摘」し、「インフレ率が明確に2%に回帰する道筋がつくまで」金利を引き上げ、高水準に維持する必要があるとした。
このFOMCで0.5%ポイント利上げを明確に支持または「支持してもよい」と表明した参加者は「数人」にとどまった。
FRBは1月31─2月1日のFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ4.50─4.75%とした。インフレへの対応を進める中、「継続的な」利上げが適切と改めて表明した。
議事要旨で、FRBが現在の利上げの最終地点に向けて舵を取り、一時利上げのペースを落としてより慎重に停止点に近づこうとする一方、インフレが鈍化しない場合、最終的にどの程度の金利になるかは未決定としたことを示した。
「一部の」参加者は年内に米国が景気後退するリスクが依然として「高い」ことを指摘した。
2月1日に発表された声明では「継続的な利上げ」が依然として必要であるとしながらも、今後の利上げのペースから「程度」に焦点を移し、政策立案者がインフレ抑制を継続的に進めるのに適切な金利に近づいている可能性があると感じていることを示唆した。
前回会合以降のデータで、経済は引き続き成長し、予想外の速さで雇用が増加しており、FRBのインフレ目標2%に向けてそれほど着実に進展していないことが示された。
議事要旨では、FRB当局者がインフレ低下を維持するためにもっとやるべき可能性があるというリスクに依然として注意を払っていることが示された。4週間後のFOMCで新たな金利と経済予測が発表される際に、このタカ派的な傾向がより明確に見えてくる可能性がある。
議事要旨は「参加者は(連邦公開市場)委員会が十分に制限的な金融政策スタンスに向けて過去1年間に著しい進展を遂げたことに同意した」と記し、「それでも参加者は、委員会の金融政策スタンスの引き締めの累積効果でインフレ圧力が緩和し始めた兆候がある一方で、インフレ率は委員会の長期目標である2%を大幅に上回り、労働市場は依然として非常に逼迫していることに同意した」と説明した。
インフレーション・インサイツのオマール・シャリフ社長は想定ほど進展が示されない最近の経済指標を考慮すると、議事要旨でインフレリスクが金融政策の「鍵」とされたことは、3月21─22日のFOMCで発表される新たな見通しにおいて政策当局者が予想するFF金利の最終到達点が高くなる可能性を意味すると指摘。
最近のインフレ統計および前回数値の上方改定により、政策当局者が議事要旨で示した「インフレに対する上方リスク」は「前回のFOMC時よりも明らかに高まった」とし、FOMCメンバーの金利予想を示す「ドットチャート」の年末の政策金利中央値が12月時点の5.1%から最大で5.6%まで引き上げられると述べた。
議事要旨を受け、米債利回りやドル指数は上昇。米国株は値を消した。
議事要旨を受け、 短期金利先物市場ではFRBが今後3回の会合で0.25%ポイントの利上げを継続するという予想を維持した。
FRB 0.25%の利上げ決めた会合 “0.5%が適切”主張の参加者も #nhk_news https://t.co/qhRiiMqjsC
— NHKニュース (@nhk_news) 2023年2月22日
FRBは今月1日まで開いた会合で0.25%の利上げを決めました。
去年は11月まで異例の大幅利上げを継続してきましたが、去年12月の会合に続き2回連続で利上げ幅を縮小しました。
22日に公開されたこの会合の議事録によりますと何人かの参加者は「0.5%の利上げを支持する」などとして前回と同じ利上げ幅が適切だと主張していたことがわかりました。
また、金融引き締めの効果によってインフレが和らぐ兆しが出ているものの、2%の物価目標をはるかに上回っており、賃金や物価の上昇圧力が続いているという認識で一致していました。
会合のあとの記者会見で、FRBのパウエル議長はインフレを抑え込むため来月以降の会合でも複数回、金利を引き上げる考えを示唆しています。
この会合のあとに発表された経済指標もインフレが収まっていないことを示す結果が相次いでいて、市場ではFRBの利上げが長期化するという見方が出ています。