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中国の全人代は13日午前、習近平国家主席らが出席して、ことしの経済成長率の目標を5%前後とした政府活動報告や、去年より7.2%多い国防費などを盛り込んだことしの予算案などを承認して閉会しました。

閉会にあたって、国家主席として中国で初めて3期目に入った習主席が演説し「今世紀半ばまでに社会主義現代化強国を全面的に建設する」などと「強国」ということばを繰り返し強調し、みずからが掲げる目標の実現を訴えました。

そのうえで「安全は発展の基礎だ。国防と軍の現代化を推進し、国の主権と安全、発展の利益を守る鋼の長城にしなければならない」と述べ、軍事力の増強にさらに力を入れる考えを示しました。

そして、台湾について「外部勢力の干渉と独立の分裂活動に断固反対し、祖国統一のプロセスを揺るぎなく推進する」と強調し、アメリカなどをけん制するとともに改めて統一に向けて強い意欲を示しました。

去年の共産党大会を経て党のトップとして異例の3期目に入った習主席は、今回の全人代で関係の近い人物で要職を固め、3期目の新しい体制を本格的にスタートさせました。

#中国(習近平国家主席・演説)

今回の全人代で選出された李強首相は、閉会後、初めてとなる記者会見を行いました。

会見の冒頭、李首相は「習近平同志を核心とする党中央の強い指導のもと、職責を忠実に履行する」などと述べ、習近平国家主席のもと職務にあたる姿勢を示しました。

会見では、5%前後とした経済成長率の達成について、「容易ではなく、一層の努力が必要だ。『安定』を最優先に景気の全般的な好転を推し進める」と述べ、「ゼロコロナ」政策の影響などで停滞した経済の立て直しに取り組む姿勢を強調しました。

その上で、需要の拡大や技術革新を促進するとともに、リスクの防止・解消に取り組む考えを示しました。

また、中国政府がここ数年、IT企業などへの統制を強化したことが成長の妨げになったという指摘を念頭に、「民間企業の発展を誠実に関心を持って支持しなければいけない」と述べ、民間企業を支援する姿勢を示しました。

さらに「対外開放はわが国の基本的な国策だ」と述べ、改革開放政策を維持して外国からの投資を呼び込む方針も強調しました。

一方、アメリカとの関係については、「去年11月の首脳会談の共通認識を具体的な行動や実際の計画に移すことが重要だ。中国とアメリカの経済は相手側の発展から利益を得ている」とけん制し、経済的なつながりを切り離す「デカップリング」に反対する考えを示しました。

中国の李強首相は13日の会見で、記者から新型コロナウイルスの厳しい感染対策が必要だったのかと問われたのに対し「共産党の強力な指導のもと、国民が心を1つに感染対策を行い、重大で決定的な勝利を収めた」と述べ成果を強調しました。

そのうえで、厳しい行動制限を伴う「ゼロコロナ」政策の緩和に踏み切ったことについて「人口が多く、発展が均一ではない大国が2か月にも満たない時間で、感染対策の平穏な転換を実現し経済と社会に正常な秩序を比較的早く取り戻したのはすばらしいことだ。中国の感染対策は完全に正しかったし、その効果は極めて大きかった」と自賛しました。

中国では「ゼロコロナ」政策が緩和された去年12月以降に各地で感染が急拡大し、一時、死者の急増や医薬品の不足などが深刻な問題となりました。

また、李首相がトップを務めていた上海市では去年3月末から2か月余りにわたって厳しい外出制限が行われ、人々の間で不満が高まりましたが李首相は記者会見で言及しませんでした。

中国の習近平国家主席が13日の演説で改めて統一に向けて強い意欲を示した台湾との関係について、李強首相は記者会見で「より多くの台湾の同胞や企業が中国大陸に来て、融和や発展の機会を得られるようにすべきだ」と述べ、「1つの中国」の原則のもと経済や文化を通じた交流と協力を引き続き推進する考えを示しました。

このほか、李首相は中国が統制を強める香港について「中国に返還されてから、香港の国際金融センターや貿易センターとしての地位はさらに強固になっている。国際的な競争力がいっそう強化されるよう全力で支持する」と述べ、経済面で香港の役割は重要だという認識を示しました。

#中国(李強首相・会見)

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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