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防衛省は、ミサイルの落下推定時刻の18日午前11時23分ごろ、北海道の西方を飛行していた航空自衛隊の戦闘機から撮影した映像や写真を公開しました。

映像には北海道西方の日本海の上空で、白い煙のようなものが縦に伸びている様子が映っています。

防衛省によりますと、弾道ミサイルの弾頭部分が落下するときに生じる飛行機雲のようなものの可能性があるということで、今回の発射に関連していると推定されるとしています。

防衛省は18日午後、日本海の上空で航空自衛隊アメリカ軍の戦闘機が共同訓練を行ったと発表しました。北朝鮮ICBM大陸間弾道ミサイル級のミサイルを発射するなど、安全保障環境が厳しさを増す中、即応態勢を確認したなどとしています。

防衛省によりますと、訓練を行ったのは、航空自衛隊のF15戦闘機と、アメリカ空軍のF16戦闘機、それぞれ4機の合わせて8機です。

18日午後、日本海の上空で戦術訓練を行ったということで、双方の戦闘機が編隊を組んで飛行している写真などを公表しました。

北朝鮮は18日午前、ICBM大陸間弾道ミサイル級のミサイルを発射し、日本のEEZ排他的経済水域の内側に落下させるなど、かつてない頻度で発射を繰り返しています。

防衛省は、今回の訓練について、「日本を取り巻く安全保障環境がより一層厳しさを増す中、自衛隊アメリカ軍の即応態勢を確認し、日米同盟の抑止力を一層強化した」としています。

また、韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮によるICBM大陸間弾道ミサイルの発射に対抗して、韓国空軍のF35A戦闘機が18日、ミサイルの移動式発射台の模型に向けて精密誘導弾を発射する訓練を行ったと発表しました。

また、韓国空軍のF35A戦闘機4機とアメリカ空軍のF16戦闘機4機が編隊を組んで飛行する訓練も実施したとしています。

北朝鮮が18日に発射したICBM級のミサイルは、およそ69分間飛行し、北海道渡島大島の西の日本のEEZ排他的経済水域の内側に落下したとみられます。

飛行時間としては、ことし3月に発射されたICBM級の「火星17型」とみられる弾道ミサイルに次いで過去2番目の長さだということです。

北朝鮮は今月3日にも、ICBM級の可能性がある1発を発射しましたが、韓国では新型の「火星17型」が1段目と2段目を切り離したあと正常に飛行しなかったとみられていました。

韓国の通信社、連合ニュースは、18日に発射されたのも「火星17型」で、2段目まで正常に切り離され、飛行データから前回に比べかなりの技術的な進展があったとする見方を伝えています。

「火星17型」は、北朝鮮保有する弾道ミサイルの中では最大で、片側11輪の移動式発射台に搭載され、射程は1万5000キロを超えてアメリカ全土を射程に収める可能性があるとみられています。

北朝鮮は2020年10月、朝鮮労働党の創立75年に合わせて行われた軍事パレードで「火星17型」を初めて公開し、ことしに入って、首都ピョンヤン郊外のスナン(順安)付近から発射実験を繰り返して、技術の向上を図っていると指摘されています。

具体的には、2月27日と3月5日に1発ずつ発射された弾道ミサイルについて、北朝鮮は「偵察衛星の開発のための重要な実験を行った」と発表し、防衛省はいずれも「火星17型」だったと分析しました。

3月24日には、弾道ミサイル1発が発射されて日本のEEZ排他的経済水域の内側に落下したとみられ、北朝鮮は翌25日「火星17型」の発射実験に初めて成功したと発表しました。

しかし韓国国防省は、上昇時のスピードやエンジンの燃焼時間、それにノズルの数などから、発射されたのは従来の「火星15型」だったと分析していました。
続いて5月25日に発射された3発の弾道ミサイルのうち、ICBM級の1発について、韓国大統領府の高官は「火星17型」とみていると明らかにしました。

さらに今月3日に発射されたICBM級の可能性がある1発について、韓国軍は「火星17型」が正常に飛行せず失敗したという見方を示すとともに、北朝鮮が「火星15型」に似たミサイルの写真を公開したことから、失敗の事実を隠そうとしている可能性も指摘されていました。

18日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は「キム・ジョンウン総書記の献身的な指導のもと、われわれは政治軍事強国をつくり上げている」として、忠誠を呼びかける社説を1面に掲載していますが、キム総書記の視察などの動きは報じていません。

北朝鮮の報道を分析しているラヂオプレスによりますと、キム総書記の動静は、党の中央幹部学校で記念の講義を行ったことが、先月18日に国営メディアで伝えられたのが最後で、動静報道のない「空白期間」は、17日までで30日間と、ことしに入って最も長くなっています。

北朝鮮の国営メディアは、先月10日、29日間にわたって動静が伝えられていなかったキム総書記が、弾道ミサイルの発射を7回繰り返した「戦術核運用部隊」の訓練に立ち会っていたと伝えた経緯があります。

一方、韓国の情報機関はことし9月の時点で、キム総書記の健康状態に異常な兆候は見られないとする分析を明らかにしていました。

北朝鮮は異例の高い頻度で弾道ミサイルなどの発射を続ける中、日米韓3か国への追加の対抗措置を示唆するとともに、7回目の核実験の準備を終えたとみられていて、キム総書記の動静が伝えられていない背景に関心が集まっています。

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