https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

西部カリフォルニア州に拠点を置く銀行、パシフィック・ウエスタン・バンクの持ち株会社は、アメリカで銀行破綻が相次いで金融不安が広がった影響でことし3月末時点の預金残高が去年末時点と比べておよそ17%、減少したことを先月の決算発表で明らかにしました。

1日にファースト・リパブリック・バンクが経営破綻したあと、この銀行の経営への懸念が改めて強まり、銀行の持ち株会社の株価は2日に27%の急落、4日も50%の急落となり、3月に金融不安が広がる前と比べておよそ8分の1になりました。

欧米のメディアは3日、銀行の持ち株会社が銀行の売却や増資も含めた選択肢を検討していると報じています。

これを受けて銀行の持ち株会社は4日、声明を出し「ファースト・リパブリック・バンクの経営破綻後、異常な預金流出は起きていない」としてさらなる預金の流出を否定しました。

そのうえで、資産の売却に加えて戦略的な選択肢を継続的に検討し、複数の潜在的なパートナーや投資家と接触していると明らかにしました。

アメリカでは3月10日から2か月足らずで3つの銀行が経営破綻する異例の事態となり、4日はほかの銀行でも株価が急落するなど、銀行経営への懸念が広がっています。

#経営不安(銀行・パシフィック・ウエスタン・バンク)

アメリカでは4日、IT大手5社のことし1月から3月までの3か月間の決算が出そろいました。

最終的な利益は、マイクロソフトが182億9900万ドル、日本円にしておよそ2兆4500億円と前の年の同じ時期と比べて9%増加したほか、アマゾンも31億7200万ドル、4200億円と赤字から黒字に転換しました。

一方、旧フェイスブックのメタは、大規模な人員削減に伴うコストがかさんだことなどから最終利益が57億900万ドル、およそ7600億円と23%減少しました。

さらに、グーグルの親会社アルファベットもネット広告収入が減るなどして150億5100万ドル、2兆100億円と8%減少したほか、アップルもパソコンやタブレット端末の需要が落ち込んだことなどから241億6000万ドル、3兆2300億円と3%減少しました。

アメリカのIT大手は、コロナ禍の好調な業績を背景に社員の採用を増やしてきましたが巣ごもり需要が終えんし、景気減速への懸念が高まる中、大規模な人員削減に踏み切らざるをえない企業が相次いでいます。

退職金の支払いなどのコストが業績に影響を与える形となっていて、コロナ禍のひずみが表面化し始めています。

#決算(IT)

d1021.hatenadiary.jp

#マーケット