イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズが読んだ「危険な思想書」とは? なぜテック企業の経営者は魅了されるのか? https://t.co/EkbdG78kE8
— 日経BOOKプラス (@nikkeipub) May 8, 2023
イーロン・マスクとスティーブ・ジョブズが読んだ「危険な思想書」と呼ばれる本があります。『肩をすくめるアトラス』。ロシア系米国人の女性作家、アイン・ランドが1957年に発表した小説です。
個人的な自由と経済的な自由の両方を追求する「リバタリアン(自由至上主義者)」や米国の保守主義者の一部に今でも強い影響を与えています。
マスクと共に初期のペイパルを率いたピーター・ティール、ウーバーテクノロジーズ創業者のトラビス・カラニックなど、さまざまなテック系スタートアップの経営者がこの本を支持しています。さらにFRB(米連邦準備制度理事会)元議長のアラン・グリーンスパンや経済学者のルートヴィヒ・フォン・ミーゼスも、肩をすくめるアトラスとランドのファンであることを公言していました。
ジョブズはランドに心酔しており、がんで死去する少し前に見に行った映画が2011年に公開された肩をすくめるアトラスのパート1だったそうです。「肩をすくめるアトラスはジョブズの人生のガイドになった本だと思う」。アップルの共同創業者であるスティーブ・ウォズニアックはこう述べています。
名だたる起業家や経済界のリーダーは、なぜ肩をすくめるアトラスに魅了されたのでしょうか? この本は、発明家や事業家などの優れた天才たちが、強い意志と徹底的な利己主義により社会を正しく導こうとする物語です。
#アイン・ランド『肩をすくめるアトラス』
米司法省 薬物密造に関わった疑いで中国企業4社などを起訴 #nhk_news https://t.co/RZqtmeL1Ku
— NHKニュース (@nhk_news) June 23, 2023
アメリカでは、本来は医療用の鎮痛剤として使われる「フェンタニル」と呼ばれる薬物の過剰摂取により、おととしには7万人近くが死亡しています。
こうした中、アメリカ司法省は23日、フェンタニルの密造や密売に関わったとして、中国 湖北省武漢の化学メーカーなど4社と中国人8人を起訴したと発表しました。
化学メーカーの幹部3人は、密造に使われると知りながら、過去8か月間で中国からフェンタニルの原料200キロ以上をアメリカに向けて輸出したとして罪に問われていて、このうち2人は、今月8日に滞在していた南太平洋のフィジーから退去処分となり、アメリカの当局に拘束されました。
司法省によりますと、フェンタニルの原料をアメリカに流入させる違法取り引きで、中国企業や中国人が起訴されたのは初めてです。
フェンタニルをめぐっては、ブリンケン国務長官が今週、北京で行った秦剛外相との外相会談で、取り締まりの強化を求めるなど、中国側に繰り返し協力を呼びかけています。
司法省の高官は、記者会見で「フェンタニルの供給網の根源をたたくことで、新しい境地を切り開く」と述べ、今回の起訴の意義を強調しました。
#米中(フェンタニル)
#米大統領選