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ウクライナの戦況について、反転攻勢を続けるウクライナのマリャル国防次官は23日、地元テレビに出演し、東部では激戦の中でロシア側の進軍を食い止め、南部では着実に前進しているとアピールし、「本格的な作戦はこれからだ」と強調しました。

一方、ロシアのプーチン大統領は撃退に成功していると強調し、ショイグ国防相ウクライナ軍の勢いは当初より衰えているなどと主張しています。

こうした中、軍事侵攻で多くの戦闘員を投入するロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏は、23日に公開した動画で、ロシア国防省の指導部に対して「われわれが聞かされているのは深刻な欺まんだ」と述べ、ショイグ国防相らが戦況を偽っていると非難しました。

そのうえでウクライナ軍はロシア軍を押し出し、われわれは血まみれになっている」と述べ、ロシア軍は南部で後退していると指摘しました。

さらに国防省は社会や大統領を欺こうとしている」と述べ、プーチン政権が軍事侵攻を正当化するために主張している、ウクライナ東部のロシア系住民への弾圧やNATOからの軍事的な脅威などとは「全く違う理由で、いわゆる特別軍事作戦が開始された」と持論を展開しました。

プリゴジン氏は、プーチン政権が求めている、国防省との契約の締結を拒否するなど反発を強めていますが、プーチン大統領が軍事侵攻を正当化する主張まで否定した形で、ロシア側で統制がとれていない状況がうかがえます。

#エフゲニー・プリゴジン(「ショイグ国防相が元帥に昇格するため」)

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った根拠について、軍上層部が「でっち上げたうそ」によるものと主張した。

ウクライナでの戦争を巡り、プリゴジン氏は軍や国防省を繰り返し批判してきているが、ロシアの「特別軍事作戦」をウクライナの「非武装化、非ナチ化」が目標という政権の説明を今回初めて否定。テレグラムに投稿した動画で、ロシアがウクライナ侵攻を始めた「2月24日に起きたことは日常茶飯事にすぎない。国防省は国民と大統領を欺こうとし、ウクライナからとんでもない侵攻があり、北大西洋条約機構NATO)全体でロシアを攻撃することを計画していると説明していた」と述べた。

さらに「戦争はショイグ国防相が元帥に昇格するために必要だった。ウクライナを非武装化し、非ナチ化するためには必要ではなかった」と強調。エリート層の利益のためにも戦争は必要だったという見方も示した。

また、ロシアは侵攻に踏み切る前にウクライナのゼレンスキー大統領と協定を締結できたはずだったほか、戦争ではロシアで最も有能とされる部隊を含む何万人もの若い命が不必要に犠牲になったとし、「われわれは自らの血を浴びている。時間は過ぎ去っていくばかりだ」と述べた。

具体的な説明はなかったものの、ロシア軍が自軍の戦闘機を破壊したとも非難。ロシア軍指導部の「悪」を「止めなければならない」とし、「数万人ものロシア軍兵士の命を奪った者たちには罰が課される」とした。

プリゴジン氏はロシア軍に対する行動の呼びかけは「軍事クーデターではなく、正義のための行進だ。われわれの行動は決して軍隊の邪魔をするものではない」と主張。ショイグ国防相がワグネルの兵士の遺体2000体をロシア南部の死体安置所に隠すよう命じたとも非難した。

ロシア国防省はすぐに声明を発表し、プリゴジン氏の発言は「現実に即しておらず、情報を提供することに挑発」とした。

ロシア連邦保安局(FSB)は、プリゴジン氏が武装蜂起を呼びかけているとして、刑事事件として捜査に着手した。

#エフゲニー・プリゴジン(「ショイグ国防相が元帥に昇格するため」)
#エフゲニー・プリゴジン(「われわれの行動は決して軍隊の邪魔をするものではない」)

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は24日、同社の部隊がウクライナから国境を越え、ロシア南部ロストフに入ったとインターネットに投稿した。ロシア軍に「徹底的に」対峙する用意があるとしている。

ロシア連邦保安局(FSB)はこれに先立ち、プリゴジン氏が武装蜂起を呼びかけているとして、刑事事件として捜査に着手した。タス通信が23日、国家反テロ委員会の情報として伝えた。FSBはワグネル戦闘員に向け、プリゴジン氏の指示を聞き入れず同氏を拘束するよう呼びかけた。

プリゴジン氏は、通信アプリ「テレグラム」に24日に音声メッセージを投稿し、ロストフへの進軍を表明した上で、部隊の進路を妨げるものは誰であろうと撃破すると語った。軍事クーデターではないと主張したが、熱狂的に話すメッセージの内容を総合すると、モスクワにある国防省の指導部を追放するため、2万5000人強の部隊が移動していることを示唆したもようだ。

声はときおり変化し、ロイターは本人のものか確認できていない。

プリゴジン氏は23日、ロシア軍上層部がワグネルの戦闘員を爆撃で大量に殺害したと根拠を明らかにせずに主張し、報復すると表明していた。

タス通信によると、ロシアの首都モスクワでは23日夜、政府庁舎や交通機関などの重要施設の警備が強化された。プーチン大統領は状況の報告を随時受けているという。

ホワイトハウスの広報官は、状況を注視し、同盟国と協議すると述べた。

ロシア軍のセルゲイ・スロビキン副司令官はテレグラムに動画を投稿し、プーチン氏に服従するようワグネルの戦闘員に呼びかけ、中央からの命令に従って自分たちの基地に戻るよう指示した。

プリゴジン氏はかつてプーチン氏の「盟友」とされたが、最近はモスクワとの対立が目立っていた。

プリゴジン氏は23日、ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った根拠について、軍上層部が「でっち上げたうそ」によるものと主張。対立は新たな局面を迎え、プーチン氏にとって、昨年2月のウクライナ侵攻開始以降で最大の内政危機の様相を呈している。

#エフゲニー・プリゴジン(「国防省指導部追放」)

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は24日、通信アプリ「テレグラム」に音声を投稿し、ワグネルの部隊がウクライナから国境を越え、ロシア南部ロストフに入ったと表明した。

同氏は、部隊の進路を妨げるものは誰であろうと撃破すると述べ、ロシア軍に「徹底的に」対峙する用意があると発言した。

プリゴジン氏は23日、ロシア軍上層部がワグネルの戦闘員を爆撃で大量に殺害したと主張。ロシア当局はプリゴジン氏が武装蜂起を呼びかけていると非難し、タス通信によると、連邦保安局が刑事事件として捜査に着手した。

#エフゲニー・プリゴジン(「ロシア南部ロストフに入った」)

ロシア最高検察庁の発表によりますと、治安機関のFSB=連邦保安庁は23日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏が武装して反乱を呼びかけた疑いがあるとして捜査に着手したということです。

プリゴジン氏はウクライナへの軍事侵攻をめぐってロシア国防省との確執を深め、23日にはワグネルの部隊がロシア軍に攻撃されたとSNSで主張し報復を示唆していました。

また24日未明の投稿では、ワグネルの戦闘員たちがウクライナとの国境に近くロシア軍の司令部もある南部のロストフ州に入ったとした上で「邪魔をする者はすべて排除する」と述べました。

ロストフ州では中心都市の警備が強化されていると伝えられるなど、緊張が高まっています。

これについてロシア軍でウクライナ侵攻の副司令官を務め、プリゴジン氏と関係が近いとされるスロビキン氏は24日、SNSで「ロシア大統領の意志と命令に従え。元の場所に戻れ」とワグネルの戦闘員に反乱に加わらないよう呼びかけ、事態の収拾に乗り出しています。

また別の将校は、動画のメッセージで「これは軍事クーデターだ」と非難しました。

ウクライナの前線に多くの戦闘員を投入してきたプリゴジン氏は統制を強化しようとする国防省への反発を強め、23日には軍事侵攻を正当化するプーチン政権の主張まで否定していました。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は24日、ロシアメディアに対して、最高検察庁のクラスノフ検事総長プーチン大統領に事件について報告したと伝えており、「大統領の料理人」とも呼ばれ政権側に近いとされてきたプリゴジン氏に対してプーチン大統領がどのような対応をとるのかが焦点です。

ウクライナ国防省プーチンのもろい独裁体制崩れた」

ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は23日「プーチンのもろい独裁体制が崩れた。ロシアの全体主義者たちは権力とカネをめぐって共食いを始めた。われわれが長らく言っていたことが起きた」とSNSに投稿しました。

アメリホワイトハウス「事態を注視」

ロシアの治安当局が民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏の捜査に着手したことを受けて、アメリカ・ホワイトハウスNSC国家安全保障会議の報道担当者は「事態を注視している。今後、同盟国などと状況を協議する」とコメントしています。

#エフゲニー・プリゴジン(「ロシア南部ロストフに入った」)

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は24日、ソーシャルメディアに投稿した動画で、ワグネル部隊がロシア南部ロストフ・ナ・ドヌを占拠したと表明。ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ軍参謀総長に対し、面会に来るよう要請した。

動画はプリゴジン氏の広報担当者が投稿したもので、同氏は自らの現在地について、ロストフ・ナ・ドヌに置かれたロシア軍南部軍管区司令部だと説明した。また、市内の軍関連施設は全てワグネルの支配下にあると述べた。

通話アプリ「テレグラム」に投稿された別の動画で、プリゴジン氏は、「われわれはここにやって来た。軍参総長とショイグをここに迎えたい。来なければ、われわれはここに居座り、ロストフを封鎖してモスクワに向かう」と述べた。

この動画では、プリゴジン氏に行動を思いとどまるよう呼びかけるビデオを公表していたロシア軍のウラジーミル・アレクセーエフ中将プリゴジン氏と一緒に映っていた。

一方、ロシアの治安当局筋は24日、ロイターに対し、ワグネル部隊がロシア南西部ボロネジの全てのロ関連施設を支配下に置いたと述べた。ボロネジはモスクワの南約500キロの位置にある。

プリゴジン氏は23日、ロシア軍上層部がワグネルの戦闘員を爆撃で大量に殺害したと根拠を明らかにせずに主張し、報復すると表明。24日には、ワグネル部隊がウクライナから国境を越え、ロシア南部ロストフに入ったと明らかにしていた。また、自らの行動は軍事クーデターではないと主張しつつ、モスクワにある国防省の指導部を追放するため、2万5000人強の部隊が移動していることを示唆していた。

#エフゲニー・プリゴジン(ショイグ国防相に面会要請)

ロシアのプーチン大統領は24日、緊急のテレビ演説を行い、民間軍事会社ワグネル部隊による「武装蜂起」は国家への反逆に当たると表明。ロシア軍に武力で立ち向かう者は誰であろうと処罰すると述べた。

プーチン氏は、ロシアを守るためにできることを全て行うとした上で、ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏が、市内の全ロシア軍拠点を同社部隊が占拠したと主張している南部ロストフ・ナ・ドヌの情勢安定に向けて、「決定的な行動を取る」と述べた。

ロシアの国営テレビは日本時間の24日午後4時ごろからプーチン大統領の演説を放送しました。

「われわれが直面しているのは裏切りだ」

この中でプーチン大統領は、民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジン氏が反乱を呼びかけた疑いがあるとして治安当局が捜査に着手したことをめぐり「われわれが直面しているのは裏切りだ。いかなる反乱も、われわれの国家としての存続を脅かすものだ。そのような脅威から祖国を守るための行動は厳しいものになるだろう。処罰は避けられない」と述べ、ロシア軍に断固たる措置をとるよう指示を出したことを明らかにしました。

「犯罪行為に加担することをやめること 強く求める」

その一方で、ワグネルの戦闘員を念頭に「この犯罪に巻き込まれようとしている人々が致命的で悲劇的な過ちを犯さぬよう、唯一の正しい選択を強く求める。つまり犯罪行為に加担することをやめるということだ」と述べ、ワグネルの戦闘員に対して、反乱に加わらないよう強く呼びかけました。

ロストフめぐり「断固とした措置 しかし依然として困難な状況」

プリゴジン氏が支配下に置いたと主張するロシア軍の軍事施設がある南部ロストフ州の中心都市についてロストフ・ナ・ドヌーの状況を安定させるために断固とした措置が取られるだろう。しかし、依然として困難な状況が続いている」と述べ、厳しい状況にあるという認識を示しました。

ワグネルの代表プリゴジン氏はSNSに映像を公開し、ロシア南部ロストフ州のロシア軍の南部軍管区司令部に入ったとして現地時間の24日午前7時半、日本時間の24日午後1時半「飛行場を含む軍事施設はわれわれの支配下にある」と主張するなど緊張が高まっています。

プリゴジン氏は、ウクライナへの軍事侵攻をめぐってロシア国防省との確執を深め、23日にはワグネルの部隊がロシア軍に攻撃されたとSNSで主張し、報復を示唆していました。

これに対し、ロシア治安機関のFSB=連邦保安庁プリゴジン氏が武装して反乱を呼びかけた疑いがあるとして、捜査に着手しています。

#プリゴジンの乱(プーチン大統領「われわれが直面しているのは裏切りだ」)

ロシアは今、未来のために厳しい戦いを進めている

ロシアの市民、軍・法執行機関・特務機関の職員、そしてみずからの陣地で戦い、敵の攻撃を撃退している兵士や指揮官に呼びかける。

私は昨夜再び、各方面の指揮官たちと話し、諸君の英雄的な行為を知った。

そして、欺まんや脅迫によって犯罪的な冒険に誘い込まれ、武装した反乱という重大な犯罪の道へと突き進んでいる人々にも呼びかけたい。

ロシアは今、未来のために厳しい戦いを進めている。

ネオナチとその主たちの侵略を退けている。

西側諸国の軍事・経済・情報機関は、事実上すべてわれわれに敵対している。

われわれは、国民の生命と安全のため、主権と独立のために戦っている。

ロシアが1000年の歴史を有する国家であり続ける権利のために戦っているのだ。

国民の運命が決定されるこの戦いには、あらゆる勢力の団結、統合、結集そして責任が要求される。

われわれが直面しているのは裏切りだ

このようなときに、われわれを弱体化させるあらゆるもの、外敵がわれわれを内部から弱体化させるために利用するあらゆる種類の不和は、脇に置かれなければならない。

われわれの団結を分裂させる行動は、前線で戦っている戦友への背信であり、わが国と国民に対する裏切りだ。

まさにこれと同じ裏切りを、ロシアは1917年、第1次世界大戦のさなかに受けた。

勝利は奪われた。

軍と人民の背後での陰謀、もめ事、政治的な駆け引きは、極めて大きな混乱を引き起こし、軍の破壊、国家の崩壊、甚大な領土の喪失をもたらした。

その結果が、内戦という悲劇だ。

ロシア人どうし、兄弟どうしで殺し合い、あらゆる政治的野心家や外国の勢力が便乗し、国を引き裂き、バラバラにした。

われわれはこのようなことが再び起きることを許さない。

内部の裏切りも含め、あらゆる脅威から国民と国家を守る。

われわれが直面しているのは裏切りだ。

行き過ぎた野心と利己主義が反逆を招いた。

国家や国民への裏切り、そしてほかの部隊とともに「ワグネル」の戦士や指揮官が戦い、死んでいった大義への裏切りにほかならない。

レダールやバフムト、それにドンバスの都市や町を解放した英雄たちは「ノボロシア(新しいロシア)」のため、「ロシア世界」の統一のために戦い、命をささげた。

反乱を企てる者たちは、英雄たちの名声と栄光を裏切り、国家を無政府状態と兄弟殺しに向かわせる。

そして最終的には、敗北と降伏に向かわせようとしている。

繰り返すが、いかなる内乱も国家に対する致命的な脅威だ。

それはロシアへの、またわが国民への攻撃である。

そのような脅威から祖国を守るための行動は厳しいものになるだろう。

意図的に裏切りの道を選んだ者、武装反乱を準備した者、恐喝やテロリズムといった手段の道を歩み始めた者は、必ず処罰され、法と国民の両方に責任を問われる。

軍やその他の政府機関は必要な命令を受け、モスクワ市、モスクワ州をはじめ、多くの地域で、追加のテロ対策が導入されている。

ロストフ・ナ・ドヌーの状況を安定させるために、断固とした措置が取られるだろう。

唯一の正しい選択を強く求める

しかし依然として困難な状況が続き、事実上、行政当局・軍事当局の活動は妨げられている。

私はロシアの大統領として、最高司令官として、いちロシア国民として、国を防衛するため、そして立憲体制、国民の生命、安全、自由を守るため、あらゆる手段を尽くすつもりだ。

武装した反乱を組織した者、戦友に対して武器を向けた者は、まさにロシアを裏切った。

その責任を問われるだろう。

この犯罪に巻き込まれようとしている人々が、致命的で悲劇的な過ちを犯さぬよう、唯一の正しい選択を強く求める。

つまり犯罪行為に加担することをやめるということだ。

私は信じている。

われわれが、尊く神聖なものを大切にし、守り抜くことを。

そして祖国とともに、どんな試練も乗り越え、より強くなることを信じている。

#プリゴジンの乱(プーチン大統領演説全文)

ロシア国民、軍、法執行機関、特殊部隊の人員、そして今まさに自らの戦闘配置で戦い、敵の攻撃を撃退している将兵に対し呼びかける。私は将兵らが英雄的に戦っていることを知っており、今日にかけての深夜にも、全方面の司令官と再度、そのことについて話したところである。また、欺瞞や脅迫によって犯罪的な危険な賭けに引きずり込まれ、武装反乱という重大犯罪への道にかり立てられた人々にも呼びかける。

ロシアは現在、その未来のための厳しい闘争を行っており、ネオナチストとその主人らの侵略を撃退している。実質的には西側の軍事、経済、情報のあらゆる機構が我々に対抗して向けられている。我々はロシアに住む人々の生命や安全、そして我々の主権と独立のために闘っている。1000年の歴史を持つロシアという国であり、これからもあり続ける権利のために闘っているのだ。

この我々の国民の運命を左右する闘いには、全ての力の結集、団結、統一、責任が求められる。我々を弱体化させようとするもの全て、我々を内から崩壊させるために外敵が利用しうる、あらゆる内紛は、今、排除せねばならない。

よって、我々の団結を分裂させるこの行為は、自国民や前線で戦う同志たちへの背信だ。これは我が国と我々の国民の背中を刺す行為なのだ。

まさにこのような攻撃が、第一次世界大戦中だった1917年のロシアでもあった。ところが、ロシアの勝利は盗まれた。軍や人民の陰で行われた陰謀、揉め事、策動は、激動、軍の壊滅、国家崩壊、広大な領土の喪失を招いた。その結果、内戦の悲劇が起こったのだ。

ロシア人とロシア人が、兄と弟が殺しあった。政治的に危険な賭けに出る者や外国勢力が様々に私利私欲を貪り、国を引き裂いたのだ。

我々はこれを繰り返させない。我々の国民、国家体制をいかなる脅威からも防衛する。内部の裏切りからも守りぬく。

我々が直面しているのは、ほかでもない裏切りだ。過度な野心と私欲が反逆につながった。これは我々の国や国民、そして「ワグネル」グループの兵士や司令官が我々の他の部隊と肩を並べて戦い、死んでいったことに対する裏切り行為である。ソレダルやアルチョモフスク、ドンバスの街や村を解放し、ノボロシア(編注:新しくロシアに編入された地域)やロシア世界の団結のために戦い、命を捧げた英雄たちへの背信だ。彼らの名や栄光も、反乱の組織を試み、国を無秩序と兄弟どうしの殺し合いへと押しやる者たちによって裏切られたのだ。

繰り返す。いかなる内部動乱も国家体制や国民としての我々に対する致命的脅威だ。これはロシアや我々国民に対する攻撃だ。こうした脅威から祖国を守る我々の行動は極めて厳重なものとなる。意図的に裏切りの道に向かい、武装反乱を準備し、脅迫とテロの手法の道を歩む全ての者は、避け難い懲罰を受け、法と我々国民の前で報いを受けるだろう。

ロシア軍とその他の政府機関は必要な命令を受け、モスクワ、モスクワ州、その他の一連の州で補足的なテロ対策が導入されている。また、ロストフ・ナ・ドヌーの情勢安定化のために断固とした行動がとられる。ロストフ・ナ・ドヌーの状況は依然として複雑であり、文民・軍当局の活動は事実上止められている。

ロシア大統領、ロシア連邦軍最高司令官として、ロシアの国民として、国を擁護し、憲法秩序、命、安全そして市民の自由を守るために私は全力を尽くす。

軍の反乱を組織し、準備した者、戦友に対して武器を向けた者はロシアを裏切った。この者らは自分の行為に対して責任を取らねばならない。この犯罪に引き込まれようとしている者には、致命的で悲劇的な、取り返しのつかない過ちを犯さないよう、犯罪行為に参加しないという唯一の正しい選択を行うよう呼びかける。

そして、私たちが自分たちにとって大切で聖なるものを最後まで確実に守りぬき、祖国とともにどんな試練も乗り越え、さらに強くなるはずだと私は信じている。

#プリゴジンの乱(プーチン大統領演説全文)

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プーチン氏、緊急演説 ワグネルの行動は「裏切り」「厳正に対処する」

#プリゴジンの乱(プーチン大統領演説)

民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏はプーチン大統領が緊急のテレビ演説で「裏切りに直面している」と述べたことについて「大統領はひどく誤解している。われわれは愛国者だ。大統領などの要求で、非を認めるつもりはない。われわれは戦い続ける。なぜなら、この国の腐敗や欺まん、官僚主義が続いてほしくないからだ」と述べ、投降する意思はない考えを示しました。

#プリゴジンの乱(「大統領などの要求で、非を認めるつもりはない。」)

#核戦争(ロシア・プーチン大統領スターリン/ドイツ」「アメリカ/日本」)

ロシアのリャプコフ外務次官は23日、隣国ベラルーシに配備した戦術核兵器について、配備した数や実験などの詳細を米国に伝えない考えを示した。インタファクス通信が伝えた。

リャプコフ外務次官は「米国は何十年もの間、多くの欧州諸国に戦術核兵器を配備してきたが、正確な数を示すことはなかった」とした上で、ベラルーシへの戦術核兵器配備数について「公に議論されたり、公表されることに非常に懐疑的だ」と述べた。

#ウクライナ軍事支援(ロシア・ベラルーシ・戦術核兵器・リャプコフ外務次官「詳細を米国に伝えない」)

 私は「反米主義者」ではないと思います。つまり「反米」と言うと、アメリカの政治に反対したり、アメリカの文化的な側面に対しても反対をしたりする立場の人たちだと思うんです。でも、私はアメリカの文化的なところは愛している側面もあります。英語はフランス語以外でしゃべれる唯一の言語でもあるわけですね。

 そうではなくて、私はむしろ、私の立場をアメリカフォビア(米国嫌悪)」というふうに定義したいと思います。

 ロシアフォビア(ロシア嫌悪)ということが言われますけれども、それと同じ意味で、アメリカ嫌いというわけです。反米主義とは、またちょっと別なものです。どういうことか。私は、アメリカをひじょうに「怖い」と思うようになったんですね。

 確かに、この戦争を踏まえて過去のことを振り返ると、イラク戦争もしかりですけれども、ベトナム戦争やその後もいろんな戦争で多くの死者を出す戦争をしてきた国、アメリカという姿が見えてきます。

 そのアメリカは、海外で死者を出すだけではなくて、いまや国内でも死者を出していると言えると思います。中等教育しか受けていない人々の間では平均寿命が低下しています。そういった意味で、国内での打撃は存在します。

 そんなアメリカというのはリベラル民主主義ではない、と私は思うわけです。それは単に、戦争をし続ける、ときに何十万人も人を殺してしまう国ということです。

 そのアメリカはそういった意味で、ある意味別もの、たとえるならカフカの『変身』という小説があるのはご存じかと思いますが、アメリカはカフカ的な意味での「変身」をしてしまったというふうに言えると私は思います。

 アメリカは「悪」でもないけれども、いわゆる「完全なる善」ではなくなっているということは確かだと思いますし、イラク戦争は思い返すと、本当にひどかった戦争ですが、いまはそれがヨーロッパで行われているというふうに言えるわけです。

 私は、「アメリカフォビア」ということは今まで言ったことがなく、初めてここで言いました。そういうわけで、アメリカが変身をしているという状況はあると思いますね。

 そして、この惨憺たるアメリカの状況に関して、もう一つ付け加えるとしたら、アメリカは世界の人々の労働で生きている」という状況があるということです。

 もちろん中国もそうですけれども、ヨーロッパや日本などのいろんな国々に依存して、そういった他国民の労働に依存をして生き延びている国という、パラサイトのような状況があるというふうに言えると思うわけです。

 また、国内に目を向けても、人種差別というものがいまだにあるということで、黒人が通常の市民としていまだに認められないような状況もあるわけですね。

 最後にひと言で結ぶとしたら、「この世界からアメリカという勢力がなくなれば、より美しい、より平和な世界が現れるだろう」というふうに言えるかなと思います。

 この戦争が始まった当初、覚えていらっしゃると思いますけれども、ロシアのいろんな銀行や、ロシアのお金持ちの人々のヨットなどの差し押さえとか、そういうことも行われたわけですよね。

 そういう意味でも、何だかまあ泥棒のようなこともしていると。略奪者のような行動も起こしていると。そんなアメリカに、私はもう我慢ができないわけです。

#エマニュエル・トッドアメリカフォビア)

#NATOexpansion

#反ロシア#対中露戦

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