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「意外に思えるかも知れませんが、現在、福岡県選出の衆議院議員で、麻生派に属しているのは、福岡1区の井上貴博代議士一人だけなのです。総理経験もある自民党の重鎮で、大派閥の領袖でありながら、地元に味方がここまでいないのは珍しい」

 それにしても、地元で麻生派を増やそうと思えば、これまでもチャンスはあったはず。なぜここにきて派閥拡大を狙っているのか。

「麻生さんも今年9月で83歳。いよいよ、代替わりが近づいていると言われています。その後継と目されているのは、息子の将豊(まさひろ)氏。現在、麻生家が経営する『麻生商事』の社長を務める38 歳で、今年1月から日本青年会議所(JC)の会頭を務めています。プライベートでは2015年に北九州市の開業医の娘と結婚。渋谷区にある麻生家の豪邸で、盛大な披露宴を執り行ったことでも話題になりました。本人は気のいいお坊ちゃんといったタイプで、金持ち経営者の友人も数多く、彼らと夜の六本木で遊んでいるようです」

 その一方で、

「将豊氏は政治にはこれまでほとんどタッチしておらず、麻生さんが引退した後、いきなり選挙を戦えるのかと、後援会は頭を抱えています。それでもタイムリミットは刻一刻と迫っているわけで、それを一番よく知っているのが他ならぬ麻生太郎さんだということ。自分が現役でいる間に、地元に麻生派の議員を少しでも増やし、地盤を固めた上で、将豊氏に譲りたいという親心の表れであり、麻生氏の政治家としての、“終活”なのではないでしょうか」

#自民党(福岡・分裂・麻生太郎

政府は、27日の閣議国土交通省の新しい事務次官に和田信貴国土交通審議官を起用する人事を決めました。

新しい事務次官に就任する和田氏は長野県出身の59歳。

昭和62年に当時の建設省に入り、住宅局長や総合政策局長を経て、去年から国土交通審議官を務めています。

人事について斉藤国土交通大臣は、27日の閣議後の会見で「豊かで活力ある地方づくりや分散型の国づくりなどを積極的に推進するため、国土交通行政全般に精通する和田氏を任命することにした」と述べました。

この人事は、7月4日に発令されます。

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#法律(国家公務員倫理規程・国土交通省航空局長・元事務次官人事介入問題)

国土交通省の元事務次官が空港施設の運営会社に対し、OBの副社長を次の社長にするよう求めていた問題をきっかけに国土交通省が調査した結果、人事異動の情報を公表前に外部の173のメールアドレスに送信していたことが明らかになっています。

一連の問題を受けて、内閣人事局がほかの府省庁を調査した結果、会計検査院でも一部の職員が人事情報を公表前に希望するOBに提供していたことがわかりました。

また総務省厚生労働省では、人事情報が業務外で取りまとめられていたということです。

一方、現職の職員やOBが関与した組織的な人事のあっせんは確認できなかったとしています。

国家公務員制度を担当する河野デジタル大臣は、記者会見で、今後は人事情報を公表前に外部に提供することを原則禁止する方針を示し「改めて緊張感を持って再就職などの規制の順守・徹底を図りたい」と述べました。

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#政界再編・二大政党制