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北朝鮮キム・ジョンウン金正恩)総書記の妹、キム・ヨジョン(金与正)氏はアメリカ軍の偵察機が10日、「経済水域の上空を侵犯し軍が退却させた」と主張する談話を発表しました。談話では「再び侵犯したときには断固たる行動を通じて対応する」としてアメリカ側をけん制しました。

キム・ヨジョン氏は10日夜、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、アメリカ空軍の偵察機が10日午前5時ごろから「われわれ側の海上軍事境界線を越えて、経済水域の上空を侵犯した」と主張しました。

談話では、北朝鮮の空軍が出撃したことで、アメリカ軍の偵察機を退却させたとしています。そして午前9時前に再び「海上軍事境界線の上空を侵犯した」と主張しています。

そのうえでキム・ヨジョン氏は「もし再び、海上軍事境界線を越えてわれわれ側の経済水域を侵犯した時には断固たる行動を通じて対応する」として対抗措置を示唆しアメリカ側をけん制しました。

北朝鮮アメリカ軍の偵察機が今月複数回にわたり、北朝鮮の領空を侵犯したと主張する国防省の談話を10日朝に発表し、偵察機を撃墜する可能性にも言及したばかりで、アメリカへの対決姿勢を一段と鮮明にしています。

#米朝(米軍偵察機・領空侵犯・金与正「再び侵犯、断固たる行動」)

キム・ヨジョン氏は11日、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、アメリカ空軍の偵察機が10日午前5時すぎから午後1時すぎまで「われわれの経済水域の上空を、8回にわたり、無断侵犯した」と主張しました。

その上で、談話では「無断侵犯が繰り返される場合にはアメリカ軍が極めて危うい飛行を経験することになる」としてアメリカ側を威嚇しました。

キム・ヨジョン氏は10日も、アメリカ軍の偵察機が「経済水域の上空を侵犯した」と主張して対抗措置を示唆する談話を発表したばかりです。

韓国の通信社、連合ニュースは、北朝鮮アメリカに勝利したと位置づける朝鮮戦争の休戦協定の締結から今月27日で70年となるのを前に、あえて緊張を高めようとしているという見方を伝えています。

#米朝(米軍偵察機・領空侵犯・金与正「米軍が極めて危うい飛行経験することになる」)

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#米朝(米軍偵察機・領空侵犯)