教員のわいせつ事案 文科省“厳しく対処を” 処分の基準調査も #nhk_news https://t.co/aAks0PAMnV
— NHKニュース (@nhk_news) July 18, 2023
今月13日に改正刑法などが施行され、わいせつ目的でSNSなどで16歳未満の子どもに近づき、面会や画像の送信などを要求する「面会要求罪」やわいせつな行為や姿を撮影する「撮影罪」、その画像を第三者に提供する行為なども刑事罰の対象となりました。
これまで文部科学省は、性暴力を行った教員に対して原則、懲戒免職とするなど厳しく対処するとした指針を定めるとともに、そうした処分で免許を失った教員のデータベースを整備し、採用の時に確認するよう各教育委員会などに呼びかけてきました。
改正刑法などの施行を受け、文部科学省は今月、懲戒処分などに関する指針を改訂し「面会要求罪」や「撮影罪」なども対象になるという通知を全国の教育委員会に出し、引き続き厳しく対処するように求めました。
また文部科学省は各教育委員会の懲戒処分の基準を取り寄せて、国の指針に応じているかどうかや今後、どのように見直すかなどについて調査しています。
わいせつな行為をした教員への処分をめぐっては、地域によって差がみられるという指摘もあるということで、文部科学省は「各教育委員会は、改正刑法などの施行をきっかけとして懲戒処分の基準を点検し、厳正な処分を行ってほしい」としています。
##教員猥褻事案(指針改訂「『面会要求罪』や『撮影罪』なども対象になる」)
物流分野 荷物の仕分けにロボットなど 自動化の動き広がる #nhk_news https://t.co/6jeYFarFbN
— NHKニュース (@nhk_news) July 18, 2023
物流分野で深刻な人手不足が懸念される中、倉庫での荷物の仕分けや搬送にロボットを導入するなど、作業を自動化しようとする動きが広がっています。
このうち日用品大手の「花王」はことし4月、愛知県豊橋市の倉庫にAI=人工知能を搭載したロボットを導入しました。
ここではおよそ900種類の商品を扱っていて、ロボットアームが商品に記載された情報を読み取って仕分けし、無人の搬送機の台車に積みあげます。
商品ごとに段ボール箱の形や大きさは異なりますが、毎回、AIが最適な積み方を判断するということで、1日に取り扱える数は、自動化前と比べて1.5倍まで増えたということです。
「花王」の田坂晃一チーフデータサイエンティストは「スピードは人よりも速いが、安定した積み方にはまだ課題があり、今後、AIの精度を高めていきたい」と話していました。
一方、不動産大手の三菱地所は、自動運転の普及を見据え自動運転のトラックを受け入れることができる物流施設を、京都府内の高速道路のインターチェンジに直結する形で建設する計画を進めています。
会社は6月、自動運転の技術開発を行うベンチャー企業と資本提携し、トラックが施設内部まで自動で運行できる機能を整備するとしていて、物流の分野で深刻な人手不足が懸念される中、作業を自動化しようとする動きが広がっています。
#人手不足(物流分野)
運休の阪急電車、8時間半後に再開 ラッシュ直撃、帰宅の足にも影響 https://t.co/lrbRXX1ElB
— 京都新聞 (@kyoto_np) July 19, 2023
梅の一大産地として有名な和歌山県では、梅の収穫面積の減少が課題となっています
— NHKニュース (@nhk_news) July 19, 2023
現地を取材しましたhttps://t.co/OWzMDkxaWj
そもそも和歌山県の梅栽培は、400年ほど前の江戸時代にさかのぼる。
当時の紀州藩・田辺領の家老、安藤直次が、やせた土地を有効利用しようと栽培を奨励したのが始まりだ。
税を免除し、保護政策をとり、梅栽培が広がった。その後、品種もどんどん改良されて梅の主力品種となったのが「南高梅」。
肉厚で皮が柔らかいのが特徴だ。
梅は、収穫のタイミングによって、熟し具合が変わる。そして、さまざまな用途に使うことができる。
青い実は、梅酒や梅ジュースに。黄色く色づいた完熟した梅は、梅干しやジャムなどに加工される。
初夏、梅の収穫は、どうやって行われるのか、ご存じだろうか。農家はこの時期、梅の木の下にネットを敷き詰める。
そして、完熟してネットの上に落ちてきた実をたもですくって梅を集める。
落ちた梅は、腐らないよう毎日拾う必要がある。
強い日ざしが照りつけるなか、早朝から晩まで続く「梅拾い」は大変な作業だ。
人出が足りず、多くの農家はアルバイトを雇って収穫の手伝いもしてもらっている。
こうして収穫された和歌山県の梅は、去年6万4400トンに及んだ。
これは、58年連続で全国1位だ。
しかし、この梅の一大産地を揺るがしかねない問題が、少しずつ広がっていた。
梅の収穫面積 減少続く
「2年ほどでこういう状態になります」
梅農家の瀧本和明さんに案内してもらい、親戚のものだという梅農園を見に行った。
急しゅんな山の斜面にある梅農園。
よく見ると、梅の木につたが絡まっている。
辺りは雑草や雑木が生い茂っていた。まさに梅の耕作放棄地だ。
放棄地は、山の尾根の向こう側の急斜面にも広がっていた。
見るも無残な姿だ。
農園の持ち主は高齢で、3年前に栽培をやめ、荒れたまま放置してしまったという。
高齢化が進む梅農家。70代や80代ということも少なくない。
一方で梅栽培は、炎天下の梅拾いだけでなく、草刈りや枝の間伐などの作業も過酷だ。体力勝負の面が否めない。
こうした作業に限界を感じ、少しずつ収穫面積を減らしたり、栽培そのものをやめたりする人が増えているという。
和歌山県内の梅の収穫面積が、ここ数年どうなっているのかをみてみた。
すると、平成26年の5140ヘクタールをピークに、去年まで8年連続で減少している。
県によると、とくに急傾斜地の梅農園で収穫を取りやめる例が多いという。
収穫ネットを引いたり、草刈りをしたりする作業が大変で、高齢の農家が栽培を続けることができないためだ。農家 瀧本和明さん
「木になった梅を1粒1粒収穫する際に、高齢になると脚立から落ちる危険性があります。体力的に厳しくなってくると、作業のやりにくいところでは梅の収穫をやめていくことになる」木を低くして効率化
高齢者でも管理しやすい栽培方法はないのだろうか。
みなべ町にある県の「うめ研究所」では、農家の高齢化に対応した新たな栽培方法を確立、普及に乗り出した。
通常4メートルほどの高さまで成長する梅の木。
人の背丈に比べて大きく、栽培は何かと大変だ。
そこで、研究所は、幹を伐採して2メートル40センチほどに低くするという、新たな栽培方法を編み出した。
平均的な成人男性が、手を伸ばせば木全体に手が届き、脚立を使う手間がなくなる。そして安全に収穫もできるようになる。
しかし、木が小さくなると、その分、収穫量は落ちてしまうことが懸念される。
そこで研究所では、収穫量確保の策も考えたという。
うめ研究所 綱木海成 研究員
「本来なら実が付かない枝を、人工的に実のつく枝に変えてしまう方法があります」収穫アップの意外な方法
短い枝に実をつける習性がある梅の木。
4月から5月にかけて長く伸びる枝を、10センチ程度に短く刈りそろえると、通常実がつかない枝にも、実がつくことがわかった。
実験では、この方法で木を小さくしても、収穫量は翌年から増え、4年目には、通常の木に比べて1.6倍の収穫量を得られるようになったという。
不作の影響も受けにくくなり、収穫量が安定することも確認。
農作業の省力化とともに、収穫量も大幅に高めることに成功したのだ。
和歌山県で、この栽培方法を取り入れているのは、まだ収穫面積全体の0.4%にすぎない。県は各地に、効果を実証する農園を設けて、新たな栽培方法の普及に挑もうとしている。
うめ研究所 綱木海成 研究員
「梅の収穫面積が減っていく中で収穫量を維持する方法の1つとして使ってほしいと思います」
#アウトドア#交通