https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日産とルノーはことし2月、ルノー保有する日産の株式を43%から日産側と同じ15%に引き下げ、対等に見直すことで合意し、両社は26日、最終的な契約を結んだと発表しました。

これを受けてルノーは年内をめどに、保有する日産の株式のうち28%分をフランスの信託会社に移し、両社の資本関係は対等となります。

日産の内田誠社長は、将来的にこの株式を一定程度買い取る考えを示しています。

一方、この見直しに合わせてルノー側が求めていたEVの新会社への出資については、日産は最大で6億ユーロ、今の日本円で930億円規模の出資を行う方針です。

一連の交渉は当初、ことし3月末までの最終契約を目指していましたが、日産の経営陣の間で契約の条件をめぐって対立が起きたこともあって日程が遅れていました。

今後、日産はEVシフトが進む中、いかに競争力を高めていくかが課題となります。

日産自動車が26日に発表した、ことし4月から6月まで3か月間のグループ全体の決算は、北米や日本での好調な販売と円安の効果で、売り上げが2兆9176億円と、去年の同じ時期に比べ36.5%増え、過去最高となりました。

また、最終的な利益も2.2倍に増加し、1054億円となりました。

ただ、その一方で、EV=電気自動車の普及が急速に進む中国市場では、販売台数は16万2000台と、前の年の同じ時期に比べ45.8%減少しました。

そのうえで、中国市場での今年度の販売台数の見通しも、前回の113万台から80万台に下方修正しました。

内田誠社長はオンラインによる記者会見で、中国市場でEVを含む電動車を強化するとして、合弁相手の現地の自動車メーカーとともに、新型車の投入計画を前倒しで進める考えを明らかにしました。

一方、提携関係にあるルノーと資本関係を対等に見直すことなどで26日に最終契約を結んだことについて、内田社長は「契約を結ぶまで少し時間を要したが、十分な議論を重ね、双方にとってよい形で合意することができた。両社の提携を最大限活用し、日産の企業価値を向上させたい」と述べました。

#決算(自動車・日産)

d1021.hatenadiary.jp