ラファ検問所からの退避、まもなく再開=ガザ国境当局 https://t.co/a5rUQu6six
— ロイター (@ReutersJapan) November 6, 2023
パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所からの退避が6日に再開され、数十人の外国籍保有者と負傷者がエジプト側に退避した。複数のエジプト治安筋が明らかにした。
ガザ当局は先に、エジプト国籍保有者のほか、エジプト入国許可者のリストに既に掲載されている外国人の検問所通過が再開されると発表していた。
ラファ検問所を通した負傷者や外国籍保有者らの退避は先週始まったが、ガザ保健当局は3日、ガザ市内の病院から出発する救急車の車列がイスラエル軍の攻撃を受けたと発表。エジプト当局によると、これを受け人道活動は4日に停止されていた。
国連のデータによると、ガザに支援物資を運ぶトラックの通過も5日は25台となり、2日時点の102台から減少していた。
エジプト治安筋によれば、6日の退避再開を受け、夕方までに二重国籍者約80人と負傷者17人が退避し、支援物資を積んだトラック48台がガザに入った。
エジプトは避難に利用される救急車の安全を確保するため赤十字国際委員会(ICRC)による護衛などを求めていたという。
ICRCは6日、ガザ市のシファ病院から患者を乗せた救急車4台の車列をラファの境界まで護衛したと明らかにした。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・6日のラファ検問所からの退避再開を受け夕方までに二重国籍者約80人と負傷者17人が退避し支援物資を積んだトラック48台がガザに入った)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・救急車車列攻撃・保健省報道官声明「国際法に従い、負傷者を乗せた救急車の車列をガザ市内のシファ病院から移動させる旨を赤十字に通達していた」・イスラエル軍「ハマスが戦闘員や武器の輸送に救急車を使用しているとの情報を得た」・赤新月社「35歳女性が乗っていた」)
米国務長官、トルコ外相とガザ問題巡り協議 大統領とは会談せず https://t.co/XnRPX8SaZV
— ロイター (@ReutersJapan) November 6, 2023
ブリンケン米国務長官は6日、4日間の中東歴訪を終えた。パレスチナ自治区ガザへの人道支援拡大やイスラム組織ハマスが拉致した人質解放に向け、米国が目指す人道目的での攻撃一時停止への進展はほとんどなかった。
ブリンケン氏はこの日、トルコの首都アンカラを訪問し、フィダン外相と会談した。パレスチナ自治区ガザでの人道支援拡大のほか、イスラエルとガザを実効支配するイスラム組織ハマスの武力衝突拡大抑制に向けた取り組みが議題となった。
アンカラ出発前に空港で記者団に対し「人道支援の大幅な拡大や紛争が他地域に拡大するのを防ぐための取り組み、さらにイスラエルとパレスチナの永続的な和平のための条件整備について話し合った」と明らかにした。
米国務省当局者によると、ブリンケン氏とフィダン氏の会談は2時間半に及んだという。ブリンケン氏とトルコのエルドアン大統領との会談は行われなかった。エルドアン大統領は、米国による「イスラエルへの無制限の支援」を批判している。
トルコ外務省筋によると、フィダン氏はブリンケン氏に対し、ガザでの即時停戦宣言とともに、イスラエルが民間人を標的にしていることを阻止すべきと述べた。
これに対しブリンケン氏は、米国はガザへの支援拡大と人質解放に焦点を当てていることに変わりはないとした上で、人質解放には同地域の他の国々が重要な役割を果たすことができるとした。
ブリンケン氏とフィダン氏との会談時、外務省の建物の外には何十人もの人々が集まり、米のイスラエル支援に対する抗議活動を行った。
記者団から、中東歴訪で具体的進展はあったかと問われたブリンケン氏は、紛争の地域全体へのエスカレートを回避する取り組みに言及。「事態が悪化していないことが、進展の明らかな証拠である場合もある」と答えた。
また、米国はガザへの人道支援拡大に集中しており、民間人の犠牲を最小限に抑えるための措置についてイスラエルと協力し続けるとしたが、突破口がないことも認めた。
ブリンケン氏は週末にイスラエルを再訪している。停戦を求める世界的な声が高まる中、イスラエルのネタニヤフ首相は米国の要請をはねつけ、人質解放がない限り停戦はあり得ないと述べた。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・土フィダン外相「ガザでの即時停戦宣言とともにイスラエルが民間人を標的にしていることを阻止すべき」・記者団「中東歴訪で具体的進展はあったか」ブリンケン国務長官「事態が悪化していないことが進展の明らかな証拠である場合もある」「米国はガザへの人道支援拡大に集中しており民間人の犠牲を最小限に抑えるための措置についてイスラエルと協力し続けるが、突破口がない」)
米・イスラエル首脳が電話会談、ガザ攻撃一時停止巡り協議継続 https://t.co/LuZdGdFKDf
— ロイター (@ReutersJapan) November 6, 2023
バイデン米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が6日、電話会談を行い、人道目的でのパレスチナ自治区ガザ攻撃の一時停止と人質解放の可能性について協議した。
ホワイトハウスの米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は、両国が攻撃の一時休止について意見交換を続けるとし、両首脳が今後数日間、協議を続けることで合意したと明らかにした。
6日にはより多くの米国人がガザから脱出する一方、より多くの支援物資が配送される見通しという。ただカービー氏によると、過去24時間でガザに入った援助トラックは30台に満たず、十分な援助は届いていない。
ホワイトハウスの声明によると、バイデン氏はイスラム組織ハマスから自国民を守るイスラエルの取り組みに改めて支持を表明する一方、ガザの民間人を保護する措置を講じることが不可欠だと強調した。
両首脳は今後1週間に人道支援物資の搬入を大幅に拡大する必要性についても協議した。
バイデン氏はヨルダン川西岸の状況や過激な入植者による暴力行為の責任を追及する必要性にも言及したという。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・バイデン大統領・ネタニヤフ首相・電話会談・カービー戦略広報調整官「両国が攻撃の一時休止について意見交換を続ける」「両首脳が今後数日間、協議を続けることで合意した」「過去24時間でガザに入った援助トラックは30台に満たず十分な援助は届いていない」「6日にはより多くの米国人がガザから脱出する一方より多くの支援物資が配送される見通し」)
イスラエル首相、ガザ戦闘「小休止」検討の用意 停戦には否定的 https://t.co/uqdz3ZEkdp
— ロイター (@ReutersJapan) November 7, 2023
イスラエルのネタニヤフ首相は6日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘について、人道支援物資の搬入やイスラム組織ハマスが拘束する人質の脱出を可能にする「戦術的な小休止」を検討する考えを示した。
一方、人質全員が解放されない限り停戦には応じない姿勢も改めて強調した。
米ABCニュースのインタビューで人道的な戦闘一時停止を検討する用意があるか問われ、「人質解放がなければ全面的な停戦はない」とした上で、「1時間ずつといった戦術的な小休止については、これまでも行ってきた。人道物資の搬入や人質脱出を可能にするため、状況を確認することになるだろう」と述べた。
戦闘終了後に誰がガザを統治すべきかとの問いには「イスラエルが無期限で治安全般の責任を担うだろう。われわれが治安の責任を担わなければ何が起こるか見てきたからだ」と応じた。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・ネタニヤフ首相「人質解放がなければ全面的な停戦はない」「1時間ずつといった戦術的な小休止については、これまでも行ってきた。人道物資の搬入や人質脱出を可能にするため、状況を確認することになるだろう」「(戦闘終了後に誰がガザを統治すべきかとの問いには)イスラエルが無期限で治安全般の責任を担うだろう。われわれが治安の責任を担わなければ何が起こるか見てきたからだ」)
イスラエル閣僚のガザ核攻撃「選択肢」発言、容認できず=米国務省 https://t.co/bhzCZGriS8
— ロイター (@ReutersJapan) November 7, 2023
米国務省のパテル副報道官は6日、パレスチナ自治区ガザへの核攻撃を認めるようなイスラエル閣僚による発言は「全く容認できない」と強く非難した。
パテル氏は「この紛争の全ての当事者が憎悪に満ちたレトリックを控えることが重要だと信じ続けている」と述べた。
イスラエルのネタニヤフ首相は5日、ガザへの核兵器使用が選択肢の一つだと発言したアミハイ・エリヤフ遺産相を職務停止処分にした。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・米国務省パテル副報道官「イスラエル閣僚ガザ核攻撃『選択肢』発言、容認できず」)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・アミハイ・エリヤフエルサレム問題・遺産相@極右政党「ユダヤの力」「我々はナチスに人道支援を行うつもりはない。ガザ地区にハマスに関わっていない者などいないからだ」「(司会者『そうであれば、核爆弾を使うべきだと考えるか』)それは選択肢のひとつだ」「彼らの帰還を願っているが、戦争には代償も伴う」・ネタニヤフ首相「現実からかけ離れている。イスラエル軍は罪のない人に危害を加えることがないよう国際法を最も厳しい水準で順守している」・職務停止処分)
焦点:停戦拒むイスラエル、内外世論の批判強まり米政権に手詰まり感 https://t.co/OpmXi4T57I
— ロイター (@ReutersJapan) November 7, 2023
パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる10月7日の奇襲で始まったイスラエルとハマスの衝突は、ガザの死者数がついに1万人を超えた。
そうした中で、民間人の死者を極力抑えるべくイスラエルに働きかけるよう求める国内外からの圧力にさらされているバイデン米政権は、イスラエルがハマスせん滅に向けて強硬姿勢を崩さないため、対応に苦慮している。
複数の米政府高官が公的にも私的にも、食料搬入や住民移動のための一時停戦要求を含め、ガザで人命を守る必要があると強調している。しかし、米国はこうした努力が不十分だと批判を浴びており、6日には国連の主要機関トップが、ガザでの人道的停戦を呼びかけた。
ロイター/イプソスの世論調査によると、米国民の大多数がガザ市民を救うため、米政府が交渉に動くことを望んでいる。
左派のバーニー・サンダース上院議員は5日のCNNの番組で、イスラエルには悪らつなテロ組織であるハマスから身を守るためのあらゆる権利があるとしつつ「何の関係もない何千人、何万人もの罪のない男性、女性、子どもを殺す権利は、イスラエルにはないというのが私の考えだ」と述べた。
バイデン大統領に近い民主党議員や人権団体、自制を求める欧州や中東の各国政府なども、同様の見解を示している。
サンダース氏は、米国がイスラエルに対して年間38億ドルの軍事支援を行っている以上、イスラエルに対して軍事作戦の変更を要請する権利があり、変更してほしいと訴えた。
バイデン政権幹部は、イスラエル向け軍事支援に条件を付けることを拒否している。だが、政権内からも、ガザ攻撃を自制するようイスラエルを説得できない現状にいら立つ声も出ている。
ハマスによる先月7日の奇襲でイスラエルでは1400人が死亡、240人余りが人質になった。イスラエルは心理的な打撃を被り、安全保障上の脆弱性が露呈するとともに「無敵神話」は崩壊した。
複数の米政府高官によると、イスラエルの指導者はこうしたダメージの修復には強力な報復行動しかないと考えており、自制を求める声は聞きいられていない。
イスラエル側は、ハマスが民間人や人質を盾にしていて、民間人が戦闘地域から退避するのを阻んでいるとも主張している。
<民間人の被害抑制を要請>
ブリンケン国務長官の中東訪問に随行した米国務省高官の話では、軍事作戦遂行を専門とする米政府高官が民間人の犠牲を最小限に抑える方法についてイスラエルに助言する一方、米政府がイスラエルに対してガザの一部を攻撃の標的から外すよう働きかけている。
ブリンケン氏はこれまで2度にわたり中東を訪問し、人道的な一時停戦受け入れるようイスラエルを説得したが、明確な進展はない。
複数の米政府高官は、こうした呼びかけはイスラエルの戦闘方法に多少なりとも影響を与える成果があり、この数日間は空爆の回数が減っているが、民間人が爆撃される映像に「飲み込まれている」と嘆いた。
イスラエルはハマスに対する「徹底的な締め付け」を望んでおり、人道的アクセス面のいかなる譲歩も、ハマスへの圧力の緩和だと考えている。だが、国務省高官は、それでも「(援助)トラック3台は多すぎる」としていた当初の立場からは、姿勢が軟化したと説明した。
<軍事支援への条件付与せず>
サンダース氏が言及した年間38億ドルのイスラエル向け軍事支援は、オバマ政権下で成立した10年間で総額380億ドルの包括的な軍事援助を指す。
この案件は当時、米国の他国への軍事援助としては最高額だった。バイデン氏はハマスの攻撃以来、イスラエルへの140億ドルの追加支援を議会に求めている。
ハリス副大統領は先週、民間人被害の低減優先を対イスラエル支援の条件とすべきかとの質問に「イスラエルに与えている自衛のための支援に、条件を付けるつもりはない」と答えた。
米国はウクライナやサウジアラビアなど他の国への軍事支援では、実施にあたり一定の条件を付けている。
中東アナリストで元国務省職員のアーロン・デビッド・ミラー氏は、米国がイスラエル支援に条件を付けるとは考えにくく、共和党や多くの民主党議員が反対すると見ている。
<停戦と一時停止>
イスラエルとバイデン政権は、ハマスの再編成を許すことになるとして停戦要求を繰り返し拒否。バイデン政権は「人道的な一時的な戦闘停止」を支持しているが、イスラエルはこれにも反対している。
停戦を支持する米議員の中には、ハマスの根絶を支持しつつ、イスラエルの戦略は裏目に出ると危惧する声もある。
民主党の急進左派の代表格、プラミラ・ジャヤパル下院議員は「何千人ものパレスチナ人、何千人もの子どもたちを殺害し、難民キャンプを空爆すれば、たとえハマスの指導者を何人か始末したとしても、こうした状況が続けば住民が過激化し、別のハマスが生まれるだろう」と警鐘を鳴らした。
オバマ前大統領は週末に発表されたインタビューの中で、米国の責任に言及。「誰の手も汚れており、私たち全員がある程度加担していることを認めなければならない」と語った。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・焦点:停戦拒むイスラエル、内外世論の批判強まり米政権に手詰まり感 ・米国務省高官「軍事作戦遂行を専門とする米政府高官が民間人の犠牲を最小限に抑える方法についてイスラエルに助言する一方、米政府がイスラエルに対してガザの一部を攻撃の標的から外すよう働きかけている」・国務省高官「それでも『(援助)トラック3台は多すぎる』としていた当初の立場からは、姿勢が軟化した」・ロイター「イスラエルとバイデン政権は、ハマスの再編成を許すことになるとして停戦要求を繰り返し拒否。バイデン政権は『人道的な一時的な戦闘停止』を支持しているが、イスラエルはこれにも反対している」・オバマ元大統領「誰の手も汚れており、私たち全員がある程度加担していることを認めなければならない」)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・NYT「米国はイスラエルに対しガザ地区での民間人の犠牲を減らす為の措置を内々に説明した」)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・オバマ元大統領「「問題を解決したいなら、真実をすべて受け入れなければなりません」)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・ハリス副大統領「われわれはイスラエルに自衛のための支援を提供することについて、いかなる条件も設けるつもりはない」)
ヨルダン、ガザ攻撃でイスラエル批判 「あらゆる選択肢」検討 https://t.co/qKOiSJlTdU
— ロイター (@ReutersJapan) November 7, 2023
ヨルダンのハサーウネ首相は6日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの砲撃や地上侵攻について、軍事目標と民間施設を区別していないと批判し、ヨルダンの対応として「あらゆる選択肢」を視野に入れていると述べた。
ヨルダンはイスラエルのガザ攻撃に抗議するため、駐イスラエル大使を召還しており、先週はまた、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃の直後にヨルダンを出国したイスラエル大使についても、帰任を認めないと表明した。
ハサーウネ氏は、イスラエルによるガザ封鎖は自己防衛ではないと指摘。「イスラエルの残忍な攻撃は、民間施設と軍事目標を区別せず、安全な地域や救急車にも及んでいる」と述べた。
イスラエル外務省は声明で「ヨルダンとの関係は両国にとって戦略的に重要」とし、ヨルダン指導者による「扇動的な発言」は遺憾と表明した。
ヨルダン政府の考えに詳しい外交官らによると、同国はイスラエルとの経済や安全保障、政治上の関係を見直しており、ガザの衝突が悪化すれば、両国の平和条約の一部を凍結または破棄する可能性があるという。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・ヨルダン・ハサーウネ首相「イスラエルによるガザ封鎖は自己防衛ではない」「イスラエルの残忍な攻撃は、民間施設と軍事目標を区別せず、安全な地域や救急車にも及んでいる」「あらゆる選択肢を視野に入れている」・イスラエル外務省声明「ヨルダンとの関係は両国にとって戦略的に重要」「ヨルダン指導者による扇動的な発言は遺憾」・ヨルダン政府の考えに詳しい外交官ら「同国はイスラエルとの経済や安全保障、政治上の関係を見直しており、ガザの衝突が悪化すれば、両国の平和条約の一部を凍結または破棄する可能性がある」)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・ヨルダン外務省「駐イスラエル大使に帰還するよう指示した」)
イラン🇮🇷が米軍空母アイゼンハワーの詳細な映像を公開。いつでも空母を攻撃できることをアピールか。アイゼンハワーは最も旧式の部類で、WW3起こすために偽旗で沈められる可能性もある。 https://t.co/BpCYiq4RsZ
— J Sato (@j_sato) November 7, 2023
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・イラン・米軍空母「アイゼンハワー」詳細映像公開・J_Sato「最も旧式の部類で、WW3起こすために偽旗で沈められる可能性」)
米海軍 “原子力潜水艦が中東周辺に到着” イランなどけん制かhttps://t.co/nnOnhPBikQ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 7, 2023
アメリカ中央海軍は6日、中東や東アフリカを担当する海軍第5艦隊の管轄地域にオハイオ級原子力潜水艦が11月5日到着したと発表しました。
中央海軍は声明で「潜水艦の迅速な展開は、潜在的な敵対勢力を抑止し、海洋の安全を強化する能力を示すものだ」と強調し、スエズ運河を航行する潜水艦だとする写真を公開しました。
アメリカ軍が潜水艦の動きを公表するのは異例です。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、アメリカは周辺地域への紛争の拡大を警戒していて、イスラエルと敵対するイランや、イランが支援する勢力へのけん制を強めるねらいがあるとみられます。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・アメリカ中央海軍「オハイオ級原子力潜水艦が11月5日到着した」・米軍が潜水艦の動きを公表するのは異例)
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・米軍オハイオ級原子力潜水艦(*154発の核弾頭トマホークを搭載可能)中東到着・下山伴子「半年前のAUKUSの軍事演習通り、中東の石油ルート覇権も狙う作戦でWW3への点火を狙う‼️ 」)
イスラエルは2015年に核兵器を使っていた?
— 臥龍通信 (@wangon2010) November 6, 2023
核物理学者で元IAEA査察官のジェフ・スミスは2015年に、イエメンから受け取った爆発のビデオを核兵器専門家が分析したところ、非常に高い確率で中性子爆弾であり、イスラエルによる攻撃のみである可能性があると報告した。 https://t.co/DlcFaVyLbO
#核戦争(イスラエル・核物理学者/元IAEA査察官ジェフ・スミス「2015年にイエメンから受け取った爆発のビデオを核兵器専門家が分析したところ非常に高い確率で中性子爆弾」)
BBCニュース - ハマス幹部、イスラエル急襲での民間人殺害を否定 BBCインタビューhttps://t.co/mgmUPHWVSp
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) November 7, 2023
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの幹部がBBCのインタビューに応じ、イスラエルを急襲したハマスが民間人を殺害したことを否定した。標的にしたのは兵士だけだったと主張した。
ハマスの政治部門ナンバー2のムーサ・アブ・マルズーク氏はBBCの取材に対し、ハマスの攻撃から「女性や子供、民間人は除外されていた」と述べた。
10月7日のハマスの襲撃をめぐっては、マルズーク氏の主張とは対照的に、戦闘員らが非武装の成人や子供たちを銃撃している証拠映像が多数残っている。
イスラエルは、ハマスがこの攻撃で1400人以上を殺害し、その大半が民間人だったとしている。
マルズーク氏はイギリスで対テロ規制の対象となっており、資産が凍結されている。今回のインタビューは4日に湾岸諸国の一つで行われた。先月7日の襲撃以降、BBCが取材したハマス幹部としては最高位の人物。
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ガザの死者「1万人超えた」とハマス 国連総長は「子どもたちの墓場になりつつある」
【解説】 イスラエル・ガザ戦争 4週間たった今、五つの新しい現実=BBC国際編集長
イスラエル・ガザ戦争のこれまでの記事一覧
BBCは、ガザ地区での戦争や、同地区内にとらわれている人質について質問した。マルズーク氏は、イスラエルがガザ地区に爆撃を続けているかぎり、人質は解放できないと語った。ハマスが運営するガザ地区の保健省によると、イスラエルが攻撃を開始してから1万人が殺害されている。
「人質は解放する。しかし戦闘を止めなければならない」と同氏は述べた。
マルズーク氏は先にモスクワを訪問し、ハマスが人質にしたロシアとイスラエルの二重国籍を持つ8人の処遇について協議した。ハマスは英米など多くの国からテロ組織に指定されている。
同氏によると、ガザ地区のハマスのメンバーは、ロシアから来た「女性の人質2人を探して見つけた」が、軍事衝突が続いていることから解放できなかったという。
同氏はまた、現実的に人質を解放できるのは、「イスラエルが戦闘をやめ、赤十字に人質を引き渡せる」場合だけだと述べた。
民間人は「除外」していた
10月7日の襲撃についてマルズーク氏は、ハマスの軍事部門「カッサム旅団」のリーダーのムハンマド・エル・デイフ氏が、民間人には危害を加えないよう部下に命じたと主張した。「エル・デイフは『女性も子供も老人も殺すな』と、戦闘員らにはっきりと言っていた」
一方で、予備役兵は攻撃の「標的だった」と説明。殺害したのは「徴集兵か兵士」だけだと主張した。
そして、女性、子供、民間人は「除外」されていたとした。
証拠映像については語らず
ハマス戦闘員のヘルメットのカメラが撮影した映像には、非武装の住民らが車や家の中で撃たれている様子が映っている。このことについて問われると、マルズーク氏は直接は答えなかった。
ハマスの政治部門は攻撃準備を知っていたのかとの問いには、「(軍事部門は)政治指導部と相談する必要はない。その必要がない」と述べた。
ハマスの政治部門は、カタールを拠点にしている。ガザ地区の軍事部門とは距離があると説明することが多い。
イギリス政府は両部門を区別しておらず、2021年にハマスの政治部門をテロ組織に指定した。
マルズーク氏はまた、米財務省によって国際的なテロリストに指定されており、ハマスの活動を調整し資金を提供した罪などで起訴されている。
約240人が人質に
イスラエルはアメリカの「人道的一時休戦」の求めを拒んでいる。アメリカは、ガザ地区への支援物資の搬入と人質240人の救出のため、一時休戦すべきだとしている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は3日、いかなる一時停戦も、人質全員の解放がなければ実現しないと述べた。
マルズーク氏は、ハマスが「ゲスト」と呼ぶ人質全員のリストは持っておらず、その多くがどこにいるのかも知らないと主張。理由として、「異なる派閥」に分かれて拘束されているからだとした。
ガザ地区には、「イスラム聖戦」などいくつかのイスラム組織がある。それらはハマスと密接に連携しているが、表向きは独立している。
マルズーク氏は、人質の情報を集約するには停戦が必要だとし、ガザ地区が砲撃を受けている間は他の事柄が優先されると述べた。
同氏は今回の紛争の展開において、重要な役割を果たすとみられている。人質をめぐる交渉でも、中心人物となる可能性が高い。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・ハマス政治部門ナンバー2ムーサ・アブ・マルズーク「人質は解放する。しかし戦闘を止めなければならない」「ハマス軍事部門「カッサム旅団」リーダームハンマド・エル・デイフは『女性も子供も老人も殺すな』と、戦闘員らにはっきりと言っていた」・ハマス政治部門はカタールを拠点・BBCインタビュー)
そう🔯ユダヤの事を悪く言えば🇪🇺🇺🇸西側ではメインメディアからは締め出される。
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) November 6, 2023
それはつい最近までそうだった…
しかし手のひらを返した様に今は積極的に反ユダヤを推し進めた情報を欧米は流している。
あのCNNまでもそうだ。
人道支援のアピールを大きく🇵🇸パレスチナ支持デモの映像を流す。… https://t.co/VOm4yhLUJ3 pic.twitter.com/c6jyN4JOKv
そう🔯ユダヤの事を悪く言えば🇪🇺🇺🇸西側ではメインメディアからは締め出される。
それはつい最近までそうだった…しかし手のひらを返した様に今は積極的に反ユダヤを推し進めた情報を欧米は流している。
あのCNNまでもそうだ。
人道支援のアピールを大きく🇵🇸パレスチナ支持デモの映像を流す。ブリンケンは🇮🇷イランに🇺🇸米国には敵意が無いと負け犬の様に懇願している。
しかし、これを正しき覚醒だと勘違いしてはならない。
これは彼らが次の準備をしているからに他ならない。
彼らはハマスのテロ組織に爆弾を与え、空母打撃群をイスラエルに寄せている。
そして今、彼らは🕌アラブ諸国に🇮🇱イスラエルに反対するよう更なる情報を流し攻撃するようけしかけている。
当初🔯イスラエル側には…
🗣️🇺🇸米国は最後まで支持しますので好きにやってください…🙆そして今☪️アラブ側には…
🗣️🇺🇸米国には敵意はありません、好きにやってください…🙆彼らが人類に何をさせようとしているのか…恐らくは支配者からの許可は取れているのでしょう。
仮に作戦が頓挫して一線を越えずに免れたとしても、彼らは何も損しない。米国の財政、内政、ウク敗戦を誤魔化すには格好の隠れ蓑となる。
しかし事を起こさず沈静化したとして、ただイスラエルが悪役となり世界から責められるだけになるとは到底思えない。
その時は西側全てが滅ぶ時となる。
むしろその選択の方が核戦争の選択より難しく感じる…導火線に火を付けた彼らを信じてはならない。🐸
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・morpheus「手のひらを返した様に今は積極的に反ユダヤを推し進めた情報を欧米は流している。あのCNNまでもそうだ」「導火線に火を付けた彼らを信じてはならない」)
#宇野正美(イルミナティー「我らがお前たちを利用する。ユダヤ人だと信じてしまえ」)
7:00
「『アメリカはユダヤ人によって支配されていますから』ということを評論家が初めて言い出したね」
🇺🇸タコマでは、BLM、AntFA、ハマス支持の活動家ら約500人が、🇮🇱イスラエル行きの武器や物資を積んでいた米貨物車両運搬軍艦ケープ・オーランドを妨害。
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) November 7, 2023
🐸🇮🇱🇵🇸この戦いに於いて、
誰がどっちの味方なのか?
何故この人、この団体が支持しているのか?
など混乱がある事と思います。… pic.twitter.com/1XUPjAkKYU
🇺🇸タコマでは、BLM、AntFA、ハマス支持の活動家ら約500人が、🇮🇱イスラエル行きの武器や物資を積んでいた米貨物車両運搬軍艦ケープ・オーランドを妨害。
🐸🇮🇱🇵🇸この戦いに於いて、
誰がどっちの味方なのか?
何故この人、この団体が支持しているのか?
など混乱がある事と思います。
ウク紛争とは似ていて非なるもの。国連、グレ太、。
イスラム圏での立場、
ウクライナの立場、
そして米国内での立場、
🍦バイデンの立場、
🐯トランプの立場、
🐻ロシア、プ~さんの立場…
🦃エルドアンの立場など…いわばこの混乱が目的でもあるという事を念頭に考えて見てほしい。
誰が得をしているのか?
そして何を隠す為に誤魔化しているのか?混乱を招く事もあると思います故、発信者の自分としての基本的振る舞いをお伝えしますが、まず、なるべくは入ってきた情報は淡々と伝える(記事による判断は見る人に基本委ねています。感情論に偏らない為に惨たらしい記事以外のガザ被害、イスラエル内政の発信も含めます)
ネット上には沢山の記事が発信されますが、その種類の、量、偏りも踏まえて欲しい。
"何故に自国民が犠牲となると解っていながら今ハマスは自殺行為ともなる攻撃を挑んだのか?"
"解っていながら何故にここまで自国が世界から叩かれる様な凄惨な行動をイスラエルは取り続けるのか?"それはご存知の様に政治的宗教的な理由もある。また米国は空母打撃群を出し武器の提供をしながら人道支援も行っている。そのバランスや意図、タイミング。
一時期から転じてリベラル国際メディアがイスラエル非難に姿勢を変えた事。
もちろん左派右派一緒になって、ともにパレスチナ支持の団結が行われている事。MAGA議員でさえ非難されている事。自国問題のデモ意識がが外国に向かった事。、
1次情報だけを総括すれば、
ハマスというテロ組織が首都テルアビブに攻撃した事に始まり、その報復が行き過ぎて大量の一般人犠牲者が生まれ、非難が起こった。国連での停戦採決に応じないイスラエル、
物理的、街の構造的に市民を盾にしているハマス。基本的にイスラムとユダヤの民族間の争いは長い長い歴史が重なり、
事情が絡まり、我々の理解を拒む事柄である。その事を含めて考えても犠牲を抑える事が優先して望まれていて、それは誰しもがそう思う事。
また🔯イスラエル軍自体の行動もスムーズとは言えない。
そして近隣☪️アラブ国家も報復をほのめかすものの、🇱🇧ヒズボラ含めそう簡単ではないという事。
パレスチナ市民の犠牲に反対するのは間違っていない。しかしその事により単純にユ田ヤ人を非難すればそれは、かつてのユ田ヤ弾圧に結びつき卍民族主義の台頭を手助けしてしまう。
正しい事は間違った人が言っても正しい事には変わりない。
しかし間違った存在の発言には必ず意図がある。知識がある人、理解が進んでいる人が金融ユ田ヤを非難する事は仕方がない話。しかし一般の人も巻き込んでそれが加熱すれば、その事自体に意図があると思わざるを得なくなる。
彼らはとんでもない所に手を出した。
しかし救いの情報も存在している。
彼らのパワーはますます弱まっている。
Israel is the last.
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・morpheus「誰がどっちの味方なのか?何故この人、この団体が支持しているのか?など混乱があることと思います」「自分としての基本的振る舞いをお伝えします」)
元FOXアンドリュー・ナポリターノ🎙NATOと🇪🇺西ヨーロッパについて彼らがこの問題を解決する為に🇺🇸米国に期待する事について話してください。… pic.twitter.com/UvwMrit5dm
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) November 7, 2023
元FOXアンドリュー・ナポリターノ🎙NATOと🇪🇺西ヨーロッパについて彼らがこの問題を解決する為に🇺🇸米国に期待する事について話してください。
政治学者ジョン・ミアシャイマー🗣️彼らは何も期待していないと思います。これらの人々はみな、この問題には解決策がない事に気づいていると思います。ブリンケンやバイデンもそれに気づいていると思う。私達は単に出口がない状況にいるのです。
🎙🇷🇺🐻プーチンや🇨🇳中国の🐼習近平国家主席がリーダーシップを発揮するチャンスはありますか?
🗣️その通りだ。まず第一に彼らはパレスチナとイスラエルの紛争を解決しようとしてきた、あるいは主にその責任を担ってきたアメリカが失敗したという主張を大々的に展開している。
米国は失敗した。
もし米国がもっと真剣に関与していれば、あるいは国際社会がもっと考えていれば、この問題の解決に成功していたはずだというのだ。さらに彼らは、この大規模な紛争が勃発した今、アメリカはこの紛争をひどく扱っていると主張している。
なぜなら紛争を解決しイスラエルをなだめ、生活を改善させようとする代わりに火に油を注ぎ、すでに悪い状況をさらに悪化させているからだ。
この主張はアメリカの人々だけでなく世界中の人々の共感を呼んでいる。なぜならこれは人々にとっても悪夢のようなシナリオだからだ。🐸
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・ミアシャイマー「私達は単に出口がない状況にいる」「アメリカは紛争を解決しイスラエルをなだめ、生活を改善させようとする代わりに火に油を注ぎ、すでに悪い状況をさらに悪化させている」「悪夢のようなシナリオだ」)
イスラエル ハマス 衝突1か月 国連「ガザの悪夢は人類の危機」https://t.co/g64fUuKazb #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 6, 2023
パレスチナのイスラム組織ハマスが奇襲攻撃を行い、報復としてイスラエル軍がガザ地区への軍事作戦を開始してから7日で1か月となります。ガザ地区の保健当局の発表では、ガザ地区だけで死者の数が1万人を超え、今後、最大の都市、ガザ市での市街戦が本格化するなかで、犠牲者がさらに増えることが懸念されます。
国連のグテーレス事務総長は6日、ニューヨークの国連本部で記者会見し「ガザの悪夢は人類の危機だ」と述べた上で、人道目的での停戦を強く訴えました。
目次
双方の死者 1万1000人を超えるバイデン大統領がネタニヤフ首相と電話会談
パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘員が、イスラエル側に越境して民間人を相次いで殺害し、これに報復する形でイスラエル軍が軍事作戦を開始してから7日で1か月となります。
ハマスの壊滅を掲げたイスラエルの軍事作戦は「鉄の剣」と名付けられ、およそ20日間にわたる激しい空爆を経て10月下旬、ネタニヤフ首相が「戦争の第2段階に入った」として地上作戦を拡大しました。
イスラエル軍はガザ地区の住民に南部への退避を通告した上で、地上部隊を進めて最大の都市ガザ市を包囲し、5日にはガザ地区を軍事的に南北に分断したと発表しました。
イスラエル軍はハマスの拠点を破壊するためだとして、病院の周辺や人口が特に密集している難民キャンプなどへの攻撃を続け、多くの市民が犠牲になっています。
ガザ地区の当局によりますと、6日にも小児科の病院などに攻撃が行われあわせて8人が死亡したとしています。
双方の死者 1万1000人を超える
地元の保健当局によりますと、一連の衝突でガザ地区の死者は1万22人にのぼり、イスラエル側の死者も少なくとも1400人で、双方の死者は1万1000人を超えています。このほか、240人以上が人質としてハマスに拘束され、解放をめぐる交渉が続いています。
ただ、イスラエル軍は今後、ガザ市での市街戦を本格化させるとみられていて、犠牲者がさらに増えることが懸念されます。
ネタニヤフ首相「終結後もガザ地区に責任持つ」
イスラエルのネタニヤフ首相は6日、アメリカのABCテレビのインタビューに応じました。このなかでネタニヤフ首相は、戦闘終結後のガザ地区について「イスラエルは無期限で、安全保障全般の責任を担うことになる」と述べ、詳しいことは明らかにしなかったものの、イスラエルの安全保障のため関与を続ける考えを示しました。
また、戦闘の一時停止の可能性について「人質が解放されなければ、ガザでの停戦はない」とあらためて述べました。
その上で、アメリカ・ホワイトハウスがイスラエル側と協議を行ったと明らかにした人道支援を目的とした「戦術的な戦闘の一時停止」について、ネタニヤフ首相は「ここで1時間行い、あそこで1時間行うというものだ」と述べ、現場の状況に応じて実施する短時間の戦闘の停止だと明らかにしました。
アフガニスタン1年分の爆弾を6日間で使用
イスラエル空軍は10月12日、イスラエル軍がガザ地区への軍事作戦を開始してから最初の6日間の空爆で、およそ6000発の爆弾を投下したと発表しています。この数は、アメリカ軍が2019年の1年間にアフガニスタンで投下した爆弾の数にほぼ匹敵します。この数字を分析したアメリカの有力紙ワシントン・ポストは、2019年はイスラム主義勢力タリバンの施設などを狙って、最も空爆が多かった年だったとしています。アメリカ中央軍によりますと、2019年にアフガニスタン全土で投下した爆弾はあわせて7423発でした。
これについてワシントン・ポストは専門家の話として、「大勢の人が頻繁に避難場所を変えることを余儀なくされる中、イスラエル軍が軍事作戦を始めた当初と比べて民間人の巻き添え被害を正確に予測できていないおそれがある」という見方を伝えていて、今後、市街地での戦闘が本格化するなか犠牲者がさらに増えることが懸念されます。
バイデン大統領がネタニヤフ首相と電話会談
アメリカ・ホワイトハウスは6日、バイデン大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談し、人道支援を目的とした「戦術的な戦闘の一時停止」について協議したと明らかにしました。ホワイトハウスが6日に発表した声明によりますと、バイデン大統領はネタニヤフ首相とガザ地区をめぐる情勢について協議し、人道支援を目的とした「戦術的な戦闘の一時停止」を実現させることについて話し合ったとしています。
バイデン政権はこれまで「人道目的の戦闘の一時停止」ということばを使ってきましたが、今回は「戦術的な戦闘の一時停止」という表現になっています。
表現の違いについて、ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議はNHKの取材に対し「戦術的」ということばを使った意図については触れず、これまでの姿勢と変わらないと説明しています。
また、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は、両者は数日以内に再び協議することで合意したと明らかにしました。
さらに、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間の停戦については「現時点ではハマスを利するものであり、支持しない」と改めて述べ、あくまでも停戦ではなく、比較的短期間とされる戦闘の一時停止を求めていくとしています。
ニューヨークで双方の支持者によるデモ
軍事衝突が始まってから1か月となるなか、アメリカ・ニューヨークでは6日、イスラエルとパレスチナのそれぞれの支持者によるデモが行われました。このうち、パレスチナを支持するデモは、自由の女神像の周りで行われました。おそろいの黒色のTシャツを着た人たちが、「ガザの人たちを生かして」とか「今すぐ停戦を」などと訴えました。主催した団体によりますと、およそ500人が参加したということです。
デモに参加した、自身もユダヤ系だという女性は「ガザで行われていることは大量虐殺であり、私たちユダヤ人の価値観に反しています。ガザやパレスチナの人々への破滅的な暴力をやめるよう、今すぐ停戦を求めます」と話していました。
一方、イスラエルを支持するデモは、セントラルパークの近くで数ブロックを封鎖して行われ、アメリカメディアは、およそ1万人が集まったとみられると伝えています。
参加した人たちは、イスラエルの国旗を手に持ったり身にまとったりして、ハマスに誘拐されたとする人の写真を掲げながら、「彼らを家に帰して」などと訴えていました。
イスラエルに家族がいるという女性は、「ハマスが罪のない女性や子どもを殺害したことを非難し、イスラエルに連帯の姿勢を示すために来ました。すべての人質が家に戻るまで停戦はありえません」と話していました。
ガザ地区 人道危機が深刻化(国連まとめ)
イスラエル軍の激しい攻撃が続くガザ地区では、食料や医薬品、燃料などの物資が不足し、人道危機が深刻化しています。【食料】
OCHA=国連人道問題調整事務所の5日の発表によりますと、コメや植物油、豆類など必需品となっている食料の備蓄は、3日以内に枯渇する見通しだということです。エジプト側から搬入されるツナ缶など、すぐに食べられる食料は南部で配られているものの、ガザ市など北部では地上作戦が激しさを増す中、数日間、食料の供給が完全に停止しているということです。
また、ガザ地区の製粉工場は電力や燃料の不足のため、主食のパンの原料の小麦を加工できない状態となっています。一部の店ではパンの提供を続けているものの、住民は空爆の危険にさらされながら、数時間にわたって列を作っているとしています。
【水】
ガザ市など北部では、燃料不足ですべての公設の井戸が稼働を停止したことなどから、数十万人が深刻な水不足に直面しているということです。南部では、イスラエル側から水を供給する2つのパイプラインは機能しているということですが、すべての公設の井戸が稼働を停止しているうえ、2つある海水を淡水に変える装置のうち1つが停止し、もう1つは最低限の稼働となっています。
ガザ地区では今月に入って下水道の施設なども攻撃で大きな被害を受けていて、衛生環境の悪化が懸念されるとしています。
【支援物資】
ガザ地区には、エジプトとの境界にあるラファ検問所から10月21日以降、断続的に支援物資を積んだトラックが入っていますが、今月4日までの2週間余りの間の総数は451台で、一連の衝突の前の1日平均500台と比べて大幅に少なくなっています。さらに、燃料の搬入は認められておらず、国連は燃料も含めて、搬入する支援物資の量を増やす必要があると訴えています。
ガザ地区 医療・人的・建物被害
【医療環境】
一連の衝突が始まって以降、ガザ地区では医療従事者の犠牲や被害を受ける医療機関が相次ぎ、医療環境は危機的な状況に陥っています。OCHA=国連人道問題調整事務所によりますと、今月5日までに、130人の医療従事者が攻撃によって死亡しました。
また
▼入院設備のある医療機関の4割と
▼初期診療を行う医療機関の7割余りが
攻撃による被害や燃料不足のため閉鎖しているということです。UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関などの3日の発表によりますと、ガザ地区には推定で5万人の妊婦がいて、
▼攻撃による心理的なストレスで流産や死産、早産が増えるおそれがあるほか
▼多くの医療機関が攻撃で被害を受けているため十分なケアを受けられず、妊婦が死に至るリスクも高まっているとして、警鐘を鳴らしています。【国連スタッフの犠牲】
一連の衝突では、国連のスタッフや報道関係者の犠牲も出ています。OCHAなどの国連機関や国際NGOの代表18人が5日、連名で出した声明によりますと、10月7日以降、亡くなった国連スタッフの数は88人に上ったということです。
これは、ひとつの紛争で亡くなった国連スタッフの数としてはこれまでで最も多くなっているということです。
【ジャーナリストの犠牲】
また、報道関係者が犠牲になるケースも相次いでいて、ニューヨークを拠点に報道の自由を守る活動をしている国際的なNPO「CPJ=ジャーナリスト保護委員会」は11月6日の時点で、ガザ地区やイスラエル、それにレバノンでジャーナリストなど報道関係者が少なくとも36人死亡したとしています。このうち、
▼31人がパレスチナ人
▼4人がイスラエル人
▼1人がレバノン人 だということです。【建物被害】
ガザ地区の住宅の被害について、OCHAは5日の発表で、
▼4万棟以上が破壊され
▼22万棟以上が部分的に損傷し
被害を受けた住宅は少なくとも全体の45%に上るとしています。国連 グテーレス事務総長「ガザの悪夢は人類の危機だ」
パレスチナのガザ地区をめぐる軍事衝突が激しくなる中、国連のグテーレス事務総長は6日、ニューヨークの国連本部で記者会見し「ガザの悪夢は人類の危機だ」と述べた上で人道目的での停戦を強く訴えました。このなかでグテーレス事務総長は、「ガザの悪夢は人道危機を超えている。人類の危機だ」と指摘したうえで、「イスラエル軍は地上作戦と爆撃で、民間人、病院、難民キャンプ、モスク、教会、国連施設を攻撃し、誰1人として安全ではない」と述べ、ガザ地区で罪のない民間人の犠牲が増えていると非難しました。
一方で、ハマスについても10月7日の攻撃と人質の拘束を改めて非難したうえで、「民間人を人間の盾として使い、イスラエルに向けて無差別にロケット弾を打ち続けている」と述べました。
その上で、グテーレス事務総長は「ガザは子どもたちの墓場になりつつある。進むべき道は明確だ。今すぐ、人道目的での停戦を。今すぐ、ガザの人質の無条件の解放を。今すぐ、民間人、病院、国連施設、避難所の保護を。今すぐ、ガザにより多くの食料、水、医薬品を。そして何よりも燃料を」と訴えました。
南アフリカ政府 「ジェノサイドだ」とイスラエルを強く非難
南アフリカ政府は6日、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃で多数の市民が犠牲になっていることについて「ジェノサイドだ」と強く非難し、イスラエルに派遣している外交団を呼び戻し、関係の見直しについて協議すると発表しました。南アフリカのラマポーザ大統領は、イスラエル軍とハマスとの軍事衝突以降、パレスチナとの連帯を重視する姿勢を明確にしています。
また、かつての白人政権が行ったアパルトヘイト=人種隔離政策と同じような方法でイスラエル政府はパレスチナの人々を抑圧してきたとも非難していて、イスラエル政府が反発を強めていました。
EU首脳などからイスラエルの対応に批判的な声も
イスラエル軍による軍事作戦でガザ地区での死者が増えるなか、イスラエルには自衛の権利があるとしているEU=ヨーロッパ連合の加盟国の首脳などからは、イスラエルの対応に批判的な声も上がるようになっています。このうち、ベルギーのデクロー首相は6日記者団に対し「テロリストを排除するなら、攻撃はその目的と釣り合いが取れたものでなければならない。テロリスト1人を排除するために難民キャンプを攻撃し、何十人もの市民が犠牲になるのは釣り合いが取れているとは言えず、容認できない」と述べました。
また、アイルランドのマーティン副首相は11月1日の声明で、「イスラエル軍による難民キャンプへの空爆で、多数の犠牲者が出ていることに強くショックを受けた」などとしたうえで、「人道上の停戦と、市民への人道支援の大幅な強化が早急に必要だ。これ以上待つことはできない」と危機感を示しました。
こうしたなか、EUのフォンデアライエン委員長は6日、ガザ地区への人道支援を2500万ユーロ、日本円でおよそ40億円追加し、総額1億ユーロ規模にすると発表しました。
住民の犠牲が増えるにつれアメリカの姿勢に変化
アメリカのバイデン政権は、イスラエルがイスラム組織ハマスの攻撃を受けた直後からイスラエルを強く支持する立場を鮮明にしていますが、イスラエル軍による攻撃でガザ地区の住民の犠牲が増えるにつれ、その姿勢には変化が生じています。バイデン大統領はイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受け、その日(10月7日)のうちに記者会見を開き、ハマスを強く非難しました。
その上で「アメリカはイスラエルへの支援を惜しまない」と述べて、イスラエルへの強い支持を打ち出しました。
アメリカの歴代政権は国内で「イスラエル・ロビー」と呼ばれるユダヤ系の団体が政財界に強い影響力を持っていることなどを背景に、党派に関わらず、一貫してイスラエルを支持してきました。
今回のハマスによる攻撃後も「イスラエルは自国を防衛する権利がある」として、迎撃ミサイルシステム「アイアンドーム」で使用するミサイルを供与すると発表するなど、軍事支援を続けています。
一方で、ガザ地区で住民の犠牲が増えるにつれ、アメリカ国内でも停戦を求める声が高まり、政権高官からは人道支援を重視する姿勢を強調する発言が、目立つようになりました。
バイデン大統領が10月18日にイスラエルを訪問し、ネタニヤフ首相との会談後に行った演説では、イスラエルへの連帯を改めて示す一方、「パレスチナの大多数の住民はハマスとは異なる」と述べて、パレスチナに対して1億ドルの人道支援を表明しました。
また、10月24日にはブリンケン国務長官が国連の安全保障理事会の閣僚級会合でガザ地区への人道支援を行うため、「戦闘の一時的な停止」を検討すべきだと打ち出しました。
一方、国連やアラブ諸国などが求める「停戦」については、ハマスを利することになるとして反対しています。ガザ地区へ必要な物資を搬入し、人質を含めた民間人を安全に退避させるためには、時間や場所を限定した「一時的な停止」を行うべきだというのがアメリカの立場です。
ただ、ガザ地区での人道危機がいっそう深刻になる中、「停戦」に否定的な姿勢をとるバイデン政権に対する国内外からの風当たりは、日に日に強まっています。
アメリカ 世論調査 若者が他の世代と比べてパレスチナ寄りの姿勢
アメリカのキニピアック大学が11月2日に発表した世論調査では、「ハマスの攻撃に対するイスラエルの行動を支持するか」という質問に対し、
▽「支持する」と答えた人が50%
▽「支持しない」とした人が35%
と支持するとした人が支持しないとした人を15ポイント、上回っています。しかし、この回答を18歳から34歳の人たちに限って見てみますと、
▽「支持する」とした人が32%なのに対し
▽「支持しない」とした人が52%にのぼり
若者の間では、支持しないとした人が逆に20ポイント上回っています。一方「アメリカがイスラエルに対してハマスとの戦闘のために軍事支援を行うことを支持するか」という質問に対しては、「支持する」と答えた人が51%と半数以上にのぼっています。
しかし、このうち18歳から34歳の人たちに限定すれば
▽「支持する」とした人は29%にとどまり
▽「支持しない」とした人が65%にのぼっています。若者が他の世代と比べてパレスチナ寄りの姿勢を示していることについて、アメリカの世論と選挙に詳しいジョージ・ワシントン大学のトッド・ベルト教授は「若者は差別と人権に対しより敏感で、抑圧される側に共感する傾向が強い」と分析しています。
イランにあるハマス事務所の代表の主張は
ハマスの後ろ盾となってきたイランとのパイプ役を10年以上にわたって担ってきたイランにあるハマス事務所のハレド・カドミ代表がNHKの取材に応じました。ハマスが仕掛けた奇襲攻撃により始まった衝突で、結果的にパレスチナの市民が多く犠牲になっていることに責任はないのかとの質問には「われわれは占領という歴史上、最もひどい罪から自分たちを守るために対応しているので、10月7日に始めたことを狭い視点で見ないで欲しい。われわれは数十年もの間、自分たちを守ろうとしてきた」と述べ、長年にわたって続くイスラエルによる占領に対抗するための攻撃だったと正当化しました。
拘束している人質について「イスラエル人以外は無条件で、解放する準備がある。しかし、残念なことに、イスラエルによる爆撃が続いているため、安全上、解放できる状況ではない」と述べ、人質の解放が進まない理由はイスラエル側にあると主張しました。
そして、イスラエル側による攻撃の巻き添えとなって死亡した人質が多くいると主張した上で「彼らはほかの住民と同じように殺された。その多くはイスラエル人以外だった。イスラエル人は一部だった」として外国籍を持つ人質が多く死亡していると主張しました。
イランの外交アナリスト「イランの狙いはハマスの存続」
イスラム組織ハマスは、イスラエルとアメリカに抵抗するイラン主導のネットワーク「抵抗の枢軸」を構成する組織の1つです。イランがハマスを一貫して支援する理由について、イランの外交アナリスト、アフマド・ゼイダバディ氏は「イランは現体制が誕生したときから国際秩序に挑戦し、アメリカやその同盟国などを永遠の脅威とみなすことを原理としてきた。この原理を共有するハマスが存続できないような事態になれば、『抵抗の枢軸』の土台が揺らぎかねない」と指摘しました。
一方、イラン自体がイスラエルを攻撃する可能性については「イスラエルに戦いを挑むことはアメリカやNATO=北大西洋条約機構との破滅的な戦いを意味し、イランにはそんな戦争の用意はない」と否定的な見方を示しました。
その上で「ガザ地区での民間人の犠牲がイスラエルに停戦を求める国際的な圧力になり、停戦が実現すればハマスにとっては勝利を意味する。イランはそれを期待している」として、停戦に持ち込み、ハマスを存続させることがイランの当面の狙いだと指摘しました。
人質のイスラエル平和活動家の息子「安全を最優先に」
1か月前からガザ地区で人質にとられているイスラエルの平和活動家ビビアン・シルバーさんの息子でテルアビブに住むヨナタン・ザイゲンさんは、襲撃から1か月となるのを前にNHKのインタビューに応じました。ザイゲンさんは「政府が私の母やほかの人質を連れて帰ってきてくれるのか不安になります」と苦しい胸の内を明かしました。
その上で、「ガザ地区での戦闘によって人質に危険が及んだり、ハマスとの交渉の妨げになったりするのではないかと心を痛めています」と話し、軍事行動で圧力をかけるのではなく、人質の安全を最優先にしてほしいという考えを示しました。
検問所を通じたガザ地区からのけが人の搬送など再開
エジプトのメディアによりますと、4日から停止していたラファ検問所を通じたガザ地区からエジプト側へのけが人の搬送と外国籍の人の退避が現地時間の6日午後から再開したということです。また、エジプト側からガザ地区への支援物資の運び込みも再開したとしています。
ラファ検問所での往来が停止したことについて、エジプトの赤新月社の関係者はガザ地区で3日午後に2台の救急車がミサイル攻撃を受けたあと、ハマス側が外国籍の人の退避を停止させているとの認識を示していました。
エルサレムで警察官が少年に刺され死亡
パレスチナ人が多く住む東エルサレムにある警察署の近くで6日、イスラエルの警察官2人がパレスチナ人の16歳の少年に刃物で刺されました。地元メディアによりますと、このうち、20歳の女性の警察官は病院に運ばれましたがその後、死亡が確認され、もう1人は軽いけがをしたということです。
パレスチナ人の少年は駆けつけた警察官に射殺されたほか、イスラエルの治安部隊は事件に関与したとして複数の容疑者を逮捕したとしています。
エルサレムでは10月30日にも、イスラエルの警察官がパレスチナ人に刺される事件があったばかりで、イスラム組織ハマスとイスラエル軍との戦闘が激化する中、さらなる治安の悪化が懸念されています。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・31日目②)
イスラエル軍 ガザの病院近くの建物を空爆 人道状況悪化懸念https://t.co/b5XCJ4wPdv #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 7, 2023
パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスの戦闘員がイスラエル側に越境して多くの民間人を殺害し、これに報復する形でイスラエル軍が軍事作戦を開始してから7日で1か月となりました。
イスラエル軍は、ガザ地区の北部で対戦車ミサイルなどが配備されていたハマスの軍事拠点や、地下トンネルなどを相次いで制圧したと発表し、最大都市のガザ市を包囲しながら攻勢を強めています。
さらに7日にはハマスの戦闘員が潜伏していたとして、ガザ市にある中核病院で日本赤十字社も支援してきたクッズ病院の隣の建物を空爆したと発表しました。
イスラエル軍はこれまでも病院の周辺や人口が密集している難民キャンプなどへの攻撃を続けていて、多くの住民が犠牲となる中でもハマスを徹底的に掃討する構えを崩していません。
一連の衝突で、
▽ガザ地区の死者は地元の保健当局によりますと1万22人に上り、
▽イスラエル側の死者も少なくとも1400人となっていて、双方の死者は1万1000人を超えています。こうした中、エジプトのメディアによりますと南部のラファ検問所を通じたガザ地区からエジプト側へのけが人の搬送と外国籍の人の退避が現地時間の6日午後から2日ぶりに再開したということです。
また、エジプト側からガザ地区への支援物資の運び込みも再開したとしています。
一方で、検問所がいつまで開かれるかは不透明で、ガザ地区で食料や医薬品、燃料などの物資が不足する中、人道危機がさらに悪化することが懸念されます。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・地上作戦拡大・1か月・イスラエル軍「ガザ市にある中核病院で日本赤十字社も支援してきたクッズ病院の隣の建物を空爆した」)