日産 ブラジルで新型車生産へ約850億円投資https://t.co/QL6QqyE2j1 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 8, 2023
日産自動車は再来年の2025年にかけて、南米 ブラジルにおよそ850億円を投資して、新型車の生産を始めると発表しました。南米最大の自動車市場であるブラジルでのシェア拡大の動きが、自動車メーカー各社の間で激しくなっています。
日産自動車の内田誠社長は7日、ブラジルのリオデジャネイロ州にある工場を訪れ、地元の州政府とともに会見しました。
この中で、2025年までの3年間でブラジルの工場に28億レアル、日本円でおよそ850億円を投資し、2種類の新型SUV=多目的スポーツ車などの生産を始めると発表しました。
投資額は、これまで予定していた金額の2倍以上の水準になるということです。
生産するSUVは、中南米の20か国以上に輸出するとしていて、内田社長は「私たちはブラジル、そして南米で進化し続けることを確信している」と述べ、現地での増産を目指す考えを強調しました。
南米最大の自動車市場であるブラジルでは、トヨタ自動車や中国の電気自動車メーカー「BYD」なども新たな投資を打ち出していて、自動車メーカー各社の間でシェア拡大をねらう動きが激しくなっています。
#日産(ブラジル・リオデジャネイロ州工場・内田誠社長「2025年までの3年間でブラジルの工場に28億レアル、日本円でおよそ850億円を投資し、2種類の新型SUV=多目的スポーツ車などの生産を始める」)
ルノーと⽇産の新連合契約が発効、当局が全承認 株式15%相互保有 https://t.co/skZoffiqB5 https://t.co/skZoffiqB5
— ロイター (@ReutersJapan) November 8, 2023
仏ルノーグループ(RENA.PA)と⽇産自動車(7201.T)は8日、新たなアライアンス(企業連合)契約が発効したと発表した。株式15%の相互保有など両社が交わした最終契約の内容について、全ての必要な規制当局の承認を得た。
新たな契約内容を巡っては、両社は今年2月に合意、7月に最終契約の締結を完了したことを公表。対等な資本構成の見直しのほか、ラテンアメリカやインド、欧州での協業などを推進する。
資本構成の見直しに関しては、ルノーによる日産への出資を43.4%から15%に下げ、日産のルノーへの出資は15%を維持する。両社とも株式に付随する15%の議決権を自由に行使できる。
ルノーの日産株28.4%分はフランスの信託会社に預け、一部の例外を除いて同株式の議決権は中立的に行使される。ルノーが日産株を売却する際は日産の承認が必要となり、日産が筆頭の売却候補となる。売却までの間、ルノーは経済的権利である配当金と売却代金収入が維持される。
新たな契約の発効を受け、アライアンスのジャンドミニク・スナール会長はリリースで、三菱自動車(7211.T)を含む3社連合にとって「極めて重要な一歩」とし、全てのステークホルダー(利害関係者)に「価値を創造する公正で長期的かつ効果的な新たなパートナーシップの基盤」と指摘した。
日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は、電動化などの同社の事業戦略を支える上で「新たな成長機会を追求することが可能になり、結果としてアライアンス全体の価値を高めることにつながる」とした。
ルノーのルカ・デメオCEOは、欧州やインドでの協業は「各社に何億ユーロに上る価値を生み出す」などと評価。「日産株の収益化の可能性を背景に、資本配分方針にさらなる柔軟性をもたらす」とも指摘した。
また、ルノーの電気自動車(EV)新会社に日産が最大6億ユーロ、三菱自が最大2億ユーロを出資することが決まり、デメオ氏は歓迎の意を示した。