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日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。

そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。

『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』では、最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する。

「戦争で負けたから」という答えは明らかな間違いです。

世界中に戦争で負けた国はたくさんある。けれども現在の日本ほど、二一世紀の地球上で、他国と屈辱的な従属関係を結んでいる国はどこにも存在しないからです。

そのことは第三章で紹介した、イラクが敗戦後にアメリカと結んだ地位協定の条文を読めば、誰にでもすぐにわかってもらえるはずです。

じつは戦後の日本とアメリカのあいだには、第五章で書いた、

裁判権密約」
「基地権密約」

のほかに、もうひとつ重要な密約のあることが、わかっていたのです。それが、

「指揮権密約」

です。

その事実を裏付けるアメリカの公文書を発見したのは、現在、獨協大学名誉教授の古関彰一氏で、1981年に雑誌『朝日ジャーナル』で発表されました。

それによれば、占領終結直後の1952年7月23日と、1954年2月8日の二度、当時の吉田茂首相が米軍の司令官と、口頭でその密約を結んでいたのです。

その後アメリカは、占領中の日本につくらせた「警察予備隊」を、この指揮権密約にもとづいて三ヵ月後、「保安隊」に格上げさせ(1952年10月15日)、さらにその2年後には2度目の口頭密約(1954年2月8日:吉田首相とジョン・ハル大将による)を結び、それにもとづいて「保安隊」を「自衛隊」に格上げさせ(同年7月1日)、日本の再軍備を着々と進めていきました。

その2年前(1979年)にやはり公文書が発掘された「天皇メッセージ」(昭和天皇が1947年9月、側近を通してGHQに対し、沖縄の長期占領を希望することなどを伝えた口頭でのメッセージ)のときもそうだったようですが、問題が大きければ大きいほど、スルーされる。あまりにも大きな問題に対しては、そういうシニカルな態度で「なんでもないことだ」と受け流すしか、精神の安定を保つ方法がないということなのでしょうか。

しかしすでに述べたとおり、この密約を結んだ日米両国の要人たちは、それが日本の主権を侵害する、いかに重大な取り決めであるかをよくわかっていたわけです。

#矢部宏治『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書

 太平洋戦争の敗戦から一転、戦後は高度経済成長を遂げて、一時は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とまで言われた日本。しかし、バブル崩壊以降は長期停滞に入り、2023年のGDPはドイツに抜かれて世界4位に転落する見込みだ。

14世紀、北アフリカマグレブ地方、今のチュニジアに生まれたアラブの歴史思想家、イブン・ハルドゥーンは次のように述べています。

 「文明の勃興期においては、人間は総じて禁欲的である。贅沢をしない。よく働く」。

 彼によると、大衆が貧乏で一部が贅沢では国全体が禁欲的になりません。禁欲の精神が国民に行き渡っているからこそ、社会はうまくいきます。それに続いて、社会が栄えると、困ったことが起こります。皆が使う富が増えてきたときに、イブン・ハルドゥーンは失われるものが三つあると述べています。

 一つは意志の力です。人間が強い意志を持たなくなる。たとえば、甘やかされて育った子どもより、貧乏な子供の方がなにごとにも頑張ります。苦労しないで生活ができると、たまには面白い考えをする人間も出てきますが、平均的にはみんな頑張らなくなります。

 大学の教官としてつくづく実感するのですが、数年、景気がよくなるだけでも人間は怠け者になります。やはり、なにか不足するものがあって初めて、人間は努力し、なにかを成し遂げるようになるようです。

 この頃の学生はやる気がなくても遊ぶのはうまいのですが、ある意味、それはかわいそうなことなのです。何をしたらいいのかわからないし、急がなくても、やがては就職できるし、なにかしら食べていける。金持ちになっても1日に6回も飯を食うわけにはいかない。その点では、自分たちの世代の方がはるかに恵まれているので、彼らにやたらと優しくなりました。近頃の京大生を見ていると、それじゃいかんと思う気持ちもある一方、このような意志の力の欠如は仕方がないところもある。

 二つ目は、同様のことですが、忍耐心です。しかし、今の若者を寮や道場に放り込んで精神を叩き直そうと思っても無理で、彼らはその時だけ辛抱するだけです。

 三つ目は、何よりも大事なこととして、イブン・ハルドゥーンは「アサビーヤ」というものがなくなると言っています。この「アサビーヤ」というのは、アラビア語なので訳しにくいですが、「団結心」ぐらいの意味合いでしょうか。つまり、お互いが繋がっていて兄弟であるという気持ち、やむを得なければ他の人の犠牲になってもよいという気持ちのことです。文明が伸びているときにはこれが強いが、駄目になるとなくなるという彼の考え方は、なるほどと思う節がないわけではありません。

#イブン・ハルドゥーン「文明の勃興期においては、人間は総じて禁欲的である。贅沢をしない。よく働く」

#岸田内閣(財務省が岸田首相と与党を牽制 )

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#岸田内閣(人事・神田憲次財務副大臣・税金滞納4度差押え・辞任・今国会政務三役3人交代)

高市経済安全保障担当大臣は15日、「国力」を強化するための方策を検討しようと新たに自民党内に勉強会を立ち上げ、自身が2024年秋に予定される総裁選挙への立候補に意欲を示していることもあって党内からは足場固めではないかとの見方も出ています。

こうした中、高市大臣は17日の記者会見で勉強会について「岸田内閣で閣議決定した国家安全保障戦略に明記されている『国力強化』の各要素を深掘りし、講師を呼んでいこうかということになっている」などと述べ、政策立案や提言を行うための場だという認識を示しました。

一方、15日の勉強会の初会合では衆参両院の国会議員10人余りが参加したことに関連し、入会者は現時点で45人いると説明しました。

自民 世耕参院幹事長「現職閣僚の勉強会 いかがなものか」
自民党の世耕参議院幹事長は記者会見で「現職閣僚がこういう形で勉強会を立ち上げるのは私はいかがなものかと思っている」と述べました。

#高市早苗(経済安保相・勉強会立ち上げ)

#コロナワクチン(京大西浦博教授推計「死者9割以上減」・西村博之「当時の菅首相と河野大臣は評価されてもいいと思う」・J_Sato「お仕事お疲れ様〜」)

#ディープステート(日本・人事・京都大学・西浦博)

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#政界再編・二大政党制