https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

終戦の日」の15日、東京 九段の靖国神社には朝から国会議員らが参拝していて、岸田内閣の閣僚では、高市経済安全保障担当大臣が午前10時半ごろ、到着殿から参拝しました。

高市大臣は、参拝を終えたあと記者団に対し、私費で玉串料を納め、「国務大臣高市早苗」と記帳したと説明しました。

そのうえで「国策に殉じられたみなさまに、哀悼の誠をささげ、感謝の思いを伝えてきた」と述べました。

終戦の日」に閣僚が靖国神社に参拝するのは4年連続です。

岸田首相 参拝はせず 私費で玉串料納める

一方、岸田総理大臣は参拝せず、自民党の総裁特別補佐を務める國場幸之助 衆議院議員を通じて「自民党総裁岸田文雄」として私費で玉串料を納めました。

岸田総理大臣は、去年の終戦の日も私費で玉串料を納めています。

このほか15日は、自民党の萩生田政務調査会長や小泉元環境大臣らもそれぞれ参拝しました。

韓国外務省「深い失望と遺憾」

岸田内閣の閣僚らが靖国神社に参拝したことや、岸田総理大臣が自民党総裁として私費で玉串料を納めたことについて、韓国外務省は報道官の論評を出しました。

論評では「日本の過去の侵略戦争を美化し戦争犯罪者が合祀された靖国神社に、日本の政府と国会の責任ある指導者たちが再び玉串料を納めたり参拝を繰り返したりしたことに深い失望と遺憾の意を示す」としています。

その上で「日本の責任ある人たちが歴史を直視し、謙虚な省察と真の反省を行動で示すよう求める」としています。

中国外務省 日本側に抗議

岸田内閣の閣僚らが靖国神社に参拝したことや、岸田総理大臣が自民党総裁として私費で玉串料を納めたことについて、中国外務省の汪文斌報道官は15日の記者会見で「歴史問題に対する誤った態度を改めて示すものだ」として日本側に抗議したことを明らかにしました。

その上で「日本が歴史の教訓を真剣にくみ取って平和と発展の道を歩み続け、アジアの隣国と国際社会からこれ以上、信頼を失わないよう求める」と述べ、日本をけん制しました。

参拝求める団体が集会
終戦の日の15日、東京 千代田区靖国神社では総理大臣や閣僚に参拝を求める団体が集会を開きました。

会場には主催者の発表でおよそ100人が集まり、インターネットでも集会の様子が配信されました。

この中で海上自衛隊トップの海上幕僚長を務めた「英霊にこたえる会」の古庄幸一会長は「ロシアがウクライナに侵攻して、1年半が過ぎているがいつ終わるのか分からない状況だ。対岸の火事と言っていいのか。日本は憲法を改正しなかったら今の現状ではなにもできない」と述べました。

そして、正午にあわせて参加者全員で黙とうをささげたあと、総理大臣が靖国神社を参拝することを求めるとともに憲法改正の実現に向けた決意などを盛り込んだ声明を発表しました。

参加した75歳の男性は、「平和の原点は戦没者を追悼することにあると思います。この靖国神社に総理大臣が参拝されることを求めていきたいと思っています」と話していました。

また、80歳の男性は「憲法改正は当然で、今の現実にあった憲法にかえていかないといけないと思います」と話していました。

参拝に反対する立場の団体が集会

終戦の日の15日、東京 千代田区千鳥ヶ淵戦没者墓苑では総理大臣や閣僚による靖国神社参拝に反対する立場の団体が集会を開きました。

集会には主催者の発表でおよそ180人が参加し、正午にあわせて参加者全員で戦争の犠牲者に黙とうをささげました。

このあと、集会を主催した「フォーラム平和・人権・環境」の勝島一博共同代表は「人は過去を正しく学ばなければ再び過ちを繰り返しかねない。かつての戦争がただ普通に生きている人の命や幸福をことごとく破壊したことを、そしてその戦争の歴史と反省の中で平和憲法が生まれたことを私たちは忘れません」と述べました。

また、「戦争をさせない1000人委員会」の内田雅敏事務局長は、「先人たちの平和への尽力に思いをはせながら東アジアにおける平和構築に励みたい」と話しました。

参加した75歳の女性は、「最近の情勢を見ると戦争が近づいているのではと不安になりますが、この集会に参加して二度と戦争を起こしてはいけないという思いを新たにしました」と話していました。

#靖国神社終戦の日高市経済安保相「国策に殉じられたみなさまに、哀悼の誠をささげ、感謝の思いを伝えてきた」)

d1021.hatenadiary.jp

#外交・安全保障