独予算案審議が中断、憲法裁判決で修正迫られる 連立内で不協和音 https://t.co/az05am14YX
— ロイター (@ReutersJapan) November 17, 2023
ドイツ予算委員会は17日、2024年予算案の最終審議を中断した。新型コロナウイルス対策予算の未使用金600億ユーロ(650億ドル)を環境など他の用途に転用することを認めない判決を憲法裁判所が15日に下したためで、ショルツ連立政権は予算の組み直しを迫られた。
予算担当者によると、各省庁の予算内容は委員会会合でまとまったものの、いくつかの具体的な歳出配分は憲法裁判決の影響を議論する21日の特別会合を受けた23日に詰める見通し。
主な予算の数字と新たな債務の数字は23日に公表される。政府は予算委員会の正式な採決を同日まで延期した。
予算を巡る混乱で、すでに不協和音が生じていた連立政権内で緊張が高まっている。緑の党は歳出拡大を求めるが、リントナー財務相の自由民主党(FDP)は債務拡大や増税を拒否している。
コメルツ銀行のチーフエコノミスト、ヨルグ・クレーマー氏は「来年度に予定していた支出の一部をカットする必要がでてきたが、連立与党の合意形成は難しいだろう」と述べた。
ドイツ憲法裁判決、来年の経済成長0.5%押し下げも=経済省筋 https://t.co/fCCZ6mbsjp
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ドイツ経済省筋は17日、憲法裁判所が600億ユーロ(650億ドル)のグリーン投資計画の凍結を命じる判決を下したことを受けて、来年の経済成長に悪影響が出る可能性を明らかにした。
ロイターに対し、初期段階の試算では来年の経済成長率が0.5%ポイント前後押し下げられる可能性があると述べた。
経済省は先月、来年の経済成長率を1.3%と予測していた。
憲法裁は15日、新型コロナウイルス対策向けの未使用金600億ユーロをグリーン事業や産業支援に振り向けることを認めない判決を下した。
#ドイツ(憲法裁判所「新型コロナウイルス対策予算の未使用金600億ユーロ(650億ドル)を環境など他の用途に転用することを認めない」→予算案最終審議中断→予算組み直し)
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