https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

2日午後6時前、東京 大田区羽田空港で、新千歳空港から向かっていた日本航空516便が、着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突しました。

この事故で海上保安庁の機体に乗っていた6人のうち、5人の死亡が確認されたほか、日本航空516便の乗員・乗客のうち14人がけがをしていることが確認されたということです。

また、この事故について、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで詳しい経緯を捜査する方針です。

目次
注目

旅客機の火 消し止められる 事故の発生から8時間余

警視庁 業務上過失致死傷の疑いで詳しい経緯 捜査する方針

【3日詳細】管制官日航機に侵入許可 海保機は手前まで”
【瞬間映像】乗客が撮影か 機内に白い煙のようなものが
日本航空NHK羽田空港に設置したカメラの映像によりますと、2日午後5時47分ごろ、新千歳空港から向かっていた日本航空516便が、羽田空港のC滑走路に着陸した直後に機体から炎が上がりました。

516便は2日午後4時に新千歳空港を出発し、午後5時40分に羽田空港に着陸する予定だったということです。

注目
旅客機の火 消し止められる 事故の発生から8時間余
炎上した日本航空の旅客機の消火活動にあたった東京消防庁によりますと、事故の発生から8時間あまりたった3日午前2時15分ごろ、火は消し止められたということです。

警視庁 業務上過失致死傷の疑いで詳しい経緯 捜査する方針
2日東京・羽田空港日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故について、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで詳しい経緯を捜査する方針を明らかにしました。3日、東京空港警察署に捜査本部を設置することにしていて、今後、現場検証や関係者から聴取などを行い、当時の詳しい状況を調べることにしています。

ライブ映像

乗客乗員全員脱出 14人けが 命に別状はなし
日本航空によりますと、516便には子ども8人を含む乗客367人、乗員12人の合わせて379人が搭乗していましたが、全員、機体から脱出したとしています。

東京消防庁によりますと、日本航空516便の乗員・乗客のうち14人がけがをしたということです。

このうち、10歳未満から30代までの男女4人が救急搬送され、このうち2人は煙を吸い込んで手当てを受けていますが、命に別状はなく、残りの2人もけがの程度は軽いということです。このほかの10人のけがの程度は軽いとみられ、それぞれ自力で医療機関に向かうということです。

海保機には6人搭乗 5人死亡
一方、警視庁によりますと、海上保安庁の固定翼機に乗っていた6人のうち、5人の死亡が確認されたということです。このほか機長が重傷だということです。

海上保安庁によりますと、日本航空の機体と衝突した海上保安庁の機体は2009年3月に就役し、これまで事故を起こしたことはないということです。

機体を操縦していた宮本元気機長(39)は2017年2月から同型機の機長を務めていて、2019年4月から羽田航空基地に所属し、機長として4年11か月の経験があるということです。

海上保安庁の航空機事故で死者が出たのは、2010年8月に広島航空基地所属のヘリコプターが香川県沖の瀬戸内海で墜落し5人が死亡した事故以来です。

海保機 地震で新潟航空基地に物資輸送する途中
海上保安庁などによりますと、日本航空の機体と衝突したのは、ボンバルディアDHC8型機で、羽田航空基地に所属する固定翼機だということです。全長が25.68メートル、幅が27.43メートル、高さが7.49メートルです。

今回の地震で新潟航空基地に物資を輸送する途中でした。

フライトプランでは、午後4時45分に羽田航空基地を出て、午後5時55分に新潟航空基地に到着予定でした。

【詳細】空港事故 日本航空が会見「通常どおり滑走路進入」
注目
日本航空が会見 “滑走路に通常どおり進入 着陸操作を開始”
日本航空は2日夜、国土交通省で記者会見し、今回の事故について、旅客機は滑走路に通常どおり進入し、通常どおりの着陸操作を開始したという認識を示した上で事故に至った詳しい状況については調査中だとしています。

記者会見で青木紀将常務執行役員は「お客様、関係の皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしたことをおわび申し上げます。海上保安庁の機材に乗られた方お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともにご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げます」と述べました。

事故が起きた場所について青木常務執行役員は「滑走路上という認識で今現在ではいる。ただ、着陸許可が出ていたか管制との通信については事故原因の根幹に関わることなので今のところ申し上げられず確認中だ」と述べました。その上で「通常であれば着陸許可が出ていたと考えるが原因追及は運輸安全委員会で客観的にしていただく必要があり、ここで断定的な話ができない」と述べました。

また、旅客機の乗客と乗員の状況については、「367人の乗客と乗員が12人、あわせて379人は事故直後から全員機材から脱出し、18時5分にランプ内の安全な場所に避難した。現在1人1人のけがの状況を確認している最中だ」と述べました。

一方、会見に同席した日本航空の堤正行取締役は、乗員から聞き取った事故の状況について、「今、鋭意聞き取り調査中だ。滑走路に通常どおり進入し、通常どおりの着陸操作を開始したところ衝撃があって事故に至ったことは確認しているが、それ以上の詳しいことは調査中だ」と述べました。

また、海上保安庁の航空機を認識できていたか問われたのに対し、「調査中だが私の認識では認識できていない」と述べました。

乗務員聞き取り “管制からの着陸許可を認識 復唱後に進入着陸”
日本航空は2日夜の会見に続き、3日未明、改めて事故の概要を発表しました。
この中では、新千歳空港を出発した際や運航中に機体に異常はなかったとしています。
また、乗務員への聞き取りによると、管制からの着陸許可を認識し、復唱したあと、進入・着陸操作を実施したとしています。
さらに乗客と乗員は、3か所の非常脱出口から脱出したということです。
会社では「詳細な状況や事故原因は調査中であり、調査に全面的に協力していきます」としています。

日本航空(JAL)は2日夜、羽田空港でのJAL機と海上保安庁の航空機との衝突・炎上事故について会見し、出席した安全推進本部長の堤正行常務執行役員は事故原因の究明は運輸安全委員会の調査に委ねるとした上で「(滑走路に)通常通りの進入をし、通常通りの着陸操作を開始した」との認識を示した。同席した総務本部長の青木紀将常務執行役員は着陸許可が「出ていたと認識している」と述べた。

同社の記録ではJAL機の羽田着陸は午後5時46分で、青木氏は、衝突は滑走路上で起き、「ほぼその時刻と同時刻のころに発生したものだと捉えている」と説明。着陸するまでに機体や乗員に「何か異常があったとの報告は受けていない」とも話した。堤氏は、海保の航空機と接触した際にJAL機からは「タイヤは出ていたと認識している」と語った。

同社によると、衝突・炎上したのは午後4時15分に新千歳空港を出発した羽田空港行き516便で、幼児8人を含む乗客367人と乗員12人の計379人が事故直後に機体から脱出。乗客・乗員全員の命に別条はないが、青木氏によれば、ランプ内からターミナルに移る際に気分の悪い乗客が4人おり、「病院に搬送した」という報告を受けているという。その他のけがの状況などは一人一人確認中としている。

今後の運航や経営への影響については、青木氏は「今はまだ確認中で申し上げられない」と述べた。

2日、東京の羽田空港日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安庁の乗組員5人が死亡した事故で、国土交通省が確認したところ、管制官からは海上保安庁の航空機に対し、滑走路に入る手前まで走行するよう指示が出ていたとする一方、海上保安庁の機長は管制官から離陸の許可を得ていたなどと、まったく食い違う認識を示していることがわかりました。

国の運輸安全委員会が詳しい状況を調べています。

2日午後6時ごろ、新千歳空港を出発した日本航空516便が羽田空港のC滑走路に着陸した直後に、地震の救援物資を運ぶため新潟に出発しようとしていた海上保安庁の固定翼機と滑走路上で衝突し炎上しました。

この事故で、海上保安庁の航空機に乗っていた乗組員6人のうち5人が死亡、1人が大けがをしたほか、日本航空によりますと516便の乗客乗員379人は全員が脱出用スライドから避難し、これまで14人が打撲や体調不良で医療機関を受診したことが確認されたということです。

国土交通省の関係者によりますと、管制官からは、▼日本航空機に対して滑走路への進入許可が出ていた一方、▼海上保安庁の航空機に対しては滑走路に入る手前まで走行するよう指示が出ていたとしています。

これに対し、海上保安庁の関係者によりますと、海上保安庁の航空機の機長は事故の直後、「離陸の許可を得ていた」などと話し、まったく食い違う認識を示していることがわかりました。

航空機事故などの原因を調べる国の運輸安全委員会は事故調査官6人を現地に派遣し、3日朝から本格的な調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして当時の状況や事故の原因を調べることにしています。

2日、東京の羽田空港日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安庁の乗組員5人が死亡した事故で、国土交通省が確認したところ管制官からは海上保安庁の航空機に対し、滑走路に入る手前まで走行するよう指示が出ていたとする一方、海上保安庁の機長管制官から離陸の許可を得ていたなどとまったく食い違う認識を示していることがわかりました。

この事故について、最新の情報を随時更新でお伝えします。

2日午後6時ごろ、新千歳空港を出発した日本航空516便が羽田空港のC滑走路に着陸した直後に、地震の救援物資を運ぶため新潟に出発しようとしていた海上保安庁の固定翼機と滑走路上で衝突し炎上しました。

この事故で、海上保安庁の航空機に乗っていた乗組員6人のうち5人が死亡、1人が大けがをしたほか、日本航空によりますと516便の乗客乗員379人は全員が脱出用スライドから避難し、これまで14人が打撲や体調不良で医療機関を受診したことが確認されたということです。

海保機長 “管制官から離陸許可” 認識食い違い
国土交通省の関係者によりますと管制官からは、
日本航空機に対して滑走路への進入許可が出ていた一方、
海上保安庁の航空機に対しては滑走路に入る手前まで走行するよう指示が出ていたとしています。

これに対し、海上保安庁の関係者によりますと海上保安庁の航空機の機長は事故の直後、「離陸の許可を得ていた」などと話し、まったく食い違う認識を示していることがわかりました。

航空機事故などの原因を調べる国の運輸安全委員会は、事故調査官6人を現地に派遣し、けさから本格的な調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして当時の状況や事故の原因を調べることにしています。

運輸安全委員会 本格的な調査開始
国の運輸安全委員会は3日朝から本格的な調査をはじめました。

滑走路上には黒く焼け焦げた機体の残骸が広い範囲に点在しており、NHKのカメラの映像からは、その周辺で調査官6人が写真を撮ったりメジャーを使って長さを測ったりして調査している様子が確認できます。

警視庁 現場検証を開始
この事故で、警視庁は3日、捜査本部を設置し業務上過失致死傷の疑いで捜査を始めました。

3日は午前11時すぎから事故が起きた滑走路を中心に捜査員およそ30人の態勢で現場検証を行っています。

滑走路では捜査員が集まって損傷した機体の状況などを確認しています。

警視庁は国の運輸安全委員会など関係機関と連携を図りながら、今後関係者から聴取を行うなどして、事故が起きた詳しい経緯を調べることにしています。

【2日詳細】日本航空 機体炎上“全員脱出” 海保機の5人死亡
ライブ映像

エアバス 専門家を日本に派遣 “調査を技術的な観点から支援”
ヨーロッパの大手航空機メーカー、エアバスは、羽田空港で、日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突した事故を受けて2日、声明を発表しました。

声明によりますと、旅客機の機体は、A350型機で、2021年11月に日本航空に引き渡されたということです。

また、「ICAO=国際民間航空機関の勧告に基づき、専門家によるチームを派遣している」としていて、エアバスは、NHKの取材に対し、日本側が行う事故の調査を技術的な観点から支援することが派遣の目的だと明らかにしました。

また、フランスの航空事故調査局も2日、NHKの取材に対し、近く調査団を日本に派遣するとしています。

海外メディア 潜在的な危険性指摘も“全員避難は奇跡的だ”
今回の事故について海外メディアは、航空機事故が地上で起きる潜在的な危険性を浮き彫りにしたと伝える一方で、旅客機の乗客と乗員が全員、避難できたことを「奇跡的だ」などと大きく取り上げています。

このうちアメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは2日付けの記事で「事故は、日本の多くの人が年末年始の休暇で移動する1年で最も忙しい時期に起きた」としたうえで「今回の衝突は、航空機事故が地上で起きる潜在的な危険性があることを浮き彫りにした」と指摘しています。

また、イギリスの公共放送BBCは2日の番組で「機体の大きさと乗客と乗員の数を考えれば、これほど多くの人が避難できたことは本当に奇跡的だ」としています。

そのうえで「日本は輸送の安全性が非常に高いことで知られている。衝突の原因は明らかになっていないが、当局は慎重に調査を進め、手順の改善に取り組むだろう」と伝えています。

イギリスの有力紙ガーディアンも専門家のコメントを引用し「客室乗務員が乗客に荷物を置いて避難するよう促したのだと考えられる。すばらしい仕事をした」などと伝え乗客と乗員が全員、避難できた背景にも関心を寄せ、大きく取り上げています。

ライブ映像

《羽田や各地の空港では》
羽田空港 欠航便の振り替え窓口に早朝から長い列
2日に日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故のため、年末年始を東京近郊で過ごした人たちのUターンなどにも影響が出ています。

羽田空港では欠航になった便を別の便に振り替える専用の窓口に、早朝から長い列が出来ていました。

このうち、年末年始を首都圏で過ごし、福岡に帰る予定だという40代の女性は、「きのう帰る予定でしたが事故の影響で飛行機が欠航になり帰れなくなってしまいました。きょう中に飛行機が飛ぶかどうかわからないですし、まだ少し怖いです」と話していました。

この女性の10歳の息子は「事故があって帰ることができなくなって、きのうは都内のホテルに泊まりました。学校の冬休み中に帰れるか不安です」と話していました。

また、島根県の25歳の会社員の男性は「旅行で東京に来ていてきのう帰る予定でしたが、事故で欠航になってしまってしかたないかなと思いつつどうしようという感じです。不安はありますが、無事に帰れたらいいなと思います」と話していました。

なかには海外旅行を断念した人もいて、徳島県の70歳の女性は「きのう羽田からハワイに行く予定でしたが、事故が起きてしまいました。3時間待ちましたが、結局欠航になってしまったので予定を変更してこのまま徳島に帰ります」と話していました。

新千歳空港 およそ200人が空港で一夜を明かす
新千歳空港を運営する北海道エアポートによりますと、2日は事故のあと、羽田空港とを結ぶすべての便が欠航しました。

この影響で、泊まる場所を確保できなかった人が相次いでおよそ200人が空港で一夜を明かしました。

航空各社によりますと、3日も、新千歳空港羽田空港を結ぶ便は午前6時の時点であわせて11便の欠航が決まったということです。

3日はUターンラッシュのピークと予想されていて、さらなる混雑も見込まれます。

航空各社は今後、欠航する便が増える可能性もあるとしていて、最新の運航状況についてホームページなどで確認してほしいと呼びかけています。

宮崎空港でも欠航便の振り替えなどで長い列
2日夜、宮崎空港では最終便が出発したあとの午後9時をすぎても、航空会社のカウンターの前に50人以上が長い列を作り、窓口で今後の運航の見通しを聞いたり、欠航になった便の振り替えの手続きを行ったりしていました。

東京から友人と2人で旅行に訪れていた20代の女性は「便の振り替えに時間がかかり、もう5時間近く空港にいます。まさかこういった事故が起こるとは思っていなかったのでとても驚いています」と話していました。

神奈川県から宮崎県日向市の実家に帰省していた50代の男性は「このあと近くのホテルに泊まりもう1度、朝から来て、便の振り替えをお願いしようと思います。地震や飛行機の事故で、大変な年明けになってしまったと感じています」と話していました。

2日、東京の羽田空港日本航空の旅客機が着陸した直後に海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、国土交通省管制官と双方の機体との当時のやり取りを公表しました。

「やり取りの詳細は」
「“18分の避難” 機内では何が」

交信記録の詳細と、乗客の証言をまとめました。

※記事文末に管制官と双方の機体との詳細なやり取りを掲載しています。

2日午後6時ごろ、日本航空516便が羽田空港の滑走路に着陸した直後に、出発しようとしていた海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。

また、日本航空によりますと、516便の乗客乗員で新たに1人がけがをしていたことがわかり、あわせて15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されたということです。

15人は全員、乗客だということです。

交信記録の詳細は
この事故について、国土交通省は3日夜、管制官と双方の機体が英語でやり取りしていた交信記録の和訳を公表しました。

事故4分前:午後5時43分
それによりますと、事故の4分前の午後5時43分に、管制官日本航空機に対し、C滑走路への進入を継続するよう指示しています。

この際、管制官「出発機があります」と伝え、およそ2分後には「着陸支障なし」とも伝えています。

事故2分前:午後5時45分
さらに、事故の2分前の午後5時45分に、管制官海上保安庁の航空機に対し、誘導路上の停止位置まで地上走行するよう指示しています。

これに対し、海上保安庁の航空機は誘導路上の停止位置に向かうと復唱しています。

事故発生:午後5時47分
このあと、事故が起きた午後5時47分まで管制官から海上保安庁の航空機に対し、滑走路への進入を許可する記録はありませんでした。

一方、海上保安庁によりますと、海上保安庁の機長は、事故のあと「進入許可を受けたうえで滑走路に進入した」と報告しているということで、まったく食い違う認識を示しているということです。

事故原因を調べている国の運輸安全委員会は調査官6人を現地に派遣し、海上保安庁の航空機からブラックボックスを回収するなどけさから本格的な調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして当時の状況や事故の原因を調べることにしています。

“避難の18分” その時、何が
日本航空は2日の事故について、羽田空港に着陸してから乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまで18分間だったと明らかにしました。

この18分間に何があったのか。乗客の証言をまとめました。

【着陸】
“ドンドンドン 機体がバウンド”
「最初は普段通りの着陸かなと思ったが、そのあとドンドンドンと機体がバウンドした。外に出たらエンジンが燃えていたので、ただ事ではないなと思った。どんどん火の手がまわって、機体から離れたあとは機体がすべて燃えているような状況だった」(群馬県 50代男性)

“腰が浮き上がるくらいの衝撃”
「ボンっというかなり大きい音がして、火が見えた。腰が浮き上がるくらいの衝撃だった。1分くらいして煙が入ってきて、呼吸が難しくなった感じがした。乗員が『大丈夫ですか、落ち着いて』と声をかけていて、乗客はみな落ち着いていたが、緊張感があった」(群馬県の50代男性)

“ガシャーンという音 照明が暗く”
「着陸する時、普段のドーンという音ではなくガシャーンというような音がして、その後機内の照明が暗くなり、乗務員から『落ち着いて下さい』というような声かけがありました。それから脱出するまで数分ほどだったと思いますが、私がいた位置では煙が少し見える程度で乗客に大きな混乱はありませんでした」(前方の席 55歳男性)

【その後、機内は】
“焦げ臭さ 一気に充満”
「扉が開くまでの時間は感覚だと5分くらいだと思います。機内の温度はあつくはなかったが匂いは焦げ臭さが一気に充満したような感じだった」(埼玉県 30代男性)

“小さい子ども 多く泣き声”
「乗客はみんな混乱した様子で、特に小さい子どもが多く泣き声がして、親がなだめている様子でした。出火が続いて煙が機内に入ってくるので、みんな不安でした」(神奈川県 60代男性)

過呼吸のような状態”
「CAの方から『落ち着いてください』という機内放送があり、ほとんどの人は、落ち着いていたが近くに座っていた女性は過呼吸のような状態になっていました」(埼玉県 59歳男性)

【避難】
“落ち着くように” “立たないで”
「機内では『キャー』という叫び声が聞こえ、客室乗務員が『落ち着くように』とか『立たないでください』などと案内していた。煙が充満してきたので口と鼻を押さえて身を低くして避難するように言われ、出口から案内されて避難した。その後家族に無事を伝えた」(22歳 男子大学生)

“低い姿勢で 子どもの口を押さえて”
「家族だけは守りたいと思い、子どもだけは煙に当たらないようにと、低い姿勢にさせて、妻には子どもの口を押さえてもらっていました。開くことができた前の扉から脱出用の滑り台で避難するまでには、10分から15分くらいはかかったように感じました。今は家族が無事でよかったと思っています」(埼玉県 33歳男性)

交信記録 (管制官と当該機とのやりとりのみ抽出)
午後5時43分2秒
日本航空
「東京タワー、JAL516スポット18番です」

管制官
「JAL516、東京タワーこんばんは。滑走路34Rに進入を継続してください。風320度7ノット。出発機があります」

午後5時43分12秒
日本航空
「JAL516滑走路34Rに進入を継続します」

午後5時44分56秒
管制官
「JAL516滑走路34R着陸支障なし。風310度8ノット」

午後5時45分1秒
日本航空
「滑走路34R着陸支障なしJAL516」

午後5時45分11秒
海保機
「タワー、JA722AC誘導路上です」

管制官
「JA722A、東京タワーこんばんは。1番目。C5上の滑走路停止位置まで地上走行してください」

午後5時45分19秒
海保機
「滑走路停止位置C5に向かいます。1番目。ありがとう」

このあと、事故が起きた午後5時47分ごろまで、管制官から海上保安庁の航空機に対する滑走路への進入許可の記録はありませんでした。

d1021.hatenadiary.jp

#日本航空516便炎上事件(羽田空港海上保安庁羽田空港基地所属MA722固定翼機・衝突)

過去の災害で避難生活が原因で亡くなる災害関連死が相次いだことを受けて、避難所・避難生活学会の医師や専門家たちが掲げているのが「TKB+W」です。「トイレ・キッチン・ベッド」そして、「ウォーム(暖房)」の頭文字をとったもので、避難所運営の質を高めるためのキーワードとされています。

T=トイレ:安心して利用できるトイレの環境を確保する
災害時には断水でトイレが使えなかったり、衛生的でなかったりするほか、外に設置された仮設トイレに行くのを避けるケースが報告されています。

しかし、トイレに行くのを控えたり、水分や食事を取る量を減らしたりしてしまうとさまざまな病気の原因となることが指摘されています。

このため安心して利用できるトイレの環境を確保することが大切です。

体育館など屋内の便器に紙おむつなどの凝固剤をいれた袋をかぶせると用を足したあと一回ずつ縛って捨てることができ、水を使わず、トイレを汚さずに使うことができます。

K=キッチン:温かい食事を確保する
次に、キッチン=食事です。

炊き出しが行われていない避難所では、「冷たい食事」が続くことが多くなります。

特に高齢者にとっては冷たい食べ物はなかなか飲み込めず食欲が減退してしまうので、体力が低下して病気のリスクが高まるということです。

効果的なのは炊き出しによる食事の提供ですが、避難所の運営者がキッチンカーを手配するなどして温かい食事を確保することも対策としてあげられていて、キッチンカーを運営する業者と災害時の協定を結ぶ自治体も増える傾向にあります。

B=ベッド:暖かくして過ごす
避難所の冷たい床で過ごすと体温が奪われて低体温症となったり、ほこりなどを吸って肺炎にかかったりするリスクがあります。

さらに固い床では熟睡できずにストレスがたまるだけでなく、血圧の上昇によって循環器系の疾患のリスクも高まるということです。

例えば、段ボールでできたベッドを使用したり、床に毛布やマットを敷いたりして暖かくして過ごすことが大切です。

W=ウォーム(暖房):暖房機器を確保する
特に冬の避難生活では低体温症などの危険性があり、暖房機器の確保が欠かせません。

避難所が寒いと眠れなくなったり眠りが浅くなったりするため、体力が低下してさまざまな病気のリスクが高まるとしています。

避難所・避難生活学会の代表理事を務める宮城県石巻赤十字病院の植田信策副院長は「自治体の人口の半数近くが避難所で生活しているとの話も聞いている。関連死を防ぐために避難所の生活環境を整えることとあわせて、被害の少ない地域の宿泊施設を活用するなどより安全な場所へ移っていく広域避難も検討したほうがよい」と話しています。

d1021.hatenadiary.jp

#令和6年能登半島地震

d1021.hatenadiary.jp

#爺活#頂き女子

d1021.hatenadiary.jp

#アウトドア#交通