https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

3日夜、東京都内を走行中のJR山手線の車内で、女が刃物で乗客を切りつけて男性4人がけがをし、このうち3人が大けがをして病院に搬送されました。電車は秋葉原駅に緊急停車し、警視庁は、20代くらいの女の容疑者を殺人未遂の疑いでその場で逮捕し、詳しいいきさつを調べています。

警視庁によりますと、昨夜11時前、JR山手線外回りの車内で、女が刃物で乗客を切りつけたということです。

これまでに男性4人がけがをしていて、このうち3人が胸や背中などに大けがをして病院に搬送されたということですが、いずれも意識はあるということです。

電車は非常ボタンが押されたため、東京・千代田区のJR秋葉原駅に停車し、警視庁は、20代くらいの女の容疑者を殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。

警視庁の調べに対して容疑をおおむね認めているということです。

現場からは刃物1本が押収されているということで、警視庁が当時の状況と詳しいいきさつを調べています。

この影響で、JR山手線の内回りと外回りは一時、運転を見合わせました。

車内撮影の動画には警察官に取り囲まれる様子が
秋葉原駅にいた20代の男性が停車中の列車の車内を撮影した動画では、白い上着を着た人物が警察官に取り囲まれている様子が映っています。

動画を撮影した男性は「警察官に取り押さえられていた人物はうなだれている感じで、抵抗するような様子はなかった。けがをした人がホームで応急手当てを受けていて、警察官もたくさんいてとても緊迫した雰囲気でした」と話していました。

乗り合わせた男性「ほかの乗客『やばい』と走ってきた」
事件が起きた電車に乗り合わせていたという30代の男性は「座席に座っていたらほかの乗客が『やばい』と言いながら走ってきた。その後、女性が乗客とみられる人に取り押さえられていて、抵抗している様子だった。足元には刃物が落ちていました」と話していました。

駅利用する40代男性「被害者とみられる2人ぐったりしていた」
JR秋葉原駅を利用する40代の男性は、「被害者とみられる2人がホームのいすに座ってぐったりとしていて、警察官や救急隊が処置している様子が見えました。車両の中には血痕が残されていて、とても怖かったです」と話していました。

駅利用する20代男性「とても怖い」
JR秋葉原駅を利用する20代の男性は「電車に遅れが出ていたので何かあったのかと思っていましたが、人が刺されたと聞いて驚きました。とても怖いです」と話していました。

駅の近くに住む30代男性「通り魔事件の記憶あり怖い」
駅の近くに住む30代の男性は「同じ時間帯に京浜東北線に乗っていましたが、人が刺されたと聞いて驚きました。秋葉原といえば以前に通り魔事件があった記憶があるのでとても怖いです」と話していました。

去年1年間に交通事故で死亡した人は全国であわせて2678人と、おととしより68人増えました。死者が増加に転じたのは2015年以来で、新型コロナウイルスの5類移行に伴い、社会活動が活発化したことが背景にあると考えられています。

令和5年1月2日 福島県郡山市で4人死亡
警察庁によりますと、去年1年間に交通事故で死亡した人は全国であわせて2678人と、おととしよりも68人増えました。

これまでは7年連続で減少していましたが、増加に転じるのは2015年以来です。

死者数を都道府県別に見ると、
大阪府が148人で2年連続で最も多くなったほか、次いで
▼愛知県が145人、
▼東京都が136人、
▼北海道が131人、
▼千葉県が127人でした。

亡くなった人のうち、65歳以上の人は1465人で、全体の54.7%を占めています。

また、事故の発生件数は速報値で30万7911件と、おととしより7072件増えました。

警察庁は事故件数や死者数が増加した要因について、新型コロナウイルスが5類に移行され、社会活動が活発化したことが背景にあるのではないかとしています。

政府は来年の2025年までに交通事故の死者数を2000人以下にすることを目標としていますが、目標の達成が厳しい状況となる中、警察庁は交通事故の詳細な分析を行い、効果的な対策や注意の呼びかけを行っていきたいとしています。

#交通事故(2023年・死者数・8年ぶり増加)

羽田空港日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、日本航空機のパイロットが会社の聞き取りに対し、滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を「視認できなかった」と話していることがわかりました。国の運輸安全委員会が事故の詳しい状況を調べています。

また、日本航空は着陸してから乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまでの18分間について、その詳細を明らかにしました。

2日の夕方、日本航空516便が羽田空港の滑走路に着陸した直後に、出発しようとしていた海上保安庁の航空機と滑走路上で衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。

また、日本航空機の乗客乗員379人のうち、乗客15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されています。

日本航空によりますと、衝突した旅客機のパイロットは3人で、会社が聞き取りを行ったところ、3人全員が滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を「視認できなかった」と話しているということです。

このため、当時、着陸のやり直しが検討されることはありませんでした。

また、「衝突の直前に一瞬、何かが見えた」と話すパイロットもいるということです。

日本航空は、パイロットが海上保安庁の航空機を確認できなかった理由は現時点ではわかっていないとしています。

国の運輸安全委員会は3日から本格的な事故調査を始めていて、今後、双方の機長らから話を聞くなどして、さらに詳しい状況を調べることにしています。

乗客乗員379人 全員避難するまでの18分間
日本航空は、事故を起こした機体が羽田空港に着陸してから、乗客乗員379人全員が機体の外に避難するまでの18分間について、その詳細を明らかにしました。

日本航空によりますと、新千歳空港を出発した日本航空516便が、羽田空港のC滑走路に着陸したのは午後5時47分ごろで、その直後、滑走路上で海上保安庁の航空機と衝突し、炎上しました。

日本航空機は衝突してからおよそ1キロ滑走を続け、その後、停止しました。

機体が停止した際、コックピットでは火災が起きていることを認識できていませんでしたが、複数の客室乗務員が機体から火が出ているのを確認したということです。

このとき、機内には煙が充満し始めていて、火災に気付いた客室乗務員は乗客に対し「落ち着いてください」と大声で呼びかけ、搭乗していた9人の客室乗務員のうちの責任者がコックピットに火災の発生を報告しました。

客室乗務員が非常脱出口の扉を開けるには、コックピットからの指示を受ける必要があります。

この機体には8つの非常脱出口があり、すぐにコックピットと連絡ができた最前列付近では、2つの脱出口から避難が始まりました。

残る6つの脱出口のうち、5つの脱出口付近にはすでに火の手が回り、唯一、脱出できる可能性があったのは最後尾、左側の非常脱出口だったということです。

しかし、後列のインターフォンシステムが故障し、コックピットと連絡が付かない状態になっていました。

このため客室乗務員はコックピットから指示を受けることを断念し、みずからの判断で扉を開け、乗客の避難を開始したということです。

指示を受けることができない場合、客室乗務員が判断する決まりになっているということです。

そして乗客乗員379人のうち、最後の1人となった機長が脱出用スライドから降りて地上に足を着いたのが午後6時5分で、機体が着陸してから18分後だったということです。

今回の対応について日本航空は、客室乗務員が乗客の安全を確認しながらみずから判断し、行動できたことなどが全員の避難につながったとしています。

2日の夕方、日本航空の旅客機が羽田空港に着陸した直後に、滑走路上にいた海上保安庁の航空機と衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。

日本航空機では、乗客15人がけがや体調不良で医療機関を受診したことが確認されています。

この事故で、国土交通省が公表した管制官日本航空機との交信記録には、着陸のやり直しに関する内容がなかったことが分かりました。

国土交通省は、管制官海上保安庁の機体に気がついていなかったとみられるとしています。

日本航空機のパイロットも、会社の聞き取りに対し、滑走路への進入中、海上保安庁の航空機を確認できなかったと話していることが分かっています。

このため、管制官日本航空機のパイロットはいずれも、誤って進入した疑いのある滑走路上の海上保安庁の航空機に気がついていなかった可能性があり、国の運輸安全委員会が詳しい状況を調べています。

また、運輸安全委員会は4日は、午前中から日本航空機のパイロットに聞き取りを行っています。

2日、羽田空港の滑走路で、日本航空516便の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで捜査本部を設置し、捜査を進めています。

3日から事故が起きた滑走路を中心に現場検証を行い、今後、機体についても検証を行うことにしていますが、海上保安庁の機長がこれまでの警視庁の聞き取りに対して「突然、機体の後ろから火が出た」という趣旨の説明をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警視庁は、当時、機長に旅客機と接触した認識があったかどうかなど、国の運輸安全委員会など関係機関と連携しながら詳しい状況を調べています。

NHK羽田空港に設置したカメラには、事故を起こした海上保安庁のものとみられる航空機の衝突前の様子が映っています。

この航空機は誘導路からほとんど止まることなく、C滑走路に進入しています。

そして、滑走路に入ったあと、日本航空機と衝突するまで滑走路上でおよそ40秒間、停止していました。

これについて、日本航空の元機長で航空評論家小林宏之さんは、日本航空機のパイロットが気がついて、事故を避けるための時間は一定程度、あったとしています。

そのうえで、「停止していた時間が比較的長かったことで機体の明かりがほかの灯火と混ざってしまい、かえって日本航空機のパイロットや管制官から見えづらくなった可能性がある」と指摘しています。

また、海上保安庁の航空機はスムーズに滑走路に入っていて、『離陸の許可を得た』と認識していたとすればつじつまが合う。ただし、その後、比較的長い間、滑走路上に停止していたのは不自然で疑問が残る」と話しています。

2日、日本航空の旅客機が羽田空港に着陸した直後に、滑走路上にいた海上保安庁の航空機と衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡、1人が大けがをしました。

日本航空機では乗客15人がけがや体調不良で医療機関を受診しました。

この事故で、海上保安庁の機長は事故のあと、「エンジン出力を上げたところ、後ろから突っ込まれた」と話していることが関係者への取材でわかりました。

機長は「進入許可を受けたうえで滑走路に進入した」「離陸許可をもらった」とも話しているということです。

一方、国土交通省が公表した管制官と双方の機体との交信記録には、管制官から海上保安庁の航空機に対し、滑走路への進入を許可する記録はありませんでした。

また、管制官日本航空機のパイロットはいずれも、滑走路上の海上保安庁の航空機に気がついていなかったとみられることもわかっています。

国の運輸安全委員会は事故前の海上保安庁の航空機の動きなどについて、さらに調べを進めています。

海上保安庁の航空機 撤去開始
海上保安庁によりますと、4日午後4時ごろから海上保安庁の航空機の撤去を始めたということです。

警視庁の現場検証が終わった部分から始めていて、5日中に撤去を完了させることを目指しているということです。

一方、日本航空によりますと、旅客機の撤去はまだ始まっていないということです。

日本航空は、2日に羽田空港で起きた海上保安庁の航空機との衝突事故で旅客機の機体が損害を受けたとして、およそ150億円の営業損失を計上する見込みだと発表しました。

この損害には航空保険が適用されるとしています。

事故後の欠航に伴う売り上げの減少や関係する乗客への補償なども含めた、今年度の業績への影響については精査中だとしています。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp

#日本航空516便炎上事件(羽田空港海上保安庁羽田空港基地所属MA722固定翼機・衝突)

今回の地震を受けて、被災地への募金活動が始まっています。一方、個人情報をだまし取る偽サイトも確認されていて、募金団体は注意を呼びかけています。

また、ボランティアについては、受け入れの態勢が整っていなかったり、応募が殺到して一時受け入れを停止したりする自治体があります。

4日時点の情報です。

募金・義援金の取り組み
中央共同募金会
専用のWEBサイトを開設して被災地の災害ボランティア活動のための支援金を募っていて、4日午前9時までに4600万円余りの寄付が集まったということです。

インターネット広告配信大手の「LINEヤフー」
クレジットカードなどを使って募金できる専用サイトを設け、4日正午までに11億円余りの募金が寄せられています。

石川県
4日から義援金の受け付けを始めていて県庁の窓口や東京や大阪の事務所に募金箱を設置しています。近く専用の振込口座も開設するということです。

日本赤十字社石川県支部
WEBサイト上に口座情報を掲載し、4日から義援金の受け付けを開始しました。

注目
募金の偽サイトに注意
このほか、複数のクラウドファンディングの専用サイトでもNGOなどがプロジェクトを立ち上げて、支援金を募っています。

一方、募金をかたって個人情報をだまし取る偽サイトも確認されていることから、募集する団体などは正規のサイトかどうか事前に確認するよう呼びかけています。

次は、ボランティアについての情報です。

石川県 災害ボランティア受け入れ姿勢整わず
石川県によりますと、県内の自治体は救助活動や避難所の対応などを優先しているため、災害ボランティアを受け入れる態勢が整っておらず、4日時点で募集は行っていないということです。

県では、業務のひっ迫を避けるため、役所や社会福祉協議会に電話で問い合わせをすることは控えてほしいとした上で、受け入れ準備が整った自治体の情報などについては順次、県のホームページなどで発信する予定です。

富山県射水市 ボランティア応募多数で一時停止
地震で震度5強を観測した富山県射水市では4日からボランティアの募集が始まりましたが、応募が殺到したため、一時的に受け付けを停止しました。ボランティアが必要な人からの依頼は引き続き受け付けています。

射水市社会福祉協議会に設けられた災害ボランティアセンターでは、地震で壊れた食器や家財道具の整理、がれきの撤去、液状化現象による泥のかき出しなどを手伝うボランティアの受け入れをきょう午前10時から始めました。

窓口や電話、メールで募集したところ、午後3時の時点で、登録が100件を超えボランティアの派遣先などの調整が必要になったとして、一時的に受け付けを停止しました。

窓口を訪れ、団体で登録した射水市の田仲聡さん(38)は「これからも大好きな射水市でみんなと暮らしていくために、助け合っていきたい」と話していました。

射水市社会福祉協議会の野田智地域福祉課長は「市内だけでなく射水市出身で県外に住む人からの熱い思いを感じています。今後、被害を精査して行政などと連携しながら活動を進めていきたい」と話していました。

センターではボランティアが必要な人からの依頼は引き続き受け付けていて、電話番号は0766-55-5202です。

富山県内ではほかに高岡市小矢部市でも募集が始まりましたが、小矢部市も一時停止したということです。

能登半島地震の被災地支援などに役立ててもらおうと、津波や崖崩れなどの被害状況を立体的に示した地図を東京大学の研究者が作成し、ウェブサイトで公開を始めました。

地図は東京大学大学院の渡邉英徳教授が民間企業の協力を得て作成しました。

地震のあとに国土地理院が上空から撮影した能登半島の写真をもとに被災地の状況を3Dで示していて、津波による被害や崖崩れなどが確認できるおよそ40か所が掲載されています。

このうち輪島市を通る県道278号線では、崖崩れによる大量の土砂が広い範囲にわたって道路をふさぎ、周辺にはう回路もないため、行き来が完全に遮断されている状況がうかがえます。

珠洲市輪島市を結ぶ県道40号線も山あいの地域で複数の崖崩れが起きていて、珠洲市輪島市を中心に少なくとも10か所以上で通行できない状態になっていることがわかります。

さらに、珠洲市の港では、地震によって海中の地盤が隆起し水深が浅くなっているとみられ、渡邉教授は船が入港できない状態になっているのではないかと指摘します。

渡邉教授は「陸だけでなく海からも支援物資を運べない地域が複数生じている可能性がある。救援が難しい集落の周辺状況を把握し、救援の手だてを考えるうえで役立ててもらえればと思う」と話していて、今後も最新のデータをもとに情報を更新していくということです。

被災者を支援しようと石川県内では、4日から自衛隊のトラックによる救援物資の輸送が始まりました。

石川県内では、国からの救援物資の輸送は2日から民間のトラックを活用して行われていましたが、陥没や亀裂が入るなど、道路状況が悪化しているため、難航していました。

こうした状況を受け、4日からは自衛隊のトラックによる救援物資の輸送が始まりました。

金沢市にある石川県産業展示館では、▽2リットルの飲料水5400本、▽カップ麺5000食分、それに▽毛布やブルーシートといった、県の要望に基づいて国が用意した救援物資を自衛隊員が次々とトラックに積み込んでいました。

救援物資は七尾市志賀町に運ばれたあと、近隣の自治体などに配布されるということです。

また、自衛隊によりますと、孤立集落など陸路での輸送が困難な地域については、ホバークラフトやヘリコプターを使って物資の輸送を行っているということです。

d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp
d1021.hatenadiary.jp

#令和6年能登半島地震

びわ湖では、雨が少ない影響で、去年の夏以降、水位の低い状態が続いていて、この年末年始は滋賀県が「渇水対策本部」を設置する目安であるマイナス75センチより低い状態が続き、4日午前6時時点の水位がマイナス78センチとなりました。

これを受けて、三日月知事は4日の記者会見で「当面は水位の回復が見込めない」として、4日夕方に副知事を本部長とする「渇水対策本部」を設置することを明らかにしました。

前回、「渇水対策本部」が設置されたのは平成17年12月から平成18年1月にかけての51日間で、設置はおよそ18年ぶりとなります。

そのうえで、三日月知事は「すでにさまざまな影響が出ていて、今後は農業に使う水の対策なども心配されるので、より緊張感を持って対応していきたい。水を大切に使うようお願いしたい」と述べ、県民に改めて節水を呼びかけました。

びわ湖の水は滋賀県だけでなく、大阪府京都府、それに兵庫県のおよそ1450万人の生活や産業を支えていますが、水位がマイナス90センチよりさらに低くなると、国が流域の自治体などと取水制限を検討することになります。

平成14年9月には水位がマイナス90センチよりさらに低くなり、およそ3か月間にわたって取水制限が行われました。

3日午後3時すぎ、北九州市小倉北区魚町1丁目で「建物が燃えている」と近くの飲食店などから消防に複数の通報がありました。

現場はJR小倉駅から南におよそ300メートルのところにある飲食店などが密集する「鳥町食道街」の付近で火は周辺の建物に燃え広がりました。

消防によりますと消防車30台あまりが出て消火活動を行い、発生からおよそ13時間後の4日午前4時ごろに火はほぼ消し止められたということです。

警察によりますと、付近の住民やホテルの宿泊客などに避難を呼びかけこれまでのところけが人の情報はないということです。

警察や消防は逃げ遅れた人がいないかなど確認を続けています。

「鳥町食道街」は、戦後、北九州市で最初につくられた飲食店街とされています。

警察によりますと火元とみられる飲食店の関係者が「鍋から火が出た」と話していたということです。

警察や消防によりますと鳥町食道街やその周辺では複数の建物が焼けているということで今後、詳細を調べることにしています。

今回の火災の現場から南に400メートルほど離れた所には「北九州市民の台所」として親しまれてきた旦過市場があり、おととし4月と8月に2度の火災が起きて多くの店舗などが焼失する大きな被害が出ました。

3日午後、北九州市中心部の飲食店が密集する「鳥町食道街」の付近で起きた火災は、発生からおよそ13時間後の4日午前4時ごろにほぼ消し止められましたが、合わせて35店舗、およそ2900平方メートルが焼けました。これまでのところ、けが人の情報はないということです。

3日午後3時すぎ、北九州市小倉北区魚町1丁目の飲食店などが密集する「鳥町食道街」の付近から火が出て、周辺の建物に燃え広がりました。

消防車30台余りが出て消火活動を行い、火はおよそ13時間後の4日午前4時ごろにほぼ消し止められました。

消防が被害状況について速報値を発表し、それによりますと、「鳥町食道街」を中心に合わせて35店舗、およそ2900平方メートルが焼けたということです。

これまでのところ、けが人の情報はないということです。

「鳥町食道街」は、戦後、北九州市で最初につくられた飲食店街とされています。

警察によりますと、火元とみられる飲食店の関係者が「鍋から火が出た」と話していたということで、今後、火災の原因などを詳しく調べることにしています。

今回の火災の現場から南に400メートルほど離れた所には「北九州市民の台所」として親しまれてきた旦過市場があり、おととし4月と8月に2度の火災が起きて多くの店舗などが焼失する大きな被害が出ました。

4日午前9時半ごろ 上空から見た現場は
4日午前9時半ごろにNHKのヘリコプターが撮影した映像では、「鳥町食道街」の一帯の建物が元の形をとどめないほど激しく焼けている様子が確認できます。

また、西側に隣接する「魚町銀天街」のアーケードも一部で屋根が焼けているほか、南側に隣接するビルの側面も屋上付近まで黒くなっていて、火災の激しさがうかがえます。

一夜明けた現場と住民の様子は
火は4日午前4時ごろにほぼ消し止められましたが、現場では、朝になっても周りのビルの上などから放水活動が続けられていました。

規制線が張られたエリアは縮小されたものの、依然、現場近くに立ち入ることはできず、許可を得たうえで、自宅に荷物などを取りに戻る人の姿が見られました。

近くのビルに自宅がある80代の女性は「3階にある自宅から見ていたら、煙が出て火の手が上がったのですぐに逃げ出しました。許可を得て薬などの荷物を取りに戻ったところ、自宅は無事でしたが周りは一面水浸しでした。旦過市場の火災を連想しました」と話していました。

「鳥町食道街」については、「ランチや食事に行っていて、昭和のレトロな雰囲気で親しみやすい場所でした。無くなってしまうのは悲しくて涙が出ます」と話していました。

また、近くで飲食店を経営する男性も様子を見に訪れ、「火事が起きたのはきのうの仕込みの最中で、かなり煙が上がって騒然としていました。年始で予約も入っていたので、ダメージが大きいし、お客さんにも迷惑をかけてしまい申し訳ないです」と話していました。

隣接ビルで働く女性「職場に入れずどうしたらいいか分からない」
鳥町食道街に隣接するビルの8階で働く20代の女性は「きょうから仕事でしたが、職場がある場所は規制線の中で、警察官から入れないと言われました。職場からの指示もなく、どうしたらいいか分からない状態です」と話していました。

美容室の経営者「店の電気系統などに影響が出ていないか心配」
鳥町食道街のすぐ近くにあり、規制線が張られたエリアで美容室を経営する坪田秀樹さんは「ハサミだけでも取りに行けないかと思い、店の様子を見に来ました。成人式も近く、予約も入っていたので残念です。火災で店の電気系統などに影響が出ていないか心配です」と話していました。

町内会の会長「やるせない気持ち」
被災した店舗の一部が加盟する米町第二町内会の会長でカラオケ店を経営する河野一郎さんは「商店主たちはコロナも落ち着いて、暮れと正月を盛り上げていこうとしていたやさきで出鼻をくじかれ、やるせない気持ちです。町内会はほぼ飲食店なので、この先も飲食店として再開できるように協力しあっていくしかないです」と話していました。

経営するカラオケ店は被災を免れましたが、4日朝の段階では周辺への立ち入りが規制されていたということです。

河野さんは「きのうは店内に80人ほどいて、全員急いで避難してもらったので、財布や携帯電話など置きっぱなしです。すすのにおいがついていると思うので、すぐの営業再開は難しいです」と話していました。

武内市長「火災は残念 今後も火との戦いを徹底的にやっていく」
北九州市の武内市長は4日午前、火災現場を訪れました。

武内市長は、現場で消防などから説明を受けながら「鳥町食道街」で多くの建物が焼けた様子を確認したほか、隣接する商店街の「魚町銀天街」でも焼けた建物などを確認していました。

このあと、武内市長や消防の幹部が記者団の取材に応じ、被害状況について「鳥町食道街」を中心に合わせて35店舗、およそ2900平方メートルが焼けたという速報値を明らかにしました。

一方、これまでのところけが人の情報はないとしています。

武内市長は、今回の火災について「おととしの旦過市場の火災以降、防火活動の強化を進める中でこのような火災が起きたことは残念でならない。今後も火との戦いを徹底的にやっていきたい」などと述べました。

また、北九州市消防局の幹部は消火活動について「木造の建物が多かったことと通路の入り口が2つしかなかったことで活動が困難だった。通路も狭く活動を制限していた」などと述べました。

北九州市は緊急対策本部を設置
火災を受け、北九州市は緊急対策本部を設置し、4日朝、幹部や関係部署の担当者が出席して1回目の会議が開かれました。

会議は冒頭のみ公開され、武内市長が「北九州市の顔として長い歴史を持ち多くの市民に愛されている魚町、鳥町食道街が火災に見舞われ大変胸を痛めている。被災された方々に寄り添い、少しでも不安を解消できるよう市が一丸となって迅速に対応していきたい」と述べました。

会議では、このあと、市役所に相談窓口を設置して、被災した店舗の営業再開支援にあたっていくことなどを確認したということです。

#小倉北区鳥町食道街火災

d1021.hatenadiary.jp

#アウトドア#交通