キム総書記 軍需工場を視察し韓国を「主な敵」 対決姿勢を強調https://t.co/JUctFlrZV7 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 10, 2024
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記は、短距離弾道ミサイルに使われるとみられる移動式発射台を製造する軍需工場を視察し、韓国を「主な敵」と呼んだうえで「戦争を避ける考えは全くない」として、対決姿勢を強調しました。
10日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記が9日までの2日間、複数の重要な軍需工場を視察したと伝えました。
紙面には、ミサイルを格納するためのキャニスターを搭載した移動式発射台が並んでいる写真が掲載されていて、韓国の通信社、連合ニュースは専門家の話として、北朝鮮が戦術核として位置づける短距離弾道ミサイルに使われるものとみられると伝えています。
北朝鮮の短距離弾道ミサイルは、韓国の拠点や在韓アメリカ軍基地などをたたくことを想定しているとされます。
視察したキム総書記は、韓国を「主な敵」と呼んだうえで「戦争を避ける考えは全くない。わが国を相手に武力の使用をたくらんだり、主権を脅かそうとしたりする場合、ためらうことなく大韓民国を焦土化する」として、対決姿勢を強調しました。
キム総書記は先月末の演説で、韓国について、統一の対象ではなく敵対的な国家とみなす方針に転換すると明らかにし、今月に入ってからは、北朝鮮軍が朝鮮半島西側の海上の境界線近くに向けて砲撃を繰り返すなど、軍事的な威嚇を強めています。
#北朝鮮(金正恩総書記「韓国=『主な敵』」「戦争を避ける考えは全くない。わが国を相手に武力の使用をたくらんだり、主権を脅かそうとしたりする場合、ためらうことなく大韓民国を焦土化する」
#朝韓(韓国軍合同参謀本部「偶発的な衝突を防ぐために双方が砲撃をしない緩衝区域を設けた2018年の軍事合意に北朝鮮が繰り返し違反している」「緩衝区域はもはや存在しない」「韓国軍は合意によって取りやめていた砲撃訓練などを再び実施していく」)
#北朝鮮(朝鮮労働党金与正副部長談話「朝鮮人民軍の引き金の安全装置は既に外されたと改めて明確にする」「既に宣言したように、敵が少しでも挑発に出れば、朝鮮人民軍は即座に軍事攻撃を開始する」・韓国軍「砲弾3日連続発射」)
#北朝鮮(金正恩総書記「戦術・戦略兵器用の各種発射装置を製造することが国家の核戦争抑止力を強化する上で重要な課題だ」・ミサイル発射台付き車両(TEL)製造工場・視察)
#朝鮮半島