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イランの国営通信によりますと、イラン海軍は11日、オマーン湾を航行していた石油タンカー「セント・ニコラス」を拿捕し、イランの港に移動させたと発表しました。

AP通信によりますと、タンカーはマーシャル諸島船籍で、イラク原油を積み込んだあと、製油所のあるトルコへ向かっていたということです。

このタンカーは去年、アメリカがイランに科している制裁に違反してイラン産の原油を中国に輸出しようとしていたとして、積んでいた原油アメリカ政府に差し押さえられていました。

今回の拿捕について、イラン海軍は「このタンカーがアメリカ政府の指示に従い、イランの原油を盗んだため報復を行った」と主張していて、両国の対立がさらに深まることが予想されます。

また、中東地域の海運をめぐっては、イエメンの反政府勢力、フーシ派が紅海で船舶への攻撃を繰り返し、世界的な物流に影響が出ているだけに、いっそうの不安定化が懸念されます。

イラン軍がオマーン湾を航行中の石油タンカーを拿捕したことについて、アメリ国務省のパテル副報道官は11日、記者会見で「国際通商の妨害を狙った行動だ。こうした挑発行動は、世界経済にとって脅威だ」と述べ、厳しく非難しました。

その上で「イラン政府は速やかに船と乗組員を解放しなければならない」と述べ、解放を強く求めました。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・オマーンの東で武装集団が石油タンカー「セント・ニコラス」に乗り込み進路をイラン海域へ変更させた・イラン海軍「このタンカーがアメリカ政府の指示に従い、イランの原油を盗んだため報復を行った」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・オマーンの東で武装集団が石油タンカー「セント・ニコラス」に乗り込み進路をイラン海域へ変更させた)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派の指導者、アブドルマリク・フーシ氏は11日、米国がフーシ派を攻撃すれば反撃すると述べた。

フーシ氏はテレビ演説で「米国によるいかなる攻撃にも反撃する」と述べ、反撃の規模はドローン(小型無人機)20機と多数のミサイルを投入した紅海の米艦船を標的とした最近の攻撃よりも大きなものになると語った。

その上で「われわれはイスラエルに関連のある船舶を標的にする決意を固めており、引き下がるつもりはない」と述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・フーシ派指導者アブドルマリク・フーシ「米国によるいかなる攻撃にも反撃する」「反撃の規模はドローン20機と多数のミサイルを投入した紅海の米艦船を標的とした最近の攻撃よりも大きなものになる」「われわれはイスラエルに関連のある船舶を標的にする決意を固めており、引き下がるつもりはない」)

アメリカのバイデン大統領は11日、アメリカ軍とイギリス軍が合同でイエメンの反政府勢力フーシ派の複数の拠点に攻撃を行い、成功したと声明で明らかにしました。

フーシ派が紅海を航行する船舶に対し弾道ミサイルなどで攻撃を繰り返していることへの直接の対応だとしていて、報復措置として軍事行動に踏み切った形です。

バイデン政権の高官は記者団に対し「今回の攻撃はフーシ派の船舶に対する攻撃能力の破壊が目的で、目標はミサイルやレーダー、無人機の関連施設だ」と述べました。

CNNテレビは戦闘機による空爆が行われたり、潜水艦から巡航ミサイル「トマホーク」が発射されたりしたと報じました。

フーシ派はイスラエルと軍事衝突を続けるイスラム組織ハマスとの連帯を掲げて、船舶への攻撃を繰り返しています。

アメリカ中央軍は11日にも弾道ミサイルによる攻撃があったとしたうえで、去年11月19日以降、攻撃はこれまでに27回に上るとしています。

アメリカ軍がフーシ派の拠点を攻撃するのは、船舶への攻撃が始まって以降、初めてです。

アメリカ政府は今月3日、日本やイギリスなど12か国と共同で声明を発表し、フーシ派に対して「責任を負うことになる」などと警告したほか、国連安全保障理事会も10日、攻撃を非難し、直ちにやめるよう求める決議案を賛成多数で採択しました。

フーシ派の幹部 “複数都市に攻撃行われた”
イエメンの反政府勢力フーシ派の幹部の1人は12日、SNSアメリカ、イスラエル、イギリス主導の攻撃が、首都のサヌア、ホデイダ、サアダ、ダマールで行われた」と投稿し、イエメンの複数の都市に対して攻撃が行われたと明らかにしました。

フーシ派とは
フーシ派はイランの支援を受けるイエメンの反政府勢力で、2015年以降、首都サヌアを武力で掌握しています。

イランの協力によって巡航ミサイル弾道ミサイル、それに無人機など、軍備を増強してきたとされ、近年、海上での活動も活発化させていると指摘されています。

イエメンの内戦では敵対する政権側を支援するサウジアラビアUAEアラブ首長国連邦などに対し、ミサイルや無人機で石油施設や軍の基地を攻撃してきました。

去年10月にイスラエルイスラム組織ハマスの一連の衝突が始まってからは、ハマスとの連帯を掲げ、イスラエルに向けてミサイル攻撃などを行うとともに、紅海を航行する船舶への攻撃を繰り返しています。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・バイデン大統領声明「アメリカ軍とイギリス軍が合同でイエメンの反政府勢力フーシ派の複数の拠点に攻撃を行い、成功した」・バイデン政権高官「今回の攻撃はフーシ派の船舶に対する攻撃能力の破壊が目的で、目標はミサイルやレーダー、無人機の関連施設だ」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・国連安保理「フーシ派に紅海における船舶攻撃の即時停止を求める決議」・日米提案・露中含む4か国棄権・「国際法に従い、国連加盟国が航行の権利と自由を損なう攻撃などから自国の船舶を防衛する権利」=米主導多国籍部隊暗に支持)
#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・国連安保理「フーシ派に紅海における船舶攻撃の即時停止を求める決議」・日米提案・露中含む4か国棄権・中国張軍国連大使「今の紅海の緊張はガザでの紛争が波及したものだ。決議がガザでの即時停戦を明確に呼びかけていないのは遺憾だ」・露ネベンジャ国連大使「この決議によってアメリカが主導する有志連合の紅海での活動が正当化された訳ではない」)

サウジアラビア外務省は12日、米英がイエメンの親イラン武装組織フーシ派に関連する標的を攻撃したことを受けて、自制と「エスカレーションの回避」を呼びかけた。

サウジは数カ月前からフーシ派との和平交渉を進めている。

同省は「大きな懸念」をもって事態を注視しているとし「(サウジは)紅海地域の安全と安定を維持する重要性を強調している」との声明を発表した。

フーシ派は西側諸国が支持するサウジ主導の連合軍と10年近くにわたってイエメンで内戦を繰り広げ、国内の多くの地域を支配。イスラエルと戦争状態にあるイスラム組織「ハマス」と連帯し、イスラエルに向かう商船を攻撃している。

フーシ派の交渉代表は11日、紅海での商業攻撃はサウジとの和平交渉を脅かすものではないと述べた。

ロシア政府は、米英両軍がイエメンの親イラン武装組織フーシ派の関連施設を攻撃したことを受け、国連安全保障理事会の緊急会合を12日に開催するよう要請した。ロシアの国連常設代表部が明らかにした。

ロシア外務省のザハロワ報道官は「米国のイエメン空爆アングロサクソンによる国連安保理決議からの逸脱の新たな事例だ」と述べた。

今回の攻撃は国際法を完全に無視しており、地域の状況を悪化させていると非難した。

フーシ派のスポークスマンは、米英の攻撃に正当性はないとし、イスラエルに向かう船舶を今後も標的にすると述べた。

イラン外務省報道官も12日、米英の攻撃を強く非難。「イエメンの主権と領土の一体性を明らかに侵害し、国際法・規制・権利に違反していると考える」との声明を発表した。

レバノンの親イラン武装組織ヒズボラも同日、米英の攻撃を非難し、「米国の攻撃は、米国がシオニストの敵によるガザと中東の悲劇・虐殺の完全なパートナーであることを改めて裏付けている」と述べた。

サウジアラビア外務省は、米英の攻撃を受け、自制と「エスカレーションの回避」を呼びかけた。

💬ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は12日、米英軍の #フーシ派 拠点空爆を受けてコメントした。

「米国のイエメン空爆は、アングロサクソンが自らの破壊的な目的のため地域情勢をエスカレーションさせようと、国連決議を歪曲し、国際法を完全に無視していることのもう一つの例となった」

バイデン米大統領は11日、紅海の民間船攻撃の報復の名目で米英両軍が #イエメン空爆 を実施したと発表。米軍は100以上の精密誘導兵器で、フーシ派拠点60カ所以上を攻撃と主張している。

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・事実上のイエメン政府「イエメン軍は紅海で包括的な封鎖を実施しイスラエルにつながるあるいはイスラエルの港に向かう全ての商業船舶を封鎖している」「イエメン軍が実施した作戦はジェノサイド条約第1条の規定を遵守して行うものである」「イエメン軍は国際法に従いその義務を断固として果たし続ける」)

アメリカ政府は11日、アメリカ軍とイギリス軍がイエメンの反政府勢力フーシ派の拠点に対し攻撃を行ったと発表しました。紅海を航行する船舶への攻撃を繰り返すフーシ派への報復措置だとしています。

また、今回の攻撃を受け、フーシ派は12日、SNSにビデオ声明を投稿しアメリカとイギリスはイエメンの首都サヌアやホデイダなどを目標に73回攻撃を行い、イエメンに対する侵略を行った。わが軍で5人が死亡し、6人がけがをした」と明らかにしました。フーシ派の報道官は「今後さらに、厳しい軍事的報復を行う」と明らかにし、対抗する姿勢を強調しました。

アメリカのバイデン大統領は11日、アメリカ軍とイギリス軍が合同でイエメンの反政府勢力フーシ派の複数の拠点に攻撃を行い、成功したと声明で明らかにしました。

フーシ派が紅海を航行する船舶に対し弾道ミサイルなどで攻撃を繰り返していることへの直接の対応だとしていて、報復措置として軍事行動に踏み切った形です。

バイデン政権の高官は記者団に対し「今回の攻撃はフーシ派の船舶に対する攻撃能力の破壊が目的で、目標はミサイルやレーダー、無人機の関連施設だ」と述べました。

CNNテレビは戦闘機による空爆が行われたり、潜水艦から巡航ミサイル「トマホーク」が発射されたりしたと報じました。

フーシ派はイスラエルと軍事衝突を続けるイスラム組織ハマスとの連帯を掲げて、船舶への攻撃を繰り返しています。

アメリカ中央軍は11日にも弾道ミサイルによる攻撃があったとしたうえで、去年11月19日以降、攻撃はこれまでに27回に上るとしています。

アメリカ軍がフーシ派の拠点を攻撃するのは、船舶への攻撃が始まって以降、初めてです。

アメリカ政府は今月3日、日本やイギリスなど12か国と共同で声明を発表し、フーシ派に対して「責任を負うことになる」などと警告したほか、国連安全保障理事会も10日、攻撃を非難し、直ちにやめるよう求める決議案を賛成多数で採択しました。

また、今回攻撃を行ったアメリカとイギリスに加え、オーストラリアや韓国など10か国は12日、共同で声明を発表しました。

それによりますと、アメリカ軍とイギリス軍はオランダやカナダ、バーレーン、そしてオーストラリアの支援を得て、共同で攻撃を実施したとしています。

また、去年11月中旬以降、フーシ派による商船への攻撃は20回を超え、国際的な課題となっているとして「この行動は、航行の自由や国際通商、船員の生命を守るという共通の決意を示したものだ」としています。そして「われわれは、継続的な脅威に直面しても、人命を守り、世界で最も重要な水路のひとつにおける自由な通商の流れを守ることをためらわない」としてフーシ派の動きをけん制しました。

バイデン大統領 “さらなる措置もちゅうちょせず”
アメリカのバイデン大統領はイエメンの反政府勢力フーシ派への攻撃について、声明を発表しました。

それによりますと、バイデン大統領は「攻撃はフーシ派が紅海を航行する船舶に対し前例のない攻撃を繰り返していることへの直接の対応だ」として、報復措置として軍事行動に踏み切ったとしています。また、フーシ派がこれまでに紅海で27回、船舶への攻撃を行って50以上の国が被害を受けたとしています。

そのうえで、バイデン大統領は「今回の攻撃は航行の自由を脅かす行為は許さないという明確なメッセージだ。必要であればさらなる措置を命じることもちゅうちょしない」と強調しました。

英スナク首相 “世界の海運を守る必要かつ適切な自衛行動”
イエメンの反政府勢力フーシ派の拠点に対する攻撃にはイギリス軍も参加しています。

スナク首相は12日声明を発表し「国際社会のたび重なる警告にもかかわらず、フーシ派は紅海で攻撃を続けてきた。これは堪え難い」としたうえで、イギリスはフーシ派の攻撃力を低下させ、世界の海運を守るために限定的で必要かつ適切な自衛行動をとったとしています。

一方、攻撃の内容についてイギリス国防省は、空軍のタイフーン戦闘機4機で
▽イエメン北西部にある偵察・攻撃用の無人機の拠点と
▽北西部アブスにある巡航ミサイル無人機の拠点となっている飛行場に対し、
誘導爆弾による精密爆撃を行ったと明らかにしました。

国防省「市民へのリスクを最小化するよう特に配慮した。空爆の詳しい結果は評価中だが、初期段階では商船の運航を脅かすフーシ派の攻撃能力はそいだとみられる」としています。

また、攻撃についてイギリスの国防相は12日に「ただちに計画されているものはない」として、現時点ではさらなる攻撃は予定していないとしています。そのうえで「攻撃は、限定的で、適切かつ必要な対応だった」と強調しました。

ロシア外務省報道官「米と同盟国の無責任な行動強く非難」
ロシア外務省のザハロワ報道官は12日、記者会見のなかでアメリカと同盟国による無責任な行動を強く非難する。中東全体の不安定化を引き起こす可能性がある。われわれは、国連安全保障理事会の緊急招集を要求している」と述べ、アメリカとイギリスを非難しました。ロシアとしては中東情勢を注視するとともに、ウクライナ侵攻などを巡り激しく対立するアメリカやイギリスの軍事的な動きをけん制するねらいとみられます。

フーシ派とは
フーシ派はイランの支援を受けるイエメンの反政府勢力で、2015年以降、首都サヌアを武力で掌握しています。

イランの協力によって巡航ミサイル弾道ミサイル、それに無人機など、軍備を増強してきたとされ、近年、海上での活動も活発化させていると指摘されています。

イエメンの内戦では敵対する政権側を支援するサウジアラビアUAEアラブ首長国連邦などに対し、ミサイルや無人機で石油施設や軍の基地を攻撃してきました。

去年10月にイスラエルイスラム組織ハマスの一連の衝突が始まってからは、ハマスとの連帯を掲げ、イスラエルに向けてミサイル攻撃などを行うとともに、紅海を航行する船舶への攻撃を繰り返しています。

ハマスも声明「露骨な侵略で地域の安全保障への脅威だ」
イスラム組織ハマスは12日、声明を出しアメリカとイギリスによるイエメンへの爆撃を最も強いことばで非難する。われわれはこれを犯罪で、イエメンの主権に対する露骨な侵略で、地域の安全保障への脅威だと受け止めている。イスラエルの影響のもとで行われたこのテロ行為は地域の怒りと緊張を高めるだけで、アメリカとイギリスはその責任を負うことになる」として、フーシ派との連帯を強調しました。

その上でイスラエルパレスチナとアラブの土地に対する占領を終わらせ、アメリカとイギリスが国家の主権とアラブの人々の利益を尊重しない植民地政策を見直さないかぎり、この地域に安全と安定がもたらされることはないと断言する」として、全面的な対決姿勢を改めて打ち出しました。

フーシ派の幹部 “複数都市に攻撃行われた”
イエメンの反政府勢力フーシ派の幹部の1人は12日、SNSに「アメリカ、イスラエル、イギリス主導の攻撃が、首都のサヌア、ホデイダ、サアダ、ダマールで行われた」と投稿し、イエメンの複数の都市に対して攻撃が行われたと明らかにしました。

イラン外務省 「イエメンの主権への明らかな侵害」
アメリカ軍とイギリス軍がフーシ派の拠点に対し攻撃を行ったことを受けて、フーシ派を支援してきたイランの外務省のキャンアニ報道官は声明を出し「イエメンの主権に対する明らかな侵害だ。アメリカやイギリスは、イスラエルパレスチナで続ける戦争犯罪から世界の人々の注意をそらそうとしている」と強く非難しました。

そのうえで「こうした攻撃は地域の不安定化を助長するだけだ」と懸念を示しました。

国連安保理の緊急会合 日本時間13日午前開催で調整
アメリカ軍とイギリス軍がイエメンの反政府勢力、フーシ派の拠点に対して攻撃を行ったことを受けて、国連の安全保障理事会では、対応を協議する緊急会合の開催をロシアが要請し、1月の議長国フランスは日本時間の13日午前に開催する方向で調整しています。

これまでの攻撃 推計257隻に影響
イエメンの反政府勢力、フーシ派による船舶への攻撃は去年11月から繰り返されています。

去年11月19日、アラビア半島の南端、イエメン近くの紅海を航行中だった日本企業が運航する貨物船がフーシ派に乗っ取られました。

貨物船には乗組員25人がいて、アメリカや日本など12か国が共同で船舶や乗組員の解放を求めています。

去年12月3日には、フーシ派は紅海につながるバーブルマンデブ海峡でイスラエルの船舶2隻に対する攻撃を行ったと発表しました。

去年12月26日にはスイスの海運大手MSCサウジアラビアからパキスタンに向かっていたコンテナ船が、紅海を航行中に攻撃を受けたと発表し、フーシ派の報道官も巡航ミサイルでこの商船に攻撃を行ったことを認めました。

フーシ派はイスラム組織ハマスとの連帯を掲げていて、「イスラエルガザ地区への侵攻をやめないかぎり、イスラエルの船舶による紅海などでの航行を阻止し続ける」などとしています。

相次ぐ攻撃を受け、海運大手各社は紅海やスエズ運河を経由した輸送を避けてう回する対応を余儀なくされています。

アメリカの物流調査会社プロジェクト44によりますと、1月9日時点で、影響を受けた船の数は推計で262隻に上るということです。

このうち、257隻がアフリカの喜望峰を回るルートに変更し、大多数の船は輸送の日数が7日から20日ほど追加でかかるとしています。

この調査会社によりますと、スエズ運河を通る船の数は12月31日から1月7日の週で、1日当たり61%減少しており、例えば東南アジアとヨーロッパを結ぶ航路ではおよそ4倍も時間がかかると分析していて、物流の混乱や運賃の値上がりを通じた物価上昇への懸念も出ています。

コンテナ船の運賃 今後の状況次第でさらなる上昇を懸念
コンテナ船の運賃は、イスラエルイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まった去年10月以降、急激に値上がりしています。

イギリスの物流調査会社、「ドリューリー」によりますと、40フィートのコンテナ1個当たりの運賃は、今月11日の時点で3072ドルで、衝突が始まる直前の10月5日時点と比べた運賃は2.2倍となっています。

航路別にみますと中国の上海からオランダのロッテルダムに向かう航路で4.2倍、上海からイタリアのジェノバに向かう航路で3.5倍。また、スエズ運河を通らない上海からニューヨークに向かう航路でも1.5倍に上昇しました。

物流調査会社は、今後の運賃の動向について、来月の中国の旧正月春節を前に例年、海運の需要が高まる傾向にあることや、紅海やスエズ運河の状況次第でさらなる上昇も懸念されるとしています。

官房長官「関係国の決意を支持 必要な対応行う」
官房長官は、記者会見で「わが国としては、フーシ派が紅海をはじめとするアラビア半島周辺海域における航行の権利や自由を妨害し続けていることを非難し、船舶の自由かつ安全な航行を確保するために責任を果たそうとするアメリカをはじめ関係国の決意を支持する」と述べました。

そのうえで「今回の行動は、これ以上の事態の悪化を防ぐための措置と理解している。引き続きアメリカをはじめとする関係国と緊密に連携しながら、航行の権利や自由の確保のために役割をしっかりと果たし、必要な対応を行っていく」と述べました。

木原防衛相「周辺海域の安定化へ関係国と緊密に連携」
木原防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で「引き続きソマリア沖アデン湾での海賊対処行動を適切に実施し、紅海を含む周辺海域の安定化に貢献すべく、関係国と緊密に連携していく」と述べました。

フーシ派「5人死亡 6人けが」
今回の攻撃を受け、フーシ派は12日、SNSにビデオ声明を投稿し「アメリカとイギリスはイエメンの首都サヌアやホデイダなどを目標に73回攻撃を行い、イエメンに対する侵略を行った。わが軍で5人が死亡し、6人がけがをした」と明らかにしました。

フーシ派報道官「今後さらに厳しい軍事的報復を行う」
アメリカ軍とイギリス軍による攻撃を受け、フーシ派のアベド・トール報道官が12日NHKのオンラインインタビューに応じ「イエメンに対するアメリカの攻撃は愚かな行いで 地域の緊張感を高めるだけだ」と非難しました。

そのうえで「われわれは攻撃から10分以内に、アメリカの戦艦に対して弾道ミサイル無人機での攻撃を行った。今後さらに、厳しい軍事的報復を行う」と明らかにし、対抗する姿勢を強調しました。

また、「われわれの立場は変わらない。 イスラエルなどへの攻撃は今後も続く」として、ガザ地区への攻撃が終わらないかぎり、今後もイスラエルアメリカへの攻撃を続けると主張しました。

一方で、去年11月からフーシ派がだ捕している日本企業が運航していた貨物船やその乗組員の解放についてはアメリカの攻撃で状況は複雑化した。解放のための条件はさらに厳しくなるだろう」として、解放の見通しは立っていないと述べました。

アメリカ軍などの攻撃で、フーシ派が対抗姿勢をさらに鮮明にしたことで、世界的な海上輸送への影響に加え、戦闘が中東地域でさらに拡大することも懸念されます。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・バイデン大統領声明「アメリカ軍とイギリス軍が合同でイエメンの反政府勢力フーシ派の複数の拠点に攻撃を行い、成功した」・バイデン政権高官「今回の攻撃はフーシ派の船舶に対する攻撃能力の破壊が目的で、目標はミサイルやレーダー、無人機の関連施設だ」・ロシア外務省ザハロワ報道官「アメリカと同盟国による無責任な行動を強く非難する。中東全体の不安定化を引き起こす可能性がある。われわれは、国連安全保障理事会の緊急招集を要求している」・ハマス声明「アメリカとイギリスによるイエメンへの爆撃を最も強いことばで非難する。われわれはこれを犯罪で、イエメンの主権に対する露骨な侵略で、地域の安全保障への脅威だと受け止めている。イスラエルの影響のもとで行われたこのテロ行為は地域の怒りと緊張を高めるだけで、アメリカとイギリスはその責任を負うことになる」「イスラエルパレスチナとアラブの土地に対する占領を終わらせ、アメリカとイギリスが国家の主権とアラブの人々の利益を尊重しない植民地政策を見直さないかぎり、この地域に安全と安定がもたらされることはないと断言する」・フーシ派アベド・トール報道官「イエメンに対するアメリカの攻撃は愚かな行いで 地域の緊張感を高めるだけだ」「われわれは攻撃から10分以内に、アメリカの戦艦に対して弾道ミサイル無人機での攻撃を行った。今後さらに、厳しい軍事的報復を行う」「われわれの立場は変わらない。イスラエルなどへの攻撃は今後も続く」「アメリカの攻撃で状況は複雑化した。解放のための条件はさらに厳しくなるだろう」)

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#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・英シャップス国防相「フーシ派による同地域でのこれまでで最大規模の攻撃」「これは持続不可能な状況だ」「継続することは許されない」・フーシ派報道官「イスラエルに支援を提供している米国の船に向けて大量の弾道ミサイル無人機を発射した」・NSCカービー戦略広報調整官「フーシ派による紅海での攻撃がエスカレートしており、米国は紛争を求めていないものの、こうした攻撃が継続すれば、米国は次の措置についてパートナー国と協議する」「フーシ派の主張にかかわらず、世界中の国々とつながりのある商船が標的となっており、その多くはイスラエルとは全く関係がない」)

米英は11日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に関連する標的を攻撃した。フーシ派拠点への攻撃は、同組織が昨年終盤に紅海で船舶への襲撃を開始して以降初めて。

バイデン米大統領は声明を発表し、必要ならさらなる措置をためらわないと警告。この日の攻撃は「米国とパートナーが自国民への攻撃を容認せず、敵対的行為を取る者が航行の自由を脅かすのを許さないという明確なメッセージだ」と強調した。

国防省は声明で「初期の兆候では、商船を脅かすフーシ派の能力は打撃を受けた」と指摘した。

手術後の合併症のため入院中のオースティン米国防長官は声明を発表し、ドローン、弾道・巡航ミサイル、レーダー、航空監視システムなどフーシ派の装備を標的にしたと説明した。

フーシ派関係者は首都サヌアのほかサーダ、ザマール、ホデイダ州など各地で「急襲」があったとし、「米・シオニスト・英」による攻撃だと述べた。

米当局者の1人は、航空機、艦船、潜水艦で攻撃を実施したと述べた。10カ所以上が標的になり、単に象徴的な攻撃ではなくフーシ派の軍事力を弱める狙いがあったとした。

目撃者がロイターに語ったところによると、サヌア空港に隣接する軍事基地やタイズ空港近くの軍事拠点、ホデイダにあるフーシ派海上部隊基地、ハッジャ州の軍事拠点などが標的になった。

フーシ派指導者は先に、米国の攻撃を受ければ反撃すると述べている。

<フーシ派の攻撃は27回目>

米軍は11日、フーシ派がアデン湾の国際航路に対艦弾道ミサイルを発射したと発表。昨年11月19日以降27回目の攻撃だとした。

今月9日にはフーシ派が紅海南部でこれまでで最大規模の攻撃を実施。米英軍は21のドローン(無人機)やミサイルを撃墜した。

バイデン氏は声明で、フーシ派が9日の攻撃で米国の船舶を直接標的にしたと述べた。

米上院軍事委員会で共和党トップのウィッカー議員は声明で「今回の攻撃は実施が2か月遅れたが、紅海における抑止力の回復に向けた良い一歩だ」と述べた。

一方、一部の民主党議員は米国が再び数十年にわたる戦争に巻き込まれる恐れがあるとの懸念を示している。

紅海の商船保護を巡っては、20カ国以上が12月、米主導の有志連合への参加で合意したが、今回の攻撃はこの枠組み外で行われた。

バイデン氏はオーストラリア、バーレーン、カナダ、オランダが11日の作戦を支援したとし、「無謀な攻撃に対する国際社会の対応は一致し、断固としている」と述べた。

英国のヒーピー国防担当閣外相は12日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点に対する米英の攻撃は自衛行為とし、事態の悪化を避ける必要があるとの見解を示した。ただ現時点でさらなる攻撃の計画はないとした。

ヒーピー氏はタイムズ・ラジオに英米軍の昨夜の戦闘行動は、合法かつ合理的な業務を行う船舶を攻撃から守るための自衛行為だ」と述べ、紅海の危機に対する適切な対応と主張した。

「事態を悪化させないようにする必要性に当然留意している」と語った。

さらなる攻撃が計画されているかどうかはについては「今のところ計画はない。これは重要なポイントだ。昨夜の行動は限定的で相応、必要な対応だった」と述べた。

ロシアは攻撃について中東情勢をエスカレートさせ、国際法を無視した行為だと非難した。

ヒーピー氏はフーシ派への警告は続いているとし「今後数日、紅海での船舶攻撃が止まるかどうか注視する」と述べた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・米英フーシ派攻撃・英ヒーピー国防担当閣外相「英米軍の昨夜の戦闘行動は、合法かつ合理的な業務を行う船舶を攻撃から守るための自衛行為だ」「事態を悪化させないようにする必要性に当然留意している」「今のところ計画はない。これは重要なポイントだ。昨夜の行動は限定的で相応、必要な対応だった」)


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エジプトのスエズ運河庁は12日、今年1月1─11日のドル収入が前年から40%減少したと明らかにした。イエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を受け、大手船舶各社が航路を変更していることが要因。

同庁のオサマ・ラビエ長官はラジオ番組で、1─11日のスエズ運河の船舶運航は前年同期の777隻から30%減少して544隻だったと述べた。

フーシ派はここ数週間、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスを支援する目的で商用船舶を攻撃し、航路を変更する商用船が相次いでいる。

スエズ運河は外貨不足のエジプトにとって重要なドル収入源となっている。

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イスラエル財務省は11日、2023年の財政収支が対国内総生産(GDP)比4.2%の赤字だったと明らかにした。22年は0.6%の黒字だった。パレスチナイスラム組織ハマスとの戦闘で歳出が大幅に増加した。

11月時点では3.4%の赤字だった。

12月の赤字額は338億シェケル(90億ドル)。前年同月は185億シェケルだった。戦費は172億シェケルで、税収は8.4%減少した。

先月には23年分の戦争予算約300億シェケルを議会が承認。14日には、数百億シェケル規模の24年修正予算予備費からの拠出を審議する閣議が始まる。

承認されれば、今年の財政赤字は対GDP比で6%に達するとみられている。

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ガザ地区への空爆と地上作戦を続けるイスラエル軍は11日、中部マガジでハマスの戦闘員11人を殺害したほか、南部ハンユニスでも爆発物を仕掛けていた戦闘員など7人を殺害したと発表しました。

一方、ガザ地区の保健当局は11日、イスラエル軍の攻撃によって過去24時間で112人が死亡し、これまでの死者は2万3469人になったと発表しました。

こうした中、南アフリカイスラエル軍の攻撃がパレスチナ人に対するジェノサイド、集団殺害にあたるとして国際司法裁判所に提訴していた訴訟の審理が11日、オランダのハーグで始まりました。

南アフリカ側の代理人は「イスラエルが国際的な義務を無視する状況に手を打たなければ、さらなるジェノサイドのリスクにさらされているパレスチナの人々にとって非常に深刻な事態となる」と述べて、暫定的な措置として軍事作戦の即時停止などをイスラエルに命令するよう裁判所に強く求めました。

審理についてイスラエルのネタニヤフ首相は公開した動画で「ホロコースト以来、ユダヤ人に対して最も恐ろしい犯罪を行ったテロ組織を擁護する者たちの、なんという厚かましさか。南アフリカの偽善はここに極まった」と述べ、痛烈に非難しました。

一方、ハマスは「南アフリカが示した証拠は、イスラエルガザ地区で市民に対しジェノサイドという罪を犯したことを世界に証明した」とSNSに投稿しました。

審理は12日も行われ、イスラエル側がみずからの正当性を主張するものとみられます。

一部のメディアは早ければ数週間で暫定的な措置の判断が示される見通しだと伝えています。

イスラエル軍は11日、イスラム組織ハマスが人質を拘束していたとするトンネルの映像を公開しました。

場所はガザ地区の南部ハンユニスの地下だということで、映像では金属製のはしごと長い階段を下りた先に、配管やケーブルの束が集められた部屋のような空間が写っていて、イスラエル軍は電力の供給や換気のための装置だとしています。

また、壁にタイルが貼られた空間には水洗トイレも設けられています。

イスラエル軍は調査の結果、このトンネル内にかつて複数の人質が拘束されていたことが確認できたとしています。

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イスラエルパレスチナ自治区ガザでジェノサイド(大量虐殺)を行っているとして国際司法裁判所(ICJ)に提訴した南アフリカは11日、イスラエルに戦闘停止の緊急措置を命じるようICJに求めた。

南ア側はICJでの2日にわたる審理の初日の弁論で、イスラエル空爆と地上攻撃はガザの「人口の破壊」を狙っていると主張した。

南ア側の弁護人、Tembeka Ngcukaitobi氏は「ガザを破壊する意図は国家の最高レベルで形成されてきた」と指摘。ネタニヤフ首相を含むイスラエルの政治的・軍事的指導者は「大量虐殺の扇動者」だと訴えた。

12日にはイスラエル側の弁論を聞く予定だ。

イスラエルはこれまでに大量虐殺との非難を根拠のないものとして否定。南アがガザを実効支配するイスラム組織ハマスの「悪魔の代弁者」を演じていると非難していた。

イスラエル外務省のリオール・ハイアット報道官は「われわれは今日、南アがテロ組織ハマスの法的な代理人になったという、史上最大の偽善を目の当たりにした」と反発。その上で、南アは10月7日にハマスが何百人ものイスラエル人を虐殺するなどし、イスラエル自衛権を行使していることには言及しなかったと批判した。

ICJは今月中に緊急措置を命じるかどうかの判断を下すとみられる。大量虐殺に関しての判断はその時点では下されず、審理に何年もかかる可能性がある。

ICJの判断は最終となり、上訴することは不可能。ただ、ICJに強制力はない。

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中東を歴訪しているブリンケン米国務長官は11日、パレスチナ国家樹立への道筋を示すことがこの地域の安定化につながり、イランとその代理勢力の孤立化に向けた最善の道になるとの考えを示した。

ブリンケン氏は今回の歴訪でアラブ諸国のほか、イスラエルを訪問。この日はエジプトの首都カイロでシシ大統領と会談した。

シシ大統領との会談後に記者団に対し、この地域は2つの道に直面していると指摘。第1の道は「イスラエルが統合され、近隣諸国と米国の安全保障のコミットメントが得られ、パレスチナ国家樹立に向け少なくとも道筋が示される」もので、第2の道は「イスラム組織ハマス、イエメンのフーシ派、レバノンヒズボラといったイランの支援を受ける組織によるテロリズムニヒリズム、破壊が続く」ものだと述べた。

その上で「第1の道を追求すれば、イランとその代理組織の孤立につながるため、これが唯一で最善の方法になる」と語った。

エジプトはカタールなどと共にパレスチナ自治区ガザでの停戦を仲介。エジプト大統領府によると、ブリンケン氏がシシ大統領のほかエジプト情報機関のトップと会談した際、こうした仲介の取り組みについて説明があった。大統領府は、パレスチナ人の強制移住を拒否することで見解が一致したとしている。

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パレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニス。通りには戦争の爪痕がはっきりと見える。

市内の大きく損傷した建物は、イスラム組織ハマスによる破壊的な攻撃から100日近く続く戦闘の激しさを物語る。ハマスによる昨年10月7日の攻撃では1200人以上が死亡し、イスラエルがガザ攻撃に踏み切るきっかけになった。ハマスが運営する保健省によると、ガザ地区ではその後3カ月あまりの間に、少なくとも2万3357人が死亡した。

国際メディアがガザ地区に入るのは難しく、CNNは死者数について独自に確認できていない。

ただし、地上の惨劇が物語るのは、ハマスを「主要拠点」のガザ地区から追放しようとするイスラエル国防軍(IDF)の取り組みの半面に過ぎない。

IDFによると、地下にはハマスの巨大トンネル網が何キロにもわたって全方向に伸びており、兵士らは現代軍事史上に明確な類例がない任務に直面している。

IDFのダン・ゴールドファス師団長はCNNの取材に対し、ハマスが人質に取った200人以上の一部はハンユニス中心部の地下トンネルに拘束されているとの見方を示した。

ゴールドファス氏によると、一部のトンネルは深さ60メートルに達する。幅は広いものもあれば、狭いものもある。潜入が危険な任務であることはよく知られている通りだ。

兵士らに立ちはだかる最大の問題は、「全ての前線」で展開する戦闘の「多次元的」な性質だとゴールドファス氏は指摘。「我々はあらゆるテロ陣形、あらゆる戦闘員を追い詰めるために地下で作戦行動を取っている」と説明する。

ゴールドファス氏に案内されたCNN取材班は、任務の複雑さをまざまざと思い知らされた。

金属製のはしごと2組の階段を降り、地下約15メートルの深さに到達する。至る所に配線が見える。

CNN取材班は20メートルを超える深さまで降りたところで、複雑なトンネル網に足を踏み入れた。しかし、このトンネルの深さについて聞かれたゴールドファス氏の答えは、「大して深いトンネルではない」というものだった。

この3倍近い深さのトンネルもあるという。

最初に入ったトンネルの側面から枝分かれした通路に入ると、天井が非常に低くなり、真っすぐ立っていることは不可能だった。奥には小さな部屋があり、ドアは金属製のフレームで囲まれていた。

ハマスによって拉致された人質の一部はこうした小部屋に拘束されていると、ゴールドファス氏は主張する。

人質か兵士かを問わず、誰にとっても過酷な場所だが、ゴールドファス氏はハマスを排除するまで戦闘を継続する考えだ。

IDFは今週、ガザ北部にあるハマスの指揮系統を完全解体したと主張。ガザ南部と中部に焦点を移していることを明らかにした。

ゴールドファス氏は任務完了には程遠いことを認識している。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・ガザ南部に広がるハマスのトンネル、CNN取材班が見たもの)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・97日目②)

イスラエルパレスチナ自治区ガザでジェノサイド(大量虐殺)を行っているとして南アフリカがオランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)に提訴した訴訟で、イスラエル側は12日、南アの訴えは事実を「大幅にゆがめて」おり、大量虐殺の主張は事実無根だと反論した。

南アは11日、審理初日の弁論でイスラエルがガザで大量虐殺を行っているとして、イスラエルに戦闘停止の緊急措置を命じるようICJに求めた。

イスラエル外務省の法律顧問は審理2日目の冒頭、ガザでの軍事行動はイスラム組織ハマスなど「テロ組織」からの自衛行為だと主張。南アの解釈は事実を「大幅にゆがめて」いるとし、「大量虐殺があったとすればイスラエルに対して行われた。ハマスイスラエルに対しジェノサイドをしようとしている」と反論した。

イスラエル人、パレスチナ人を問わず一般市民が悲惨な目に遭っているのは、とにかくハマスの戦略の結果だ」と述べ、イスラエルには自衛権があると主張した。

イスラエルは、パレスチナの人々に対してではなく、ハマスに対して防衛のための戦いをしているとし、「ジェノサイドの重要な要素である、ある民族を全体的あるいは部分的に滅ぼすという意図は全くない」と述べた。

提訴した南アフリカについては、ガザ軍事作戦の停止命令を裁判所に申し立てることで「イスラエル固有の自衛権を侵害し、イスラエルを無防備にしようとしている」と指摘。申し立ては名誉を毀損するもので却下されるべきだと主張した。

ICJは今月中に緊急措置を命じるかどうかの判断を下すとみられる。大量虐殺に関しての判断はその時点では下されず、審理に何年もかかる可能性がある。

ICJの判断は最終となり上訴はできない。ただ、ICJに強制力はない。

ハーグではパレスチナの支持者が国旗を掲げて行進。ICJ前の巨大スクリーンに映し出された審理でイスラエル側の発言を聞くと一斉に「嘘つき!嘘つき!」と叫んだ。

一方で、イスラエル支持者らも、ハマスの人質の家族を呼んで集会を開いた。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・イスラエル報復作戦「鉄の剣」・地上作戦拡大・シファ病院突入・人質解放合意・2日延長合意・6日目(午前7時まで)・さらに1日延長合意・作戦再開・南部地上侵攻開始・第3段階・国際司法裁判所(ICJ)・イスラエル外務省法律顧問「イスラエル人、パレスチナ人を問わず一般市民が悲惨な目に遭っているのは、とにかくハマスの戦略の結果だ」「イスラエルは、パレスチナの人々に対してではなく、ハマスに対して防衛のための戦いをしている」「ジェノサイドの重要な要素である、ある民族を全体的あるいは部分的に滅ぼすという意図は全くない」「提訴した南アフリカは、ガザ軍事作戦の停止命令を裁判所に申し立てることでイスラエル固有の自衛権を侵害し、イスラエルを無防備にしようとしている」「申し立ては名誉を毀損するもので却下されるべきだ」)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・98日目①)