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ドイツ政府は15日、物価の変動を加味した去年1年間の名目GDPが前の年から6.3%増え、およそ4兆1200億ユーロだったと発表しました。

日銀が公表している去年の為替レートの平均でユーロからドルに換算すると、およそ4兆4500億ドルとなります。

日本の去年1月から9月までの名目GDPは436兆円余りで、去年1年間でドイツをドルベースで上回るには来月(2月)発表される去年10月から12月までのGDPが190兆円程度となる必要があります。

おととし(2022年)の10月から12月の名目GDPは147兆円余りだったことから、ドイツを上回ることは難しいとみられていて、ドル換算で日本はドイツに抜かれ世界4位になる見通しが強まりました。

背景には、GDPが日本では円安ドル高が進んで目減りする一方、ドイツではウクライナ侵攻の影響などで物価が高騰して押し上げられたことがあります。

IMF国際通貨基金は去年のドイツの名目GDPが日本を抜いて世界3位になるという見通しを示しています。

1位はアメリカ、2位は中国となってます。

一方、物価の影響を除いた実質では去年のドイツのGDPの伸び率はマイナス0.3%と、3年ぶりのマイナス成長で経済の先行きには不透明感が出ています。

専門家 “日本の経済成長の伸び悩み”
IMF国際通貨基金によりますと、日本はデータの残る1980年以降、ドル換算した名目GDPアメリカに次ぐ世界2位の経済大国の地位を保っていました。

しかし、2000年代に入ると中国が「世界の工場」として急速な成長を続け、2010年には2位の座を奪われました。

その後、3位を維持していますが、米中に大きく水を開けられています。

こうした中、IMFは去年10月、去年の日本の名目GDPが、おととしより0.2%減り、ドイツに逆転されて世界4位になるという見通しを示しました。

名目GDPは、物価の変動に左右されるため、ドイツの物価上昇率の高さが反映されることや、円安ドル高の影響で、日本のGDPをドル換算すると目減りすることが主な理由とみられます。

IMFは、経済規模の比較には、物価の変動を除いた実質の成長率など、さまざまな指標を確認する必要があるという見方を示しています。

一方、三菱UFJリサーチ&コンサルティング小林真一郎主席研究員は「名目GDPは、物価などが反映されるため、実感に近い数値とも言える。物価と為替の影響で順位が入れ代わるというのは、日本の経済成長の伸び悩みを示している」と話しています。

日本の去年1年間のGDPの速報値は、2月15日に公表されることになっていて、ドイツとの比較が注目されます。

#経済統計(日本・名目GDP・2023年・ドイツに抜かれ世界4位になる見通し)

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#経済統計(日本・GDP・2022年・ドル建て・世界全体に占める割合4.2%(過去最低)・規模は米中国に続く3位のまま・1人当たりではイタリアに抜かれて最下位)