インド北部 イスラムと所有権争ってきた土地にヒンドゥー寺院https://t.co/2wkCiNxFO4 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 22, 2024
インド北部のアヨーディヤでは、22日、ヒンドゥー教の寺院の落成式が行われ、映画俳優やスポーツ選手など8000人が招待され、モディ首相は「きょうは新たな時代の幕開けだ」とスピーチしました。
アヨーディヤをめぐっては、16世紀にムガール帝国がイスラム教のモスクを建てましたが、「ラーマ神」が誕生した聖地と訴えるヒンドゥー教徒も土地の所有権を主張してきました。
1992年には、ヒンドゥー教徒の一部が暴徒化してこのモスクを破壊し、宗教対立が激化して全国的な暴動が起き、2000人近くが死亡する事態となりました。
5年前にヒンドゥー教徒側に土地の所有を認める判決が出され、モスクの跡地にヒンドゥー教の寺院の建設が進められてきました。
インドではことし5月までに総選挙が実施される予定で、モディ首相は、国民の大多数を占めるヒンドゥー教徒に、寺院建設を進めてきた実績を強くアピールする姿勢をみせています。
一方、野党側からは、宗教の式典を政治的に利用していると強い批判が出ています。
#インド(アヨーディヤ・ヒンドゥー教徒「『ラーマ神』が誕生した聖地」・ヒンドゥー教寺院落成式・16世紀ムガール帝国イスラム教モスク跡地)
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