ギャングが刑務所襲撃 約4000人脱獄か ハイチで非常事態宣言https://t.co/F83Mel8rgH #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) March 6, 2024
カリブ海の島国ハイチで治安が急速に悪化し、ギャングが刑務所を襲撃し、およそ4000人の囚人が脱獄したとみられています。政府は非常事態を宣言しています。
ハイチ政府や複数のメディアによりますと、2日、ギャングが国内最大規模の刑務所2か所を襲撃し、およそ4000人の囚人が脱獄したとみられるということです。
OCHA=国連人道問題調整事務所によりますと、首都を中心にアンリ首相に反発する勢力による混乱が広がっていて、およそ1万5000人の住民が避難を余儀なくされているということです。
ハイチ政府は、治安が急速に悪化していることから首都のポルトープランスを含む地域に非常事態を宣言し、夜間の外出などを制限しています。
刑務所への襲撃は、アンリ首相が国内の治安改善への協力を取り付けるためケニアを訪れていた隙に行われました。
ハイチでは2021年に当時の大統領が武装グループに暗殺される事件が起きて以降、ギャングによる支配が拡大し不安定な社会情勢が続いています。
ハイチ首相、プエルトリコに到着 治安悪化で帰国は不透明 https://t.co/UavyiL5NHm
— ロイター (@ReutersJapan) March 6, 2024
治安が悪化しているカリブ海の島国ハイチのアンリ首相は5日、米自治領プエルトリコに到着した。首相は先週、国連の多国籍部隊を派遣してもらう合意を結ぶためケニアを訪問して以来、消息が不明になっていた。
プエルトリコ政府は、アンリ氏が首都サンフアンに降り立ったことを確認した。
ハイチではギャングの暴動で治安が悪化。刑務所では大規模な脱獄が発生し、政府は3日に非常事態を宣言した。空港を含め、多くの商業活動が停止している。
ギャング集団のトップはアンリ氏の退陣と国外追放を求めており、同氏がいつどのようにして母国に帰れるかは依然不明だ。
国連の移民関連事務所は週末、ハイチで少なくとも1万5000人が暴動のために家を追われたと発表した。
人権団体プラン・インターナショナルによると、首都ポルトープランスの住民の多くが北部の農村地帯に逃れたが、暴動が北部にも広がり農村地帯の住民は食料不足に直面している。
ハイチでは2021年にモイーズ大統領が暗殺されて以来、ギャングが支配地域を広げてきた。アンリ氏は2月までに退任すると約束していたが、治安悪化を理由に手続きを引き延ばしている。
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