【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(6月1日の動き)https://t.co/BQiznaguUI #nhk_news
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米、ウクライナによるロシア領内への米供与兵器使用を容認=国務長官 https://t.co/u8nAGy6Q7H
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ブリンケン米国務長官は31日、バイデン大統領がウクライナに対し、ロシアとの国境に近いウクライナ北東部ハリコフ周辺を攻撃するロシア領内の標的に対し、米国が供与した兵器の使用を容認したことを明らかにした。
北大西洋条約機構(NATO)非公式外相理事会後にチェコ・プラハでの記者会見で述べた。ウクライナからの要請に基づくものだとしている。
ブリンケン氏は、バイデン氏の容認がロシアの他の都市などの標的にも拡大するかどうかは言及しなかった。
バイデン氏はこれまでウクライナがロシア領内への攻撃に米国供与の兵器を使用することを断固として容認してこなかった方針を大幅に転換したことになる。
ブリンケン氏は、米政権の今回の動きは戦場に合わせて調整するという米国の戦略の表れで、米国はハリコフ地域と周辺で起きている事態に対応するものだと説明した。
ブリンケン氏は「ここ数週間、侵攻からの防衛のためわれわれが提供している兵器を使用できるようウクライナから要請があった。ロシア側国境に集結してウクライナを攻撃するロシア軍に対するものが含まれる」と発言。「要請は大統領に報告され、大統領はその目的のために兵器の使用を認めた。今後もこれまでわれわれがやってきたことを続けて行く。つまり、必要に応じて適応し調整していくということだ」と述べた。
#ウク豚(ゼレ)
米長官 ウクライナ供与兵器でのロシア領内攻撃を一部許可https://t.co/ELwD3cKoI9 #nhk_news
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アメリカのバイデン政権は、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナに対して、東部ハルキウ州の防衛を目的に、自国が供与した兵器でロシア領内を攻撃することを許可したと発表しました。ウクライナ国内での使用に限定していたこれまでの方針を転換した形で、今後の戦況への影響が注目されます。
ウクライナ東部ハルキウ州ではロシア軍が先月、国境を越えて州内に侵入し、国境周辺の複数の集落を掌握したと発表したほか、ミサイルなどで住宅街を攻撃するなど攻勢を強めています。
こうした中、アメリカのブリンケン国務長官は31日、訪問先のチェコで記者会見し、バイデン大統領がウクライナ側の要請を受けて、アメリカが供与した兵器でロシア領内の国境沿いに集結するロシア軍部隊などを攻撃することを許可したと明らかにしました。
アメリカはこれまで供与した兵器についてウクライナ国内での使用に限定するよう求めてきましたが、ロシア領内の一部の地域への攻撃を認める方針に転換した形です。
アメリカ政府当局者によりますと、認められるのはハルキウ州の防衛のための使用で、射程の長いミサイルで国境から離れたロシア領内を攻撃することは引き続き、許可していないとしています。
ドイツ政府も供与兵器でのロシア領内攻撃を認めると発表
また、ドイツ政府も31日、ウクライナが、ハルキウ州への攻撃を防ぐために、ドイツが供与した兵器でロシア領内に攻撃を行うことを認めると発表しました。ドイツのショルツ首相は戦闘の拡大を防ぐためとして、欧米製の兵器によるロシア領内への攻撃には慎重な姿勢を示してきました。
ウクライナへの最大の支援国アメリカと、それに次ぐ規模のドイツがそろって方針を転換させたことで今後の戦況への影響が注目されます。
ゼレンスキー大統領 SNSでバイデン大統領に謝意
ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、SNSでバイデン大統領に対し謝意を示した上で「ウクライナと国民をロシアのテロや、戦争を拡大する試みからこれまで以上に守れるようになる歓迎すべき一歩だ」と評価しました。そして「こうした断固とした効果的な対応を取り続けるべきだ」として各国に支援の強化を呼びかけました。
ゼレンスキー大統領「欧米の兵器を使うのは時間の問題」
ゼレンスキー大統領は31日、訪問先のスウェーデンで北欧各国の首脳とともに行った記者会見で「ロシア領内で欧米の兵器を使うのは時間の問題だと思う」と述べました。一方で「戦闘機を使う可能性があるかは今のところ分からない」と述べ、デンマークなどが近く供与するとしているF16戦闘機をロシア領内で使用することについては慎重な姿勢も見せました。
また、ゼレンスキー大統領はこの日、新たにスウェーデン、ノルウェー、そしてアイスランドと2国間の安全保障協定を結び、これでウクライナが安全保障協定を結んだ国は15か国となりました。
ウクライナ、スウェーデンなどと相次ぎ安保協定締結 https://t.co/7SiI7YJuKs
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ウクライナのゼレンスキー大統領は31日、スウェーデン、ノルウェーと相次いで長期安全保障協定を締結した。アイスランドとも安全保障協定を結び、ウクライナが西側諸国と締結した協定数は15となった。ロシアとの戦闘のための軍事支援拡大を求める中、西側諸国はウクライナ支援で結束する姿勢を鮮明にした。
ゼレンスキー氏は、西側諸国がウクライナにロシア国内の標的を攻撃できる兵器の使用を許可するかどうか議論する中、スウェーデンを訪問。北東部のハリコフがロシア軍の攻撃にさらされており、ウクライナがロシア領土を攻撃するために西側諸国の兵器を使用することは「時間の問題」だと述べた。
北欧諸国の首脳とゼレンスキー氏は共同声明で「ウクライナとわれわれ自身の生産能力を高め、ウクライナの戦闘を優位にできる兵器の需要を満たすよう共に努力する」と強調した。
スウェーデンのクリステション首相は「あなた方は自らの自由のためだけでなく、われわれの自由と安全のためにも戦っている」と述べた。
ウクライナはノルウェーと10年間の安全保障協定を結んだほか、アイスランドとも長期安全保障協定を締結した。ウクライナは、デンマークとフィンランドとの間でもそれぞれ2月と4月に10年間の安全保障協定を締結している。
欧州各国 ウクライナへの軍事支援強化 早期警戒管制機の供与もhttps://t.co/7KM8aqm3IR #nhk_news
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ロシア軍がウクライナ東部などで攻勢を強める中、北欧のスウェーデンが空中や海上の遠距離の標的を識別する能力を持つ早期警戒管制機の供与を決めるなど、ヨーロッパ各国は、ウクライナへの軍事支援を強化する姿勢を示しています。
スウェーデンは先月29日、ウクライナの防空能力を強化するとして過去最大規模となる11億6000万ユーロ、日本円でおよそ2000億円の追加支援を発表し、この中にレーダーを備え、空中や海上の遠距離の標的を識別する能力を持つ早期警戒管制機が含まれると明らかにしました。
この軍用機についてイギリスの有力紙ガーディアンは「ソビエト崩壊後にウクライナがこのような能力を持つのは初めてだ」としたうえで、得られた情報は、ウクライナに供与される予定となっているF16戦闘機にも送ることができると伝えています。
また、ウクライナのメディアも「これまでは地上のレーダーを使って空域を監視するしかなかった」と意義を強調しています。
一方、ドイツのピストリウス国防相は先月30日、新たに5億ユーロ、日本円でおよそ850億円の軍事支援を行うことを明らかにしました。
防空システムのミサイルや黒海での偵察などに用いるための無人機、それにすでに供与している戦車などのスペアパーツが含まれるということです。
ロシア軍の死傷者 5月は最多の1日1200人と推計 英国防省https://t.co/TP3ffD2mYg #nhk_news
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ロシア軍がウクライナ東部ハルキウ州など各前線で攻勢を強める中、イギリス国防省は、ロシア軍の5月の1日当たりの死者とけが人の数が、これまでで最も多くなったという推計を示しました。
犠牲をいとわない形でロシア軍の激しい攻撃が続いていると見られます。ロシア軍は、5月からウクライナ東部ハルキウ州に国境を越えて侵入し、攻勢を強めていて、ロシアのベロウソフ国防相は31日に「敵は8キロから9キロの後退を余儀なくされている」と述べました。
そのうえで5月は、28の集落を掌握したとしています。
ただ、イギリス国防省は31日、2022年の侵攻開始以降、ロシア軍の死者とけが人を合わせた数は50万人にのぼり、5月の1日当たりでは、この数が1200人と、最も多くなったという推計を示しました。
その理由として、戦闘が各前線の広範囲にわたっている可能性に触れたうえで、「ロシア軍の兵士は限られた訓練しか受けていない可能性が高く、複雑な作戦を遂行することができない。このため、小規模だが犠牲が多く出る波状的な攻撃を行っている」として、ロシア軍は犠牲をいとわない人海戦術もとりながら、激しい攻撃を続けているという見方を示しました。
アメリカやドイツは、ハルキウ州の防衛強化を目的に、これまでの方針を転換して、自国が供与した武器で、ウクライナがロシア領内を攻撃することを許可する考えを示していて、戦闘がさらに激しくなることも想定されます。
NATO事務総長、武器使用制限解除巡るプーチン氏の警告を一蹴 https://t.co/5M5L3gb4iB
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北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は31日、ウクライナに西側諸国が供与した武器を使ってロシア領土内を攻撃するのを認めれば緊張が高まりかねないとするロシアのプーチン大統領の警告を一蹴した。
プラハで開かれたNATO外相会議の合間に、NATO加盟国はこれまで何度も同様の警告を聞いてきたとし、自衛は緊張の高まりではないと述べた。
バイデン米大統領は政策を大きく転換し、ウクライナが米供与の武器でロシア国内を攻撃することを一部容認した。ブリンケン国務長官がプラハで確認した。
ドイツ政府報道官も31日、ウクライナは国際法に従い、ロシアとの国境に近いウクライナ北東部ハリコフ周辺に対しロシア国内から行われる攻撃への自衛手段として、ドイツが供与した武器を使用できると述べた。
またオランダのハンケ・ブラウンス・スロット外相はプラハで、武器の使用に地理的制限を課すことなくウクライナの自衛権を強調した。
🇷🇺ロシアは🇪🇺欧州の核地図を発表した。欧州にあるすべてのNATO基地がターゲット…
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) May 31, 2024
ロシア深部での核攻撃を想定した戦略レーダー早期警戒システムへの攻撃を背景にロシアはヨーロッパへの「核地図」を発表。… pic.twitter.com/tKVWCvN8P1
🇷🇺ロシアは🇪🇺欧州の核地図を発表した。欧州にあるすべてのNATO基地がターゲット…
ロシア深部での核攻撃を想定した戦略レーダー早期警戒システムへの攻撃を背景にロシアはヨーロッパへの「核地図」を発表。
「ロシアは攻撃に北朝鮮供与の武器を使用」韓国国防相が非難https://t.co/XlokLkLRhK #nhk_news
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韓国のシン・ウォンシク(申源※是)国防相は、ロシアによるウクライナへの攻撃に北朝鮮から供与された武器が使われていることが、次々と明らかになっていると指摘したうえで、「国連安保理決議に違反する政権からの武器支援は、国際社会に対する裏切りだ」としてロシアと北朝鮮を強く非難しました。
韓国のシン・ウォンシク国防相は、1日午前に、シンガポールで開かれているアジア安全保障会議で朝鮮半島情勢について演説しました。
この中で、ロシアによるウクライナへの攻撃に、北朝鮮から供与された武器が使われていることが次々と明らかになっていると指摘しました。
そのうえで、「ロシアは、国連安全保障理事会の常任理事国として平和の守護者であるべきだが、安保理決議に違反する政権から武器支援を受けている。国際社会に対する裏切りだ」と強く非難しました。
そして、「北は武器取引の見返りとして受け取った資金や技術を活用し、軍事力強化に拍車をかけるだろう。国際社会の平和を脅かす深刻な脅威だ」と述べて、武器取引を直ちにやめるように求めました。
ロシアと北朝鮮は、これまで両国間の武器取引を否定していますが、北朝鮮が砲弾や弾道ミサイルを供与しているとして、関係国が警戒を強めています。
※「是」は「さんずい」に「是」。
プーチン政権 兵士の妻たちで作る団体を「外国の代理人」指定https://t.co/vsKx0JFjHI #nhk_news
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ロシアのプーチン政権は、ウクライナへの軍事侵攻をめぐって軍に動員された兵士の妻たちで作る団体やその代表者などについて、軍に否定的な印象を与えようとしたなどとして、スパイを意味する「外国の代理人」に指定しました。この団体の一部のメンバーは、侵攻を続ける政権を批判していて政権側が締めつけを強化しています。
ロシア法務省は31日、ロシア軍に動員された兵士の妻や家族などでつくる「プーチ・ダモイ」と、その代表者の1人、マリア・アンドレエワ氏などを、外国のスパイを意味する「外国の代理人」に指定しました。
指定した理由について、法務省は「ロシアとロシア軍に否定的な印象を与えることを目的に偽の情報を広めた」としています。
「プーチ・ダモイ」のメンバーの多くは、夫などの動員兵の帰還を求めるだけにとどまっていますが、中にはアンドレエワ氏のように一歩踏み込んで侵攻を続ける政権を批判する人もいます。
当局は次第にこうした人たちの活動に神経をとがらせるようになり、アンドレエワ氏はかつてNHKの取材に対し「正直なところ怖いですが、あとになって娘に『あの時お母さんは何をしたの?』と聞かれることのほうが怖い」と話し、活動を続ける決意を示していました。
ウクライナヘの軍事侵攻が長期化する中、プーチン政権は、侵攻に批判的な声に対する言論統制を強めていて、政権の意向に沿わない個人や団体が、次々と「外国の代理人」に指定され、活動の大幅な制限や監視の強化など当局の圧力を受けています。
銃撃されたスロバキアのフィツォ首相が退院 今後は自宅で療養https://t.co/R7gmMNLOrB #nhk_news
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先月銃撃され、病院で治療を受けていたヨーロッパ中部スロバキアのフィツォ首相が退院したと、地元メディアなどが報じました。今後は自宅で療養するということで、職務に復帰するめどは明らかになっていません。
スロバキアのフィツォ首相は先月15日、中部ハンドロバで銃撃され、命に関わる深刻な容体となり、病院で治療を受けていました。
地元メディアなどは31日、フィツォ氏が退院して首都ブラチスラバの自宅に戻ったと伝えました。
今後は自宅で療養を続けるということですが、職務に復帰するめどは明らかになっていません。
一方、ロイター通信はフィツォ氏を銃撃したとして拘束された71歳の男は、政府のメディア統制や隣国ウクライナへの軍事支援の停止などに反対し、所有していた銃で犯行に及ぶことを決めたと供述したと伝えています。
スロバキアでは政権与党が事件について、野党やメディアがフィツォ氏への反感をあおったことが要因だと非難していて、国内の政治的な対立が深刻化することも懸念されています。
#NATOexpansion
#反ロシア#対中露戦