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内閣府が10日公表した1-3月期実質国内総生産(GDP)2次速報は、前期比マイナス0.5%となり、四捨五入により1次速報と横ばいだった。年率では前期比マイナス1.8%で、1次速報のマイナス2.0%から上方修正された。

ロイター集計の民間予測中央値はマイナス1.9%だった。

 法人企業統計を反映し、設備投資が1次速報の前期比0.8%減から同0.4%減に上方修正された。民間在庫変動も寄与度が1次の0.2%増から0.3%増に引き上げられた。仕掛品の在庫が増えた。

 一方、家計最終消費は1次速報の前期比0.7%減から同0.8%減に下方修正された。携帯電話や高速道路料金などの3月利用実績が1次速報での推計よりも下振れた。

輸出も1次速報の前期比5.0%減から同5.1%減に引き下げられた。輸入は同3.4%減から同3.3%減に引き上げられた。輸出入はそれぞれデフレータの改定が修正要因。

ことし1月から3月までのGDP国内総生産の改定値は、実質の伸び率が年率換算でマイナス1.8%と、先月発表された速報値のマイナス2.0%から上方修正されました。

内閣府が発表したことし1月から3月までのGDPの改定値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてマイナス0.5%でした。

これが1年間続いた場合の年率に換算するとマイナス1.8%となり、先月(5月)16日に発表された速報値から0.2ポイント上方修正されました。

GDPの伸び率がマイナスとなるのは2期ぶりとなります。

▽企業の「設備投資」は今月3日に発表された最新の統計を反映した結果、前の3か月からの伸び率が速報値のマイナス0.8%からマイナス0.4%に引き上げられました。

一方、▽GDPの半分以上を占める「個人消費」の伸び率はマイナス0.7%と速報値と同じ水準となりました。

また、▽モノやサービスの輸出はマイナス5.1%と速報値から0.1ポイント引き下げられる一方、▽輸入はマイナス3.3%と0.1ポイント引き上げられました。

物価の上昇が続く中、賃上げや定額減税などによって消費を上向かせることができるかが焦点となります。

財務省が10日発表した国際収支状況速報によると、4月の経常収支は2兆0505億円の黒字となった。ロイターが実施した事前予測での中央値は1兆7376億円程度の黒字で、公表された黒字幅は予想を上回った。

輸入の伸びが輸出を上回ったことで貿易収支は6615億円の赤字と、前年同月から赤字幅を広げた。一方、第1次所得収支が3兆8328億円の黒字となり、全体の黒字を押し上げた。第2次所得収支は3993億円の赤字だった。