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イスラム組織ハマスによる昨年10月7日のイスラエル奇襲攻撃の被害者や親族100人以上が1日、同組織に支援を提供したとしてイラン、シリア、北朝鮮に少なくとも40億ドルの賠償を求める訴えを起こした。

有力ユダヤ人団体、名誉毀損防止同盟(ADL)は米首都ワシントンの連邦裁判所に訴状を提出。奇襲攻撃に関連し外国を相手取った訴訟としては最大で、ユダヤ人組織が支援する初のケースだと明らかにした。

訴状では3カ国がハマスに資金・軍事・戦術的支援を提供していると非難している。米政府は3カ国をテロ支援国家に指定している。

イスラエルによると、この攻撃では1200人以上が死亡、250人が人質に取られた。

一方、パレスチナ自治区ガザの保健当局によると、イスラエルによるガザでの攻撃では3万8000人近くが死亡している。

ADLのジョナサン・グリーンブラット代表は「イランは世界有数の反ユダヤ主義テロ支援国家であり、シリアや北朝鮮とともにホロコーストユダヤ人大量虐殺)以来最大となった反ユダヤ主義攻撃における役割に責任を負わなければならない」と述べた。

イランはすでに、この攻撃に関連して同様の訴訟に直面している。

イスラム組織ハマスへの攻勢を強めるイスラエル軍は1日もガザ地区の広い範囲で攻撃を続け、北部で戦闘員およそ20人を殺害したと主張しました。一方、イスラエルは、ハマスの重要な拠点があったと主張してきた病院の院長を解放し、拘束の正当性などについて批判が高まりそうです。

イスラエル軍は1日、ガザ地区の広い範囲で攻撃を続け、北部では戦闘員およそ20人を殺害し、武器の製造拠点を破壊したと主張したほか、南部ラファでも戦闘員への攻撃を行ったなどと強調しました。

ラファをめぐってガラント国防相「ラファ検問所と地下トンネルなどを閉じたことで、ハマスには武器を集める手段も負傷した戦闘員を治療する手段もないことは明らかだ。ハマスは消耗している」などと述べ、ハマスの壊滅に向けた作戦の進展をアピールしています。

ただ、地元メディアは住民の車両が攻撃されて死傷者が出ていると伝えるなど犠牲者は増え続けていて、地元の保健当局はこれまでに3万7900人が死亡したと発表しました。

一方、イスラエル当局は1日、去年11月に拘束したガザ地区最大のシファ病院の院長をほかの数十人のパレスチナ人とともに解放しました。

当時、イスラエル軍は院長の直接的な管理のもと、シファ病院がハマスの重要な拠点として使用されてきたという証拠に基づいて拘束したと主張していました。

解放の理由についてイスラエル当局は「収容施設のスペースを確保するためだ」などとしています。解放されたシファ病院の院長は「激しい拷問を受けた」などと証言していて拘束の正当性などに批判が高まりそうです。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・268日目②)

イスラエル軍が2日にパレスチナ自治区ガザ南部のいくつかの地区を攻撃し、数千人のパレスチナ人が自宅から避難した。

保健当局によると、パレスチナ人8人が死亡、数十人が負傷。一方、イスラエル軍は前日の戦闘で兵士2人が死亡したと発表した。

イスラエル軍は1日、ガザ南部ハンユニスの一部の町や村の住民に対し、自宅から避難するよう命じていた。

住民やイスラム組織ハマス系メディアによると、イスラエルの戦車や飛行機が指定地区を攻撃する中、命令を聞き入れなかった数千人が暗闇の中で避難を余儀なくされた。

55歳のビジネスマンで現地に住むタマー氏はチャットアプリを通じてロイターに「人々が自宅に戻り、がれきの上で生活を再建し始めるたびに占領者は戦車を派遣している」と訴えた。

2日にはこのほか、ガザ北部の人口密集地ゼイトゥーンでイスラエル軍戦車砲撃により17人のパレスチナ人が死亡。医療関係者が明らかにした。

イスラエル軍は、1日に約20発のロケット弾でハンユニスの地区を攻撃したと発表。標的には武器貯蔵施設や作戦センターが含まれていたとし、避難命令で民間人の被害が出ないようにする措置も取ったと説明した。

また、ハマスが住民を人間の盾として使っていると非難。ハマス側はイスラエル側の主張を否定している。

イスラエル軍はことし4月に部隊を撤収させたガザ地区南部ハンユニスの一部に退避を通告し、多くの住民がさらなる避難を強いられています。ハンユニスではイスラエル軍による攻撃で死傷者が出ているとされ、イスラム組織ハマスに対する掃討作戦が再び行われることで人道状況のさらなる悪化が懸念されます。

ガザ地区ハマスへの攻勢を強めるイスラエル軍は1日、ガザ地区南部のハンユニスの東側を対象に、住民に直ちに退避するよう通告を出しました。

地元メディアはハンユニスの東側ではイスラエル軍による激しい攻撃があり、多数の死傷者が出ていると伝えています。

NHKガザ事務所が退避先となったハンユニスの西側で撮影した映像には、住民が着の身着のままで避難する様子が写っています。

住民のほとんどが徒歩での避難を強いられ、家財道具を両手で抱えて避難する幼い子どもたちの姿が見られたほか、病院にけがをした人や子どもの遺体が運ばれてくる様子も確認できます。

避難した住民の1人は「どこに行けばよいのかわからず、今夜は路上で過ごすことになるでしょう。私たち民間人が何をしたというのでしょうか」と話していました。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ことし4月にイスラエル軍が部隊を撤収させたハンユニスでハマスが再結集する動きを指摘していて、掃討作戦が再び行われることで人道状況のさらなる悪化が懸念されます。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・269日目①)