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関東有数の観光地、神奈川県の江の島で夜間にバイクや車の騒音に対する苦情が増えているとして、警察は13日から島につながる橋のゲートを、午後10時から翌朝5時まで閉鎖することになりました。こうした閉鎖は、かつて暴走族への対策として行われて以来、28年ぶりだということです。

藤沢市にある江の島は、島につながる江の島大橋を通って島内に入ってくるバイクや車が、夜間から早朝にかけて、後を絶たないのが現状です。

島内には、およそ300人の住民が住んでいますが「エンジン音がうるさくて眠れない」などと、騒音の苦情が増えていて、その件数はことし1月から5月までに、86件に上るということです。

警察は「島内の平穏と安全を保つため」として、13日から江の島大橋のゲートを閉鎖することになりました。

閉鎖の時間は午後10時から翌朝5時までで、住民など、この時間帯に出入りする必要がある場合は許可証が発行されます。

夜間から早朝までの閉鎖は、1989年頃から96年頃にかけて、暴走族対策として行って以来、28年ぶりだということです。

町内会会長「夜は静かな江の島を取り戻したい」

夜間から早朝までの江の島大橋の閉鎖について、島内に住み土産物店を営む堀江茂雄さんは「夜間にエンジン音のうるさい車やバイク、大きな話し声などが耳について眠れないことがあります。今回の対策で少しでも騒音問題がなくなればいいと思います」と話していました。

また、江の島の3つの町内会を取りまとめている「江の島振興連絡協議会」の湯浅裕一会長は「江の島には騒音を立てながらオートバイなどで入ってくる人が長い間、後を絶ちません。とりわけ道路の近くに住んでいる人が眠れない状況になっているので、夜は静かな江の島を取り戻したい」と話していました。

大阪地方検察庁でトップの検事正を務めた64歳の弁護士について、検察は6年前、当時住んでいた大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪で起訴しました。

起訴されたのは、2018年2月から2019年11月まで大阪地検のトップの検事正を務めた、弁護士の北川健太郎被告(64)です。

検察によりますと、北川元検事正は、2018年9月、当時住んでいた大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われています。

検察は、認否について明らかにしていません。

検察によりますと、事件の前、被害者を含む複数人で飲食店で酒を飲み、関係者によりますと、その後、宿舎で2人で飲酒していたということです。

ことしに入って、被害者から検察に申告があり、捜査していました。

先月、大阪高等検察庁が元検事正を逮捕した際、容疑の詳しい内容について「被害者のプライバシーを考慮した」として明らかにしていませんでした。

大阪高検 小橋次席検事「極めて遺憾 深くおわび」

大阪高等検察庁の小橋常和次席検事は「法令の順守に厳格であるべき検察庁の幹部職員が、在職期間中に重大な犯罪行為に及んだことは極めて遺憾であり、国民の皆様に深くおわびします。このような事態が二度と発生しないように幹部職員をはじめとした全職員の綱紀の保持の徹底に努めて参りたいと考えております」とコメントしています。

北川健太郎元検事正について

北川健太郎元検事正は石川県出身で金沢大学を卒業後、昭和60年に任官し、東京地検を振り出しに関西を中心にキャリアを重ねてきました。

大阪地検刑事部長や次席検事、それに最高検刑事部長などを歴任し、大阪地検のトップの検事正を最後に、定年まで数年を残して2019年11月に退官しました。

退官したあとは、大阪弁護士会に弁護士登録しています。

関係者によりますと、北川元検事正は「関西検察のエース」と呼ばれ、高検トップの「検事長候補の1人」との声も上がっていたということです。

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兵庫県の元局長が作成した斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどとする文書への対応をめぐり、片山副知事は、幹部として県政を混乱させた責任を取りたいなどとして辞職する意向を固め、知事に伝えました。

兵庫県の元・西播磨県民局長はことし3月、斎藤知事にパワハラの疑いがあるなどとする文書を作成し、報道機関や県議会の関係者などに送り、その後の内部調査の結果「文書の核心的な部分が事実ではない」として停職3か月の懲戒処分を受けました。

これについて県は、中立性と客観性を担保して再調査を行うよう県議会から要請されたことを踏まえ、第三者機関の設置を決めたほか、元局長は県議会が設置した「百条委員会」に証人として出席することになっていましたが、今月7日、姫路市内で死亡しているのが見つかり、警察は状況から自殺した可能性があるとみて調べています。

こうした中、兵庫県の片山安孝副知事は、一連の対応をめぐり、幹部の一人として、県政を混乱させた責任を取りたいなどとして、辞職する意向を固め、11日、斎藤知事に伝えました。

片山副知事は、昭和58年に兵庫県庁に入り、産業労働部長などを経て、斎藤知事が就任した翌月の2021年9月から副知事を務めています。

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