マクロン仏大統領、新首相にバルニエ氏を指名-AFP https://t.co/QeaPXmOzwF
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) September 5, 2024
フランスのマクロン大統領は、英国の欧州連合(EU)離脱でEU側の首席交渉官を務めたミシェル・バルニエ氏を新首相に指名した。保守派の重鎮である同氏に、分裂した議会で重要な財政関連法案を通過させるという微妙なかじ取りが求められる仕事を託した。
突然の解散総選挙後にどの勢力も単独の政権樹立に必要な過半数を持たない国民議会(下院)が誕生したフランスで、首相指名は数カ月にわたった政治的不確実性に終止符を打つための第一歩になる。
Michel Barnier
ミシェル・バルニエ氏Photographer: Jeremy Suyker/Bloomberg
フランス株の指標であるCAC40指数は新首相指名が伝わると、下げ幅を縮めた。銀行株は上昇し、ソシエテ・ジェネラルは4%高、BNPパリバは2.9%高となった。フランス国債とドイツ国債のスプレッドは一時、7月以降で初めて70ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を下回った。
バルニエ氏(73)は過去数カ月にぎわせた政治的論争にほとんど関与せず、どの党からも反対が出にくい。左派の新人民戦線は最多議席を獲得したため新政権を率いることを主張していたが、マクロン大統領は左派連合の推す首相は直ちに不信任を突きつけられるだろうと却下していた。
ここ数日では、マリーヌ・ルペン氏率いる極右の国民連合(RN)が交渉のキングメーカーに浮上。首相候補として名前が挙がっている政治家の多くに批判的だったが、バルニエ氏についてはどのような政策を提案するのか待つことができると、より柔軟な姿勢を示した。
バルニエ氏の当面の課題は、議会内の左派、右派、中道派のイデオロギー的な亀裂を橋渡しできる内閣を発足させることだ。不信任案を乗り切り今後数週間で2025年予算を円滑に成立させるためには、バランス感覚が極めて重要になる。フランスの野党は、いかなる状況でも財政法案に反対票を投じる伝統がある。
原題:*FRANCE-GERMANY SPREAD BELOW 70BPS FOR FIRST TIME SINCE JULY、Macron Names Former Brexit Czar Barnier as France’s New Premier、Macron Names Barnier as France’s New Prime Minister: AFP(抜粋)
仏首相にバルニエ氏、最高齢 外相やEU首席交渉官など歴任 https://t.co/UDPEQWPx4b
— ロイター (@ReutersJapan) September 6, 2024
フランスのマクロン大統領は5日、7月に辞任したアタル首相の後任に、英国の欧州連合(EU)離脱でEU側の首席交渉官を務めたベテラン政治家のミシェル・バルニエ氏(73)を指名した。
アタル氏が戦後の第5共和制の首相として最年少だったのに対し、バルニエ氏は最年長。7月の国民議会(下院)総選挙の決戦投票で左派連合、マクロン氏が率いる中道連合、極右「国民連合(RN)」のいずれも過半数議席に届かないハングパーラメント(宙づり議会)の結果となり、政局の混迷により新首相の指名が持ち越しとなっていた。
バルニエ氏は首相府で、全ての政治グループの意見を聞いて医療や治安、雇用、公的債務の問題に優先的に対応する考えを表明。「国民は尊重と団結、融和が必要だと訴えている」と述べた。
同氏は外相や農相など閣僚経験もある。
左派連合は、保守派のバルニエ氏を指名したことでマクロン大統領が選挙結果を無視したと非難。バルニエ氏の指名に反対するデモを呼びかけた。ただ、単独でバルニエ氏の選出を阻止できるほどの議席数は持っていない。
極右の国民連合(RN)は、今のところバルニエ氏の首相就任を支持しているが、移民や安全保障などの問題で同党の要求が満たされなければ支持を撤回する可能性があると示唆している。
ドイツのショルツ首相はバルニエ氏が力を発揮し、多くの成果を出せるよう祈るとコメント。EUのフォンデアライエン欧州委員長はバルニエ氏が「欧州とフランスの利益を大事にしていると分かっている」と述べた。
フランス新首相にバルニエ元外相を任命 左派連合からは反発もhttps://t.co/AjzwHGNhUq #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 5, 2024
フランスのマクロン大統領は、7月の議会選挙のあと、後任が決まっていなかった新たな首相に、外相などを歴任した、右派の共和党のバルニエ氏を任命しました。選挙で最大勢力となった左派の連合からは反発も出ていて、政治の混乱が収束するかは不透明な情勢です。
フランスでは、7月に決選投票が行われた議会下院にあたる国民議会の選挙で、マクロン大統領の与党連合が大幅に議席を減らし、アタル首相が辞任しましたが、どの勢力も過半数の議席を獲得できなかったため、後任の人事が決まらない異例の事態が続いていました。
こうしたなか、マクロン大統領は5日、新たな首相に右派の共和党のミシェル・バルニエ氏を任命しました。
バルニエ氏は73歳。
シラク元大統領のもとで外相を務めたほか、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱交渉で、EU側の首席交渉官を務めました。
地元メディアは難しい交渉を担ったバルニエ氏の能力が評価されたといった見方などを伝えています。
バルニエ氏は5日夜、首相府で演説し「すべての政治勢力を尊重し、耳を傾ける必要がある」と述べ、各政党と連携していく姿勢を示しました。
一方、議会選挙を受けて最大勢力となった左派の連合の幹部などからは、新しい首相が左派の政党から選ばれなかったことについて「選挙結果の否定だ」といった反発も出ていて、政治の混乱が収束するかは不透明な情勢です。
ドイツは1930年代に似てきた。当時、共産党(今の緑の党と同じ)が社民政権を左から揺さぶり、政治がめちゃくちゃになった。
— 池田信夫 (@ikedanob) September 5, 2024
それを抑えようと保守派が利用したのがナチスだった。AfDは公然とナチスを擁護している。 https://t.co/mwvqypM3rb
#EU