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ブラジルの決済会社イーバンクスが9日公表した調査結果によると、同国の即時決済システム「ピックス」は来年にも国内オンライン決済市場のシェアがクレジットカードを上回る見通しだ。

ピックスは2020年末にブラジル中央銀行によって導入され、急速に普及した。ほとんど無料で即時決済ができるため、送金や購入で最も使われるツールの1つとなっている。
調査結果では、25年末までにオンライン決済市場のシェアはピックスが44%、クレジットカードが41%となる見通し。今年の前回調査では、ピックスのシェアがクレジットカードにほぼ並ぶのは26年末と予想されていた。

イーバンクスのディレクター、ジュリアナ・エチェベリ氏はロイターに、ピックスが金融包摂アプローチを主導し、より多くの業者に即時決済システムを導入するよう促すことになったと説明した。

同氏はまた、デジタル市場における小売業や旅行業の成長からも、ピックスにとっての明るい展望が描けると付け加えた。

中銀は今後数年でピックスに分割払いなどの新たな機能を追加する方で、クレジットカードへの脅威は一段と強まりそうだ。

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