メキシコ初の女性大統領就任、シェインバウム氏 財政再建が課題 https://t.co/xzUMpioWdG https://t.co/xzUMpioWdG
— ロイター (@ReutersJapan) October 1, 2024
メキシコで1日、クラウディア・シェインバウム氏(62)が女性として初めて大統領に就任した。任期は6年間となる。
この日開催された就任式でシェインバウム氏は、女性の権利を強化し、引き続き海外からの投資を呼び込む方針を掲げた。
シェインバウム氏は気候科学者で、メキシコ市市長を務めた経歴も持つ。
ロペスオブラドール前大統領は最低賃金の倍増や貧困・失業対策などで人気を博し、後継者となるシェインバウム氏を大統領選での圧勝に導いた。
しかし、「変化を伴う継続」を約束してきたシェインバウム氏は、1980年代以来最大の財政赤字と経済成長の停滞を引き継ぐことになる。
専門家は歳入増には税制改革が必要だと指摘するが、シェインバウム氏は抜本的な税制改革は計画していないと公言している。
投資銀行ブラデスコBBIのエコノミスト、ベルナルド・カイザーマン氏は「現在市場が抱いている好意的な見方を維持したいのであれば、重要な財政再建策を実行しなければならないだろう」と述べた。
メキシコで初めての女性大統領 シェインバウム氏の就任式https://t.co/5U9zr8y74M #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) October 2, 2024
ことし6月のメキシコ大統領選挙で当選したクラウディア・シェインバウム氏の就任式が1日、首都メキシコシティーで行われ、国で初めての女性大統領が誕生しました。
シェインバウム氏は、ことし6月に行われたメキシコ大統領選挙に与党の左派政党「国家再生運動」から立候補し野党の候補に大差をつけて当選しました。
1日、首都メキシコシティーで行われた就任式でシェインバウム氏は「私は母であり、祖母であり、科学者であり、信心深い女性であり、きょうからは民意によりメキシコ大統領となった」と演説しました。
議場からはスペイン語で「大統領」を意味する「プレジデンタ!」という掛け声があがり、メキシコ初の女性大統領の誕生を祝福しました。
シェインバウム氏は62歳。科学者として、気候変動に関する研究に取り組み、2018年から2023年までメキシコシティー初の女性市長を務めました。
メキシコでは麻薬組織による殺人や誘拐などの暴力事件が後をたたず、治安の回復が差し迫った課題になっています。
また、11月に行われる隣国アメリカの大統領選挙の結果次第では移民や貿易などの政策がメキシコに大きな影響を及ぼす可能性もあり、シェインバウム氏の手腕が問われることになります。
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