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アフリカのスーダンで、軍と準軍事組織による武力衝突が始まってから15日で2年となります。戦闘の長期化でこれまでに2万8000人以上が死亡したとされるほか、1200万人以上が国内外で避難を余儀なくされるなど、人道状況の悪化が続いています。

スーダンではおととし4月15日、軍と準軍事組織RSF=即応支援部隊の武力衝突が始まり、大規模な戦闘に発展しました。

戦闘は各地で断続的に続いてきましたが、軍は先月末に、RSFが大部分を掌握してきた首都ハルツームを奪還したと宣言しました。

ただ、RSFは西部のダルフール地方にとどまっており、スーダン全土での戦闘の終結は見通せない状況です。

世界の紛争地の情報を集めているNGO「ACLED」によりますと、戦闘の長期化でこれまでに2万8000人以上が死亡したとされています。

また、国連は1240万人以上が家を追われ、国内外で避難を余儀なくされているほか、人口の3分の2を超えるおよそ3040万人が、何らかの人道支援を必要としているとしていて、人道状況の悪化が続いています。

ただ、支援のための資金は目標の10%ほどしか集まっておらず、治安の悪化で活動も制限されていて、国連は、国際社会に支援の強化を訴えています。

スーダン軍は先月26日に、RSF=即応支援部隊が大部分を掌握してきた首都ハルツームを奪還したと宣言しました。

今月3日にハルツーム市内で撮影された映像では、多くの建物の壁や窓が壊れ、黒く焼け焦げたようなあとが至る所で見られます。
RSFが防衛ラインとして使っていたとされる場所では、道路の中央にれんがなどが積まれたままで、多数の薬きょうも残されていて、激しい戦闘があったことがうかがえます。

現地の住民などによりますと、強盗など治安の悪化が続いていて、インフラも大きな影響を受けているということです。

戦闘員が自宅に押し行ってきたという女性は、家の門を開けなかったところ戦闘員が木を登って敷地に入って発砲し、母親が大けがをしたと話していました。

また、女性によりますと去年末まではわずかながらも水道が使えたものの、今は使えなくなり、購入した水をタンクにためて使っているということです。

女性は、「昼夜を問わず2年間、しっかり眠ることができませんでした。家から出ることもできず、食べ物もなく、とても大変でした」と話していました。

また、親戚がRSF側に捕らえられ、虐待を受けたと訴える別の女性は、「この2年は、私たちの人生で最も厳しい日々でした。戦争が終わり、スーダンが以前のように戻ってほしいです」と話していました。

#のスーダン


#アフリカ(250415)

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