アジア安全保障会議始まる 米中双方の温度差際立つhttps://t.co/RHvWtS0Zcq #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) May 30, 2025
アジアや欧米の国防相らが集まる「アジア安全保障会議」が30日から始まり、アメリカのトランプ政権がインド太平洋地域への関与をどう打ち出すのかが焦点となる中、対立する中国は国防相の参加を見送るとともに、代表による演説も取りやめる異例の対応をとっていて、双方の温度差が際立っています。
「アジア安全保障会議」は日本時間の30日午後9時すぎ、シンガポールで始まりました。
これに先立ちアメリカのヘグセス国防長官は、現地でオーストラリアのマールズ国防相と会談し、オーストラリア側によりますと、インド太平洋地域への揺るぎない関与などについて議論したということです。
ヘグセス国防長官は日本の中谷防衛大臣など、各国と会談するほか、31日の会議で演説する予定で、中国が圧力を強める台湾や南シナ海の情勢など、アジアの安全保障の課題への関与をトランプ政権としてどう打ち出すのかが焦点です。
一方、中国は、去年まで4回続けてきた国防相の出席を見送り、軍直属の国防大学の代表団の派遣にとどめました。
さらに6月1日予定されていた代表による演説も取りやめる異例の対応をとっています。
複数の軍幹部なども参加するアメリカとの温度差は際立っていて、中国としては、トランプ政権との関税をめぐる交渉の行方が不透明な中、双方の意見の隔たりが大きい安全保障の議論を避ける思惑もあるとみられます。
中国の専門家「この会議は中国にとって1つの枠組みにすぎない」
アジア安全保障会議に参加している清華大学戦略安全研究センターの周波シニアフェローはNHKなどの取材に応じ、中国が国防相の参加を見送ったことについて、理由は分からないとしたうえで、「この会議は中国にとっては1つの枠組みにすぎない。中国には『香山フォーラム』という枠組みもあり、そこには国防相が必ず出席するだろう」と述べ、中国が主導する別の安全保障の国際会議をより重視する考えを示しました。
そのうえで周氏は「中国の立場は必ずしも国防相が発表すべきものではなく、別の人でも発表できる。中国の立場に突然大きな変化が起きることもないだろう」と述べました。
一方で、周氏は今回の会議では31日行われるヘグセス国防長官の演説を最も注目しているとしたうえで、「安全保障分野でのトランプ政権の方針は必ずしも明らかではない。個人的にはこれまでの政策を継続するとみている」と述べました。
#アジア安全保障会議
【NATOはアジアでの活動を拡大する=マクロン大統領】
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) May 31, 2025
🇫🇷中国が欧州における北朝鮮軍の関与を制限しない場合、NATOはアジアでの活動を拡大する。フランスのマクロン大統領は世界の国防幹部らが集まる「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)で次のように述べた。… pic.twitter.com/3y99WQNoE7
🇫🇷中国が欧州における北朝鮮軍の関与を制限しない場合、NATOはアジアでの活動を拡大する。フランスのマクロン大統領は世界の国防幹部らが集まる「アジア安全保障会議」(シャングリラ会合)で次のように述べた。
「北朝鮮がロシアと協力して欧州の大地で活動していることの結果として何が起こるか、それは我々全員にとって大きな問題だ。だからこそ、NATOが東南アジアやアジアに関与することを望まないのであれば、中国は北朝鮮が欧州の地に関与することを許すべきでない」
また、欧州とアジアは安全保障と貿易の分野で戦略的自立を達成するために協力しなければならないとも述べ、欧州とアジア太平洋諸国間の自由貿易協定締結を求めた。
マクロン大統領によると、課題は共通の基準と原則に基づく自由貿易協定の構築であり、「超大国による」決定の「巻き添え被害者」になりたくない国を全て団結させることだという。フランスは米中関係に依存しない「第三の道」をインド太平洋地域における戦略として提案する模様。
仏大統領「米中分裂が最大のリスク」、インド太平洋との連携強調 https://t.co/UdeNmsIRQJ https://t.co/UdeNmsIRQJ
— ロイター (@ReutersJapan) May 30, 2025
フランスのマクロン大統領は30日、世界の2大経済大国である米中の分裂こそが現在世界が直面している主要なリスクであるとの認識を示し、フランスとインド太平洋諸国の間で新たな連携を築く必要性を強調した。
マクロン大統領は、シンガポールで行われたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)の演説で、「フランスは米国の友人であり同盟国である。また時に意見が合わず競い合うこともあるが、中国は友人であり、協力関係にある」と強調。
「行動の連携が必要な時代が到来しており、共に行動できる国々がその実現に向けてあらゆる手段を自らに与えることが求められている」と連携強化を求めた。
マクロン氏は、アジアと欧州は世界秩序の崩壊を防ぐという共通の利益を持っているとの考えも示した。
さらに、米国と欧州がウクライナにおけるロシアの戦争を終結させることができなければ、インド太平洋地域における信頼性にも影響が出るだろうと警告。中国が台湾への圧力を強めていることを念頭に「ロシアがいかなる制限も制約もなく、国際秩序からのいかなる反応もなくウクライナ領土の一部を奪うことが許されると考えると、台湾では何が起きるだろうか」と述べた。
#東南アジア(250531)