運用は証券会社を通じて行い、月2〜3%の配当も出していたが、米大手証券会社リーマン・ブラザーズが破綻(はたん)した「リーマンショック」で状況が一変。着物や貴金属を売って作った資金を、返還や配当金にあてるなど自転車操業に陥った。
今年に入ってからは、資金の返還を求める出資者が続出。未明まで「金を返せ」と言われるなど心身共に疲れ果て、26日早朝に家族で家を出た。
主婦は、出資金の私的流用を否定する一方、出資法に抵触する元本を保証しての資金集めについては認め、今後については、「弁護士と相談し、謝罪と出資金の返還方法を考えたい。法的な裁きも受けるつもり。本当に申し訳ないことをした」と話した。