特捜部は偽装献金の捜査をほぼ終えているとされ、近く鳩山氏から虚偽記載への関与を否定する上申書の提出を受け、来週にも懇話会の会計事務担当だった元公設第1秘書を政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で在宅起訴する方針。
特捜部は資金提供の実態解明のため、実姉から参考人聴取したという。実姉は虚偽記載についてはまったく知らなかったとされる。
鳩山家関係者によると、鳩山氏は実姉と邦夫氏の3人きょうだい。実姉は鳩山家関連財団の理事を務めるが、政治に直接のかかわりはない。実母の身の回りの世話をしていたという。
鳩山氏についても上申書提出を受け、聴取を見送る方針。鳩山氏は元公設秘書らの刑事処分後、実母からの資金提供が結果的に贈与に当たることを認め、修正申告する意向だ。