「なぜ、(本土のメディアや政治の場で)こうしたことが話題にならないのか不思議でならない」ということを大田さんは、何度も繰り返した。ひとつは、米太平洋軍が「グアム統合軍事開発計画」(08年7月)を策定。この計画にもとづいて「グアム統合マスタープラン」(08年4月)を決定して、80000頁に及ぶ膨大な「環境アセスメント案」(09年1月)を公表している。
この環境アセスを受けてグアムでは4月〜5月に「住民投票」が行なわれることに注目すべきだと大田さんは言う。「辺野古新基地を認移転」も動かないぞというのは一種の脅しであって、米軍再編の方針に基づいたグアムの米軍統合計画は着々と進んでいるということをもっと認識すべきだし、より細かな実情を調べあげた上で米側との交渉を行なうべきだと大田氏は言う。
- 作者: 吉田健正
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- 発売日: 2010/02/01
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