今回の「鳩山・小沢ダブル辞任」の辞意表明を受け、党内がショック状態にあった2日夕、菅氏はいち早く官邸に乗り込み、「私なりに考えたうえで、代表選に立候補したい」と首相に伝えた。
まるで、3者会談に出席した小沢氏と輿石東参院議員会長(74)しか知らなかったはずの「鳩山辞意表明」を事前に知っていたかのような電光石火の行動だ。
「菅氏も樽床氏も小沢別動隊ではないのか?」との見方に対し、「非小沢」系中堅議員は少し考えた後、「小沢色を排除しなければ党内の支持を集められないだけでなく、参院選でも勝てないことを、菅氏が誰よりも知っているはずだ」と期待感を示した。