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民主代表選:「脱小沢」の旗降ろす

 前原グループ野田佳彦財務相のグループと並び、首相に「脱小沢」を迫ってきた。しかし、小沢氏の出馬表明後、仙谷氏は激突回避に動いた。29日、ロシアから帰国した鳩山由紀夫前首相に東京都内のホテルで面会を求め、「ギリギリまで妥協点を探りたい。争わずに一つにまとまる方向を追求すべきだ」との考えを伝えた。その後、記者団に「挙党一致のイメージがそれぞれ違うのかなと思っていて、それは突き合わせをやれば解決できる」と語り、小沢陣営との接点を探る姿勢をみせた。


 枝野氏も30日の菅・鳩山会談の前に行った記者会見で「党を割るつもりのある方が代表選にそもそも立候補することはあり得ないと思っている」とけん制しつつ「代表選が終わればすべての党の役職はリセットになる」と幹事長続投にこだわらない考えを示唆した。

小沢氏の出馬表明前は「小沢氏が何十人か引き連れて党を割れば、かえってすっきりしていい」との声も聞かれたが、国会議員の多数派工作で後れを取り、党分裂が政権崩壊につながる危機感が前原グループ内でも高まった。

 ただ、菅首相と鳩山氏が確認したのは「トロイカ体制の原点を大事にする」というあいまいな文言。菅首相は25日の鳩山氏との会談で「最高顧問」などの名誉職的なポストを小沢氏に用意する意向を示し、鳩山氏が強く反発して26日の小沢氏の出馬表明に至った経緯がある。菅首相は30日夜、「人事権とカネ」つまり幹事長や財務委員長のポストを小沢氏側に渡す考えのないことを周辺に伝えた。

 グループ内には「しっかり戦うべきではないかという思いがある」(松木謙公衆院議員)などと、割り切れない思いも残る。

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